ただの男がバイクで世界一周を叶えるまでの記録。

高校生からの夢、バイクで世界一周を叶えるまでの記録をまとめたブログ。旅の理由、決断に至るまで、お金のこと、旅の準備、旅の様子など、考えうる全てを後に続くライダーのために残したいと思っています。

機動性・防水性・防振性を損なうことなくミラーレス一眼を携行する方法

おはようございます、ゆうしろうです。

 

昨日から観続けているスマプリも第15話目、母の日回です(※今日はキュアピースにジャンケン勝ちました)。みゆきちゃんが不器用なりにお母さんに気持ちを伝えようとする姿が沁みる。

ハトプリ観てても思ったことがあります。

プリキュア観て育った子供達が悪い子に育つわけがねえ。

そんなハートフルで笑える作品です。あかねちゃんの尻に敷かれたい。

 

さて本題です。

カメラ引っ提げてバイク旅を続ける際に最大の問題となるのが、その積載・携行方法。

この問題にある程度の答えを見つけたため共有させて下さい。あくまで私なりの答えですが。

 

結論:ウエストバッグ+インナークッション+仕切りクッション(底用)+簡易防水バッグ

f:id:fasasabi:20211201103815j:image

 

 

バイク旅とカメラの皮肉な相性

この二つの趣味、最高に合うのです。

車よりも機動性に長けるバイクは、野外撮影に赴くのにも、純粋にその絵面からも非常に相性がいいと私は考えています。バイクで自由に走って、お気に入りの景色やその時だけの景色に出会った時に、自由にシャッターを切る。とても満たされる瞬間です。

 

しかし、カメラは振動に弱いです。細かな振動を与え続けることで、通常の使用ではありえない故障…例えばネジが緩むなども考えられます。

野ざらしのバイクでは、突然の雨にも晒されます。防水性もしくは防滴性を有しないカメラだと、一撃で壊れることもあります。

カメラの振動対策のために体に身につけることがありますが、転倒した場合は大きな確率でカメラも地面に叩きつけることになります。

 

このように、バイク旅とカメラの相性は、皮肉なものとなっているのです。まるで絶対に叶わぬ恋のように(プリキュア観ながら吐くセリフか?これが)。

 

それぞれの弱点の関係性

①振動対策

ウエストバッグが理想

前述したように、路面やバイク本体から生まれる振動からカメラを守るには、体に身に付けるのが一番です。人間の体は70%が水分(小学生の時にシャーマンキングで習いました)なので、肉体が振動を吸収してくれるのです。

しかし、身に付けると体に負担が掛かります。そのため、ウエストバッグなどの腹部に巻きつける物が、重さも分散され上半身もある程度自由に動けるため、適していると言えます。

転けたらカメラも道連れ

運良く綺麗に着地できたら守ることもできますが、それに一生懸命になると今度は無理して身体を壊すかもしれません。

また、そのカメラ自体が地面落下時に身体に突き刺さり、骨や内臓を破壊するかもしれません。たぶんこれが最悪のパターンです。

つまり、振動対策のためには、万が一の転倒のリスクを背負う必要があります。

②雨対策

防水性のオン・オフの切り替えが理想

完全防水のカメラバッグやウエストバッグがあれば一番です。

ただ、完全防水のバッグだと通気性に欠けるためカメラが湿気に弱いことを考えると換気に気をつける必要があります。また、浸水した場合通常のバッグに比べ乾きにくいのも欠点です。

雨の気配を感じたら、簡易的にビニール袋で包むのも、完全防水のバッグに一時的に避難させるのもありです。

一時避難の場合、その防水バッグにも振動対策のためクッション性を持たせる必要があります。柔らかい物、ウエスなどでぐるぐる巻にして簡易的に守ることはできます。

雨対策に関しては、この対策のために何かを犠牲にするという点はあまりない印象です。

③転倒(衝撃)対策

リアキャリア中心部が理想

身体に身に付けていると転倒時にカメラも巻き込みます。

よって、転倒時に地面に叩きつけられない箇所に積載することが理想です。

オフロードレースのように、背負い投げくらったようにバイクが縦回転して吹っ飛ぶことは無いと思います。大抵、車体の側面が地面に叩きつけられるものです。

そのため、リアキャリアの中心部に、なるべく車体から離した位置に積載するのが一番だと考えます。

機動性を失う

しかし常にリア積載のバッグなどに積載している場合、撮りたい時にいちいち後ろを振り返って取り出す必要があります。私の場合は、振り返るだけでは取り出せないので、一度サイドスタンドを立てて、バイクを降りて、バッグを開いて取り出す作業が必要です。

「それだけならよくね?」と思われるかもしれませんが、このたった1分にも満たない作業が、写真を撮るという心を鈍らせます。写真を楽しむためには、なによりもまずは手軽さ、機動性が重要だと私は考えています。

また、車体に積載すると、身体に身に付けるほどの振動対策は期待できません。

守るという点では最強の堅牢さを誇るジュラルミン製のカメラケースもありますが、取り出しは更に手間を要し、バイク自体の軽快さも犠牲になりかねません。

つまり、転倒対策に本気になるならある程度の振動も覚悟しなければならず、機動性も捧げなければならないということです。

 

悩み抜いて出した自分のスタイルf:id:fasasabi:20211201103919j:image

左から

・モンベルプロテクションアクアペル

・他のカメラバッグの仕切り

・ハクバインナークッション

f:id:fasasabi:20211201103923j:image

学生時代から使っている二代目ノースフェイスのウエストバッグです。腰に回すのは当然として、襷掛けして背中に回せば運動性も上がるので機動性も最高です。両サイドのドリンクホルダーも、オカリナやねんどろいど、帽子やタオルも入り便利です。

f:id:fasasabi:20211201103931j:image

インナークッションをはめ込みます。

サイズを測って、ジャストなものを選んでいます。これにより、絶対条件となる振動対策はある程度クリアです。ハクバは様々なサイズがあるので助かります。

f:id:fasasabi:20211201103937j:image

更なる振動・衝撃対策のため、底面に他のカメラバッグから拝借した仕切りを敷きます。これにより、硬く凹凸のある地面に仮置きする際も安心できます。

f:id:fasasabi:20211201105344j:image

更にアクアペルを敷きます。空気を含みとても柔らかいため、振動対策の向上となります。衝撃に対しては期待しません。

f:id:fasasabi:20211201105610j:image

カメラ収めたらこんな感じです。ジャストフィット。右側の1/3ほどのスペースは、お供のねんどろいどを一時的に入れたりしています。

f:id:fasasabi:20211201110147j:image

走行時は腰に回していますが、歩き回る際は襷掛けにします。一瞬で終わる作業のためストレスはありません。リアのバッグから取り出して、ウエストバッグに移して…などを考えると、機動性に非常に優れます。

f:id:fasasabi:20211201110629j:image

雨が降りそうだったらアクアペルに包みます。これでスコールで瞬殺されることは防げます。

f:id:fasasabi:20211201111635j:image
f:id:fasasabi:20211201111639j:image
f:id:fasasabi:20211201111642j:image

雨を確信したらすぐさまインナークッションごとリアキャリアドラムバッグに載せた、完全防水防塵のエンデュリスタンハリケーンバックパックに移動させます。これで完全に防水性を確保でき、車体との間に柔軟なドラムバッグを挟んでいるため、車体に積載可能な箇所の中では最も振動の少ない箇所に積載できることになります。

サイドバッグなどと違い、すぐにアクセスできるのも利点です。

f:id:fasasabi:20211201112627j:image

アクアペルは柔らかく、簡易防水であるため地面に仮置きする際にも便利です。

ねんどろいど撮影の際に活躍しています。

 

 

譲れなかったもの

・とにかくバイクで走る限り振動からは逃れられないため、振動対策は十分にしている

・写真を楽しむためには何よりも機動性が重要であるため、常に楽に且つ様々な方法で身につけられるウエストバッグを使用し、機動性を最高のものとした

・アクアペルの簡易防水と、ハリケーンバックパックの完全防水の二段構えで、常時防水のスタイルを取らないで済むことにより機動性を失わずに済み、防水性も完璧に近い状態を確保した

諦めたもの

・常時完全防水ではないため、いくらカメラに防滴性があるとは言え怠慢・慢心で油断すると死ぬ

走行中に派手に転けたら一撃で破壊される

・身に付けている時間が長いため、夏場は暑さを感じ、肉体的に多少の負担となることは逃れられない

 

 

実際にどうなのか

最高です。間違いない答えだと手応えを感じています。最高に気に入った写真が何枚も生まれました。

今のところ雨に降られてアタフタすることも皆無。振動を気にしながら走るという非常に精神衛生上悪い時間も訪れていません。

あとは転倒さえしなければ、というとこですね。

不安定な場所に仮置きしたりする悪癖も矯正済みです。足元に置く際も蹴飛ばさないように厳重に管理し、それを自然に行えるようになっています。

 

 

まとめ

くそ長くなりました。スマホで書く量ではないですね…。

しかし、それだけ真剣に頭を悩ませて出した結論だという証明になったかと思います。いや本当に、永遠の問題なのですよこれは…。

壊れたら修理したり買い替えたりするものですが、それができない旅ですからね。

この出した答えが本番で通用したら、ねえ…?

だからやめられんのですよ。