ただの男がバイクで世界一周を叶えるまでの記録。

高校生からの夢、バイクで世界一周を叶えるまでの記録をまとめたブログ。旅の理由、決断に至るまで、お金のこと、旅の準備、旅の様子など、考えうる全てを後に続くライダーのために残したいと思っています。

装備の軽量化を考える

おはようございます、西村雄志郎ファササビです。

 

 

 

先日紹介した本の内の一冊である、バイクの鉄人賀曽利隆氏『海外ツーリング完全ガイド』を読み終わりました。

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www.fasasabi.com

 

いやあ、凄いですよこの本は。

1/3は賀曽利さんの過去の旅を振り返り、残りはガッツリと海外ツーリングの攻略法が設けられてます。

「徹底準備編」「徹底実践編」とに分かれており、すべてが参考になる内容でした。

この本に付いても後日詳しく紹介したいですね。

とりあえず同志に伝えたいのは、この本はMUST BUYです。

 

 

 

そんな鉄人の我々への数々の助言から、私が特に読了後印象に残ったのが以下の言葉。

 

 

 

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カソリング70 | 生涯旅人、賀曽利隆の70代編旅日記

「軽く、少なく、シンプルに」が基本。

海外ツーリングの荷物づくりの大原則は、いかに荷物を軽くするか、いかに荷物の点数を少なくするか、いかに荷づくりした荷物の個数を減らすか、だと思う。

 

 

 

このお題について取り上げられている章以外でも、何度も「シンプルが一番」「軽いのが一番」とのことを口酸っぱくした様子で言われています。

 

 

「軽く、少なく、シンプルに」。

鉄人が言うなら間違いないよな・・・。

この考えがどれだけ重要か整理したいと思います。

 

 

 

旅のスタイル:軽装備か軽装備か

色んな旅の、ツーリングのスタイルがあります。キャンプとか山登りなどのアウトドアもこの話題は尽きないですよね。

長期の、海外での、250㏄クラスの単気筒オフロードバイクを使用した場合の、それぞれのメリットデメリットまとめます。

 

軽装備

メリット

・軽量のためフットワークが軽い、運転しやすい

・車重も軽くなり、スタックしにくくなる(砂漠、沼地走行時)

・車体への負担が減り、パーツ等の寿命も伸びる

・管理する荷物の数が少なくて済む(失くしたり、盗まれる点数も減る)

・宿へ荷物を運びこむのが楽

・現地で荷物が増えても柔軟に対応可能

 

デメリット

・いざという時に必要なものがなく困るかもしれない

 

メリットだらけです。それだけストレスがなくなり、伸び伸びと旅を続けられるでしょう。スタックすると、脱出するのに膨大なエネルギーを要するため、これが少なくなるのはバイク旅においてとても大きなメリットです。

デメリットは私が想像できるのはこの一つですが、当然これが大きい。必要だと思うから重装備になってしまうわけですからね。つまり間違いのないように装備を選択する必要があります。

 

 

重装備

メリット

・物が多ければそれだけ色んな状況に対応可能

 

デメリット

・人間。バイク共にフットワークが重くなる

・車重も重くなり、スタックしやすくなる(砂漠、沼地走行時)

・車体への負荷が大きく、パーツ等の寿命が通常より短くなる

・管理する荷物の数が多く、ストレスとなる(失くすもの、盗まれる物の点数も増える)

・宿へ荷物を運びこむのが大変

・現地で荷物が増えた場合、パッキング(積載)に四苦八苦する又はパッキングできない

 

軽装備のメリットデメリットの真逆となります。メリットは魅力的ですが、長期の旅となるとデメリットがどうしても大きい。

フットワークが重いと気が向いたとこに行こうと思っても気が乗らなかったりします。パーツの消耗が増えるとお金も掛かるし、思わぬトラブルを引き起こし走り続けることに不安を抱くようになります。

 

 

軽装備重装備まとめ

くどいかと思いましたが頭の整理も兼ねてつらつらと挙げてみましたが、間違いなく軽装備で走るべきですね。

これが私の相棒の様な中型クラスのバイクでなく、いわゆるアドベンチャーツーリング用の大型バイクなら重装備でのデメリットもいくらか解決できるんですけどね(それでもスタック地獄からは逃げられませんが)。

今回は相棒に無理させるわけにもいかんので、装備を厳選して軽装備で臨みます。

 

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決してマッチョではないセローにやたらめったら積載すると車体は悲鳴を上げて思わぬトラブルを引き起こす。このシートバッグを中身一杯にして、リア両サイドにバッグを振ればもう限界。

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片や冒険バイク代表のBMWのGSシリーズ。少なくともセローの2倍は積載可能だろう。しかしフットワークと引き換えではある(腕にもよる)。

 

 

 

総重量を左右する装備

ではどうやって軽量化を図るか。点数を絞ることも大事ですが、まずは重くなりがちな野営道具に求める条件から考えます。

 

テント

・軽い素材

・シンプルな構造

・必要最低限の居住性

 

シュラフ

・天然ダウン素材

 

ナイフ

・ハーフタング

・ステンレス製

・点数を減らす

 

ペグ

・アルミ、プラスチック製(鋳鉄以外)

・点数を減らす

 

コッヘル

・アルミ、ステンレス製

・点数を減らす

 

簡単に挙げてみました。

まとめると、素材と、その役割を果たすのに最低限必要な点数により総重量が大きく変わりそうです。

となると、今まで迷っていたテントの厳選、ペグの厳選は自ずと答えが出てきます。これもまた後日。

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先に言ってしまうと、アライテント一択か。相談に乗ってくれた同志K、すまん・・・。

 

株式会社アライテント■商品ラインナップ > テント > トレックライズ・シリーズ

 

www.fasasabi.com

 

 

 

とにかく点数を減らす

積載の多くを占める野営道具などは以上のようにして軽くするしかありません。

では他に軽量化を図るとなると、やはり携行する荷物の点数自体を減らすしかありません。これが最も簡単で、最も勇気が必要かもしれません。

私も読了後自身の携行品チェックリストを見てみたのですが、あらまあ無駄が多い多い!恥ずかしいものですが、参考までに一部を先に例えとして挙げます。

 

日用品&備品
歯ブラシ 
糸ようじ 裁縫セットの糸で良いんじゃ?
爪切り
耳栓
替えメガネ
メモ帳
日記帳(A4ノート)
筆ペン、ボールペン
シュマグ(速乾タオル兼用)
電動髭剃り たまにカミソリで良いんじゃ?
鼻毛カッター レザーマンの鋏で十分
手ぬぐい シュマグかどっちかにすべき
カラビナ複数
サングラス
コンプレッションバッグ
洗濯袋(バケツ) ドライバッグで兼用できる
スタッフバッグ(衣類分け用)
手鏡 水面鏡で良いだろ
S字フック カラビナで兼用できるんじゃ?
リップ ワセリンで兼用できる
裁縫セット
海外用変換プラグ
携帯湯沸かし器
 

 

という風に、点数を減らそうと思えばどんどん減らすことができます。

パッとツッコミを入れていっただけで7点も減りましたね。

このリストを作った時は本当に必要だと思って入れていますからね。面白いものです。

先人たちの旅の記録を読んで、軽装備のメリットを感じたために決断できるんだと思います。

 

 

 

まとめ

・軽い物を選ぶ(だからといってわざわざお金出して新調はしない)

・点数を減らす

・一つの物で二通り三通りの役割を果たせるようにする

・無いものは無いなりに現地で柔軟に工夫することを楽しむ

 

最後に鉄人の言葉。

 

「物がなくなれば、その分だけ物に縛られることもなくなり、より自由に、より心豊かに世界を駆けまわることができるのだ」。

 

 

人によっては色々思わさせられる言葉ではないだろうか。私はそうだった・・・。

これからの装備厳選はこの軽量化を第一前提に詰めていきたいと思います!

足るを知る者は富む・・・。

 

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