1月25日(水)晴れ
14:06 Puerto Guadal
14時まで休憩のつもりが、額賀さん達とLINEしてたらもうこんな時間。まあいいか。
今日は天気も良くて、北に上がってきたら暖かいしでサイコーだ。
チェーン外れた話をしたが、額賀さんは今の所そう言った場面はないらしい。しかしクラッシュした際に脇腹がしばらく痛かったとか!?こういうとこクレイジーだよなあ。皆んなそれぞれイカれたとこがあるよな。
お父のことについても触れてくださり、俺の決断を応援すると言ってくれた。まいったな。
昨夜はかつひろにも話した。
おじちゃんの時、俺はもっと早く知っていれば今まで世話してもらったことへの感謝の言葉の一つくらい伝えられたかもしれないと後悔したからだ。それに、立場が逆でもかつひろなら同じようにしてくれるだろうと思って、早めに連絡した。会えるようになったら俺も行くよって言ってくれた。うん、お前ならそう言ってくれると思ったよ。
話したら俺も少し気が楽になった。額賀さん達にも聞いてもらえて、なおさらな。皆んな色々あるよな。何もなく生きている人なんていないんだろうな。
さて、あと100kmくらい。ここまでのアウストラルを戻って来た道ではいい写真も撮れた。はるかさんの言葉を聞いてから、風景写真について考えるようになってきたな。旅の先輩方の経験談はありがたい。
コックランからの道も絶景。往路では撮る余裕もなかったため、今回は意識して景色を眺めた。
今回の旅でも特に良いのが撮れたかなって写真。一瞬だけ日が射した時にちょうどセルフタイマーでシャッターが切れた。
21:33 Chile・Chico
地獄のオフロードを完走して無事に生きて街に辿り着いた。疲れた…。
コーナーの手前で爆風にバイクごと崖に押し出されそうになった時は死ぬかと思った。崖側ではあるが壁が反り立った場所だったため、そこにバイクごと風に押し出されてそのまま数分潰されて身動きが取れなかった。あそこは恐らく風の通り道だった。そのため、待っていても風は止まないため覚悟して一歩ずつバイクに跨ったまま進んで、脱出できた。
もしあれが崖が目の前のコーナーの途中でやって来ていたらと思うとゾッとする。あそこまでの風は今まで生きてきて初めてだった。
道も凸凹波打っていて最悪だった。ただ、景色は今までで一番凄かった。
街に着くとソッコーでキャンプ場入って飯食って酒飲んで一息ついている。
明日はいよいよ国境越えだ。20日ぶりだな。上手くいってくれよ。ねる。よっぱらった。
オフロードが始まる手前の街の標識。
高所恐怖症ながら頑張って撮った一枚。
竹森さんが推していたマーブル・カテドラル。ここで合ってるよな?
クソみたいな道ながらも単調ではない変化していく絶景に時たま足を止める。
展望台からの眺め。真っ直ぐ伸びた道を行けば国境に着くのだろうか。
この辺から当たり前にスーパーでガスが売っているのを見るようになった。
あの悪路の先の街ながらもとても充実したスーパーマーケットであることに驚く。アルゼンチン側の道は舗装されているということだろう。
もう疲れたので焚き火する気力もなく、冷たい飯。士気が下がるのを感じる…。
走行距離 210km
金 ガソリン1,225 食糧195 謎809