ただの男がバイクで世界一周を叶えるまでの記録。

高校生からの夢、バイクで世界一周を叶えるまでの記録をまとめたブログ。旅の理由、決断に至るまで、お金のこと、旅の準備、旅の様子など、考えうる全てを後に続くライダーのために残したいと思っています。

【Day65 O’Higgins〜Cochrane】またやらかす

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1月24日(火) 雨

 

6時起床7時出発。雨が止んでいるうちに撤収できてよかった。

オヒギンズはいい町だった。皆親切にしてくれ、キャンプ場もサイコーだった。

そういや昨日は最南端の看板のある港に行ったんだった。これにてアウストラル街道無事に完走。よう走ったよな。1,200kmくらいか。

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またなアミーゴ。君のキャンプ場は世界一だ。

 

 


帰りも順調のはずがやらかした。コックランまであと20kmのとこでチェーンが外れた。上り坂のカーブで。何てこった。最悪だ。轢かれないためにとりあえずクラクション鳴らしまくったら、丁度ライダーが来て助けてくれた。チェーンがスイングアームとホイールの間に挟まってたからアクスルシャフトを緩めて空間を作ったら何とか外せた。少し曲がっていたので力づくで曲げ直したら何とかスプロケットには噛み合ってくれた。

後は一人でできるためお礼を言って、何かできないかと非常食のプロテインバーを二人に渡そうとしたら、いいよいいよ君が持っておくべきだと断られた。ありがとう、本当に。正直ヒッチハイクも覚悟した。


彼らと別れてアクスルシャフトを締めようとしたら、何かおかしい。地面を掘り返したらやっぱり。カラーが砂に埋もれていた。おいおいやばかったな。紛失なんてしたら…。

またアクスルシャフトを抜かなければならないためどうすっかとしていたら、今度はタンデムライダーが現れて後輪を持ち上げて作業を手伝ってくれた。「他に問題はないか?」と俺を助けてくれた計4人のライダー達は何度も気遣ってくれた。フェリーの時間もあるだろうに。俺が同じ立場だったら、彼らのようにできるだろうか。本当に助けてくれてありがとう。

そういやお俺も朝からバッテリー上がりで立ち往生していた車の押し掛けを手伝ったな。神様は見てくれてたってか。

時速50kmでは走れるようなので、それからはヒヤヒヤしながら慎重に走り、16時にはコックランに帰って来られた。

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雨降って来た。彼岸島のアニキのコスプレしたいと長年思っている。
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濡れた甲板で滑らないように両足で着港まで踏ん張る。
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助けてくれたライダー達。本当に救われた気持ちだった。もう二度と同じ過ちは犯すまい。
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雨が止んできた。レンズの汚れに気付かぬまま撮る。

 


そしたらまたトラブル。

昨日買ったライトニングケーブルがもう故障!!急いで町の商店を巡って、これまた何とかゲットした。んで帰って来たら故障したはずのが動き始めるし、もうわけわからん。

 


21時半、日本時間の9時半からは福岡のラジオ番組モーニングジャム出演。チリでFM福岡を聴けるなんてな〜。いつも通りナカジーさんに上手に話を引き出してもらった。皆んなからしたらどんな感じに旅の話は聞こえているんだろう。今度はやらかした話をメインに話すことになった。楽しかったな。ねる。

 


走行距離 264km

金 ガソリン1,700 食糧1,210

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