2021年6月17日
準備始めてもうすぐ3年。
本来ならば一ヶ月前にはロシア到着。今頃は1万キロは走ってカザフスタンかモンゴルか。
6時半起床。
8時朝礼。
17時まで働いて17時45分帰宅。
飯風呂洗濯で19時半。
勉強か読書かネット触って23時就寝。
土日はバイトか師匠たちと遊ぶか修行。
これを繰り返す。
忘れる。
旅に出るために、地球をバイクで走るために今の生活を選んだことを、忘れる。
師匠たちと会ってる時ぐらいか、それを感じられるのは。
私にやる気が無いのか?それもあるだろう。
長期間になってしまったから?いやそれは言い訳だ。荒木さんなんて6年準備期間に捧げている。
平日に仕事してると特に忘れる。
このまま働いて、歳取って、適当に金稼いで貯めて死んだように生きて、死ぬ。
特に最近は顕著だ。
勉強も身に付かん。友達が旅の話を振ってくれてもまるで他人事。
枯れているのか?そうかもしれん。
先月、私が腹を括る勇気を与えてくれた旅の先輩である吉田正仁さんが本を出した。
リヤカー旅の最終章である。
2019年にアフリカ編が出たときは、職場に持って行ってまで夢中になって鼻息荒くして読んでいたことを思い出し、何かが変わればと思い、今回も何気なくその最終章の本を持って行った。
旅に出る自分を思い出した。
くそったれな掃き溜めでも、少し目をやればそこには私を興奮させてくれる、旅を想像させてくれる本が確かにそこにある。
手に取って読んでいなくとも、そこにあるのを確かめるだけで、不思議と私は私を思い出した。うまく言えないが、胸の中にある力のようなものを感じることができた。
帰宅してから、久々に勉強という勉強をした。とても充実した。
「気持ちを精一杯伝えるために勉強する」という動機まで忘れかけていたが、思い出すことができた。
長い準備期間で、ここにあったはずの炎の熱を感じられなくなる時がある。それは私の心の弱さだと思う。
そういうときは、また旅の先輩方の本を読もうと思う。これ以上に私を引き戻してくれるものはない。
だから、ありがとうございます。
また救われました。
私も本を書きたいという思いがまた強くなりました。
旅の先輩方にがっかりされないよう、気を引き締め直して精進します。
それが言いたくてブログにて書きました。
手紙だと思って下さい。
頑張ります。