3月6日(月)晴れ 暑い
8時起床。朝食にドーナツとパンとコーヒーをお母様が出して下さった。もちもちフワフワでmuy bien.
お母様とは昼前にお別れした。突然現れたアジア人に優しくしていただきありがとうございました。
キャンプ場ではあり得ない美しさと美味さ。ありがとうございます。
昼飯はミゲルが作ってくれた生パスタ。名はパスタだが、日本では見たことない謎の形。小さなパイみたいで、中に具が入っているらしい。粉チーズガッツリかけて食うと美味いらしい。
良いキッチンで羨ましいなと言うと、ミゲルは料理は全くしないから厨房に立つのは好きでないらしい。家事全般好きそうな男の部屋ではないもんなーなはは。その分フロウルが超得意なんだって。バランス釣り合ってて良いじゃない。
あ、何だか餅食いたくなる写真だな。きなこ掛けてるように見える…。
バランスと言えば、こんな話もした。
※割愛
いつかさんか市來が似たような話していたな。あいつは○○だったが。なはは。
※割愛
調理しながら、ミゲルが今後の俺の旅について相談に乗ってくれた。
タイヤの安いボリビアで交換することも考えたが、偽物も流通しているらしくミゲルも一度痛い目に遭ったらしいので、少し出費がデカくはなるが念のためにブエノスで換えておくことにした。
チェーンに癖がついたまま走り続けたことで、スプロケが変形していることもあるという。大した値段ではないため、チェーンと一緒に交換することにした。DIDのOリングのチェーンがあればいいが。
あとは現金だが、日本からWestern Unionで送金してもらうのがベストだと判断し、調べたところ幸いにも長崎に支店があり手続きも簡単なものなのでお母に電話で頼んだ。また借りができたな。
んでドルをこっちの支店で受け取って、両替商をやっているミゲルの友人にアルゼンチンペソに替えてもらう。ついでにボリビアペソも少し持っておこう。
バイクに関しては夕方ミゲルとお店回って、何とかチェーンとスプロケは手に入りそうだった。
あとはタイヤだ。ミゲルがいつも頼りにしているというネットワークで探してもらっている。
あ、それと強制保険。やっぱり入らないとダメなんだって。アホかよ。
ボリビア国境手前の軍の検問で追及されて、最悪バイク没収されるとか。現にR1200GSなどを返して貰えていないライダーもいるとか。でも俺のバイクはクソボロ中華製だからそこまではならんかもと。
これに関してもミゲルが保険屋で聞いてくれて、オンラインで手続きすれば良いことがわかった。千円も掛からないくらいくらい。安い。
ちなみにアレックスはこの手続きに四苦八苦しているようで、彼の文面を見ると本当にどうしようもなくて誰も信じられないと言うくらい追い詰められて参っていた。彼もミゲルがアドバイスして良い方向に向かえるようだ。アレックスに助けられてばかりだったのに、彼が苦しんでいる時に力になれなくて申し訳ない思いになった。
昼間の街歩き、ワクワクする。
ミゲルがチェーンのコマ数数えてくれた。高橋さんに教えてもらったってのに、情けねえ。
広角レンズでないと収めきれないほどの大きく古く美しい建物がそのままに残っている。
まさかの悟空とベジータ。アニメのTシャツを大量に扱ってるお店だった。もちろん非公式たろうが、何も言うまい!
これはタバコ一本ずつ売ってるのかな?悪くないな。
24:07 ミゲルんち
ミゲルとの晩飯から帰ってきた。
ミゲルの中ではNo. 1のハンバーガー屋に行くも、残念ながらシャッターが下りていた。次のお店も料理が全く出されずに(パンなどのバイキング形式)、4軒目に行った有名なピザ屋さんで落ち着いた。
まあ俺としては久々ミゲルと2ケツして(彼のバイクはでかいキャリアが付いているのでしっかり体を固定できて怖くない。アレックスのは狭いし慣性の法則忘れて飛ばすから怖い)、涼しい風を浴びながら夜の様相に変わったブエノスの街を走るだけで最高にエキサイティングだった。
公園も閉まっていたため、綺麗なアパートの玄関に二人並んで腰を下ろして食った。
今回のはアンチョビが使われたチーズたっぷりのピザらしいピザと、オニオンがこれまたチーズと大量に絡み合ったパイみたいなピザ。どっちも美味かったなあ…。アンチョビとチーズ合うね。ミゲルの言う通りアメリカンスタイルでオイリーだったが、俺は好きだよ。
食いながら映画の話をした。
ミゲルはタランティーノ作品が好きらしい。ワンスアポンアタイムのブルース・リーVSブラッドピットの場面を日本語字幕で探そうとして、ミゲルのスマホで日本語入力できるようにして遊んでいた。
自分のスマホで日本語が打てるのが面白かったようで、ついでにそのまま昨夜教えた「月が綺麗ですね」をフロウルに日本語で送って二人で爆笑していた。面白すぎだろ…!!
「ですね」を文末に付けることもNARUTOを観て学んだらしい。鬼鮫VSガイの動画を観て「これこれ!!」と言うから笑った。何回も観るうちに法則に気づいたらしい。マジですごいなNARUTOもミゲルも。岸本先生に教えてやりたい。
漢字の音読み訓読みの話で、「火遁をなぜhitonとは読まずkatonと読むの?」と聞かれたが、これもまた説明が大変だったが何とか伝わったと思う。
まず一つは文字を考えた人がそう決めたからってのと、結局はそっちのが響きが良いからだろうと話した。忍術を例にできるのが面白い。
オヒギンズで出会った青年のマキシは知らなかったが、ミゲルはターミネーター2のスペイン語吹き替えでの「SAYONARA BABY」を知っていて感動した。
んで俺はジャンプの漫画を切っ掛けに「Hasta la vista, baby」を覚えるというね。
こんな話で盛り上がっていたらポリスがやってきて散らされた。どうやら通報されたらしい。そりゃあな。お咎めなくsayonaraした。
いやマジで、海外の友人と現地で映画の話で盛り上がれるとか最高だな…!!ターミネーターもNARUTOも偉大すぎるぞ。
飲んだビールは必ず記録する。絶対にまた日本で飲んでやる。
全く読めねえ。
パン屋さんみたいだよな。めちゃくちゃ美味そう。
ピザ屋で立ち食い席あるって初めて。
ほんとに美味かった…!ミゲルのベストの場所ではないらしいが、最高に美味いよ。
漫画アニメ映画音楽。これら何かをしっていたら
んで帰ってきたが、タイヤに進展があった。ミゲルが属するWhatsAppのアルゼンチンライダーグループで、格安でちゃんとしたメーカーのバイクを売ってもらえることになった。早く貰うための海上輸送費込みタイヤ前後で5万ペソくらい。タイヤの高いアルゼンチンでは破格の値段だ。
結局ミゲルには、10日くらいお世話になったりしてな。
彼に素直に頼ってしっかり準備して後半戦に臨みたいのもあるが、俺はこの街のカオスが気に入った。今日、この街に来て平日の昼間に初めて歩いたが、最高だった。
道は露天商と歩行者で溢れ、ペルー人もいりゃ遠くから来たナミビア人もいてアルゼンチンの皆さんもいろんな国の血が混じった地域からそれぞれ来ているため、多国籍な顔ぶれが並んでいた。
色んな店が軒を連ね、喧騒と熱気の中もう歩いているだけで楽しくてたまらない。古く美しい建物が生活の場として普通に存在し続けているのも素敵だ。
そんな中でのカオスが大好きだとミゲルに話すと、「Oh Yushi crazy」と笑ってくれた。はは、確かに。
いや、でも最高だよ君の街は。余すことなく記録しないとな!!
走行距離0km
金水コーラ400 飯500