2/14 曇り時々雨
23:43 Camping HUAI
昨夜も寝落ち。てか寒くて色んな活動のやる気が削がれる。
昨日はウシュアイアの街を観光。ついでに色んなミッションを済ませた。
まず一つ。ガスバーナーGET。
やはりOD缶のシングルバーナーを買っとこうと、ここまでの道中思ったのだ。
とにかく、パタゴニアは薪が拾えない。それに、ガスバーナー一つあれば飯は冷たくとも熱い紅茶やコーヒーを飲んで眠りにつくことができるのだ。それくらいこっちの夜は寒い。昼飯休憩だって自由なタイミングで取れるようにもなる。このことのなんと幸せなことか…。
街のまともなお店にいい感じにコンパクトで信頼できそうなのがあったため、少し迷った末購入した。現金なくて一度取りに戻ったけどね。
二つ目はオイル交換。
HONDAの看板を掲げた小さな街の修理屋でお願いした。他にも色んな箇所をチェックしてくれた。稼働部に油差したりも。
ステッカーがたくさん窓に貼ってるのを見るに、俺のような旅人を普段から世話しているのだろう。
三つ目はチェーンオイル。
さっきの修理屋には無かったため、テキトーに走ってたら見つけた中古自動車部品屋に聞いてみたらあった。今回は色も付いていないフツーのやつ。
ミッションは以上かな。
他にはパン屋のチュロスに感動したり、まあ歩いているだけでも楽しいし、GoProでいい街歩き動画も撮れた。今回は自分も入れてみたが、こっちの方が後で見ると楽しいかもね。
夜はリコリス見ながらワイン飲んで食ってブラックアウト。
アンナの差し入れで朝飯。
こんなコーヒーもあるのね。まあ美味くはない。
ガストンが「ユーシもどうだい?」と言って分けてくれたやつ。南米のパンらしい。
お犬様と。近所の犬が夜中吠えても静かにしている良い子。
よく晴れて街歩き日和だった。
ローラーブレード?こんなん売ってるの初めて見た。
山と海と坂。ほんと長崎に似てる。
あーあと2本くらいくっときゃ良かった…。
こっちの人はみんな手を繋いでいていいなと思う。
ニコニコ。このパンもめちゃくちゃ美味かった…。クロワッサンの進化版みたいな。
高い…が、ブルーレートなら何とか…。
喜びと反省の混じった顔。
半ば強制で彼の好みの遊びに調整されて運転しにくくなりあとで自分で戻した。なはは。
世界中にKURE製品があればと思う。マキタみたいに世界進出してくれんかな。
念のため動作確認。あのカチッと電気流して着火させるやつが分離してある珍しいタイプ。まあ日本で取り扱いのないモノだし記念にもなるかと思い購入したのもある。
ニャンコロと遊ぶ。作業の邪魔をするのは彼らの遺伝子に組み込まれているのだろうか。
晩飯に久々米を、しかも二合炊いたが、やはり二合だと上手く炊けない。それでも美味いけどね。
今朝は6時起き。夜中のうちに雨も止んでテント内への完全浸水は免れた。パレットの上に立てていたから床上浸水はないと安心していたが、フライの長辺の真ん中を張り忘れていたためにインナーにフライが引っ付いてそこから浸水が始まって焦った。反省だな。
飯食ってガストンとお喋りしてお互いの無事を祈って別れた。
俺が長崎出身だからか、やはり原爆についてよく聞かれる。「原爆投下についてどう思うか」と、日本では直球すぎるかもしれない質問だが、海外の人たちの気質だろうか、俺はこのくらいの方が真剣さが伝わってきて答える方も答えやすい。
しかし、それを英語で表現するのは俺に語学力があろうととても難しいことだ。「過去は変えられない。だから、俺たちの世代で平和な世界にしなければならない」なんて無難な返事しかできていない。それに、長崎の人間としての回答から逃げているのではないかとも思う。
もっと素直な意見を言うべきではないか。といっても、俺にはやはり語る口がない…。
アルゼンチンの経済崩壊についても話したが、師父が腐敗しているとガストンは言っていた。
日本はどうなんだろう。まあ、他国に自慢できるようなもんではないかな。
そういや高橋さんとも電話した。南米最南端到達のガッカリ感についてぶち撒けた。まあ、師匠やし一応の報告ってことで。
ゆなやんの声も聞いた。生徒会長職についてまだ3日目らしい。なはは。
言われてやっとアマプラでダウンローした『母をたずねて三千里』は、第一話から泣かせにきやがったので途中でやめてリコリスに切り替えた。
額賀さん達にも報告した。
俺はこんな感じだが、3人は祝福してくれた。確かにわかりやすい結果の一つだしな…。地図で見たら俺もよう走ったなとは思えた。
俺が2ヶ月で9,000km、額賀さんが7ヶ月で18,000km。お互いスローですな。
んで10時に出発して14時にトルウィンの街に戻り同じキャンプ場にINしてゆっくりとしていた。道中は昨夜降った雪で白くなった山々が美しかった。ドンキーの雪山ステージ。そういや朝から雪が降ってびびったな。
明日はリオ・グランデ。
あ、ヘッドライトが切れた。とりあえずヘッデンをメットに付けて何とかした。目の前ポリス走ってて笑った。
ブエノスアイレスで見てもらおう。それまではまあ、夜中走らんなら大丈夫やろ。
寝る。今日もいい日だった。
「山は見たかい?美しいぜ!」とガストンに言われて初めて気付いた。寒いわけだ。
仲良くなったことだし日記帳に一言お願いした。これを翻訳するのが宿題だなって。なっはっは。ガストンには日本語の挨拶を教えた。
行きと帰りで表情をガラッと変えた山々。
テンション上がる顔出しパネル!
そういやMOTOCAFEにも寄った。カルロス達がInstagramに投稿していて気になっていた場所。
日本人のタマキさんがウシュアイアに移住するまでのエピソードみたい。マスターが話してくれたが、たぶんそんな感じ。どなただろう。坪井さん達の世代なら知っているだろうか。
あえて日本語で書く方がきっと面白い。
見学料の代わりにリキュール買った。
空と山の境界線が曖昧なほどに真っ白。
寒いけど頑張って三脚立てて撮る。面倒さと記録しなきゃらならんと言う気持ちのせめぎ合い。
トルウィンの湖を見下ろす。
例のパン屋にて。細かすぎて邪魔なだけの小額紙幣を募金して片付けた。ついでに旅人援助に使われるなら本望。2枚目のはたぶん無料の給水機。
いつものチョリソーがなく、仕方なくぐるぐるを買ったが何かの儀式のようだ。玉ねぎと一緒にドロドロに煮込んで適宜お湯で薄めれば美味しいスープができるのを学んだ。
走行距離 130km
金 パン800 ガソリン600 バーバー12,000 オイル2,000 チェーンオイル700