ただの男がバイクで世界一周を叶えるまでの記録。

高校生からの夢、バイクで世界一周を叶えるまでの記録をまとめたブログ。旅の理由、決断に至るまで、お金のこと、旅の準備、旅の様子など、考えうる全てを後に続くライダーのために残したいと思っています。

カブをレストア&ゲットしました

おはようございます、ゆうしろうです。

 

報告遅くなりましたが、HONDAスーパーカブC50を手に入れました。

こうなるまでの流れを書くと・・・。

 

◆旅用セローの走行距離が割と深刻な問題だった

2021年4月に納車した3代目セロー(愛称募集中)ですが、納車後半年の時点で1万㎞突破してしまったんですよね・・・。1万㎞というと、ウラジオストクからモンゴルまでは余裕で走れる距離です。それを国内で、ある意味消費してしまったんですよね・・・。

いやね、日常使いは仕方ないとしてもね、5月のゆるキャン△聖地ツーに7月のやる気なしツーにと走りすぎましたね・・・。

 

◆解決策をいくつか考えた

①足代わりに安い中古バイクを手に入れる

最も手を出しやすい策だが、現在の中古市場では納得いくものが見つからないこともありさほど考えることなく頭のどこかへ飛んでってしまった。

②師匠のお下がりの軽自動車を3万で買う

NARUTOの主人公ナルトが近所のJKにより描かれた珍車。これは結構いい線行っていたが、結局決断できず。

③チャリで凌ぐ

これも割と真剣。体を鍛えられることが一番の利点。しかし実家に帰るとそのチャリは母ちゃんによって勝手に処分されていたため結局は叶わぬ案であった。

④セローもう一台買う

最後まで生き残った案。師匠のとこのバイク屋さんフリーさんに残ったラスト一台を、60万程度で新車で購入。足にも、旅用としても、部品取りとしても使える。一見とんでもない案だが、一生セローに乗る予定の私としては全然OK。しかしやはり費用が伴うため、後述のカブの登場によりやはりキャンセル。

 

◆「2万円のおんぼろカブをレストアして日本一周しなさい」と師匠の一言

私の送別会でもある宮崎県椎葉村キャンプツーの飲み会時に師匠が提案してくれました。

師匠含めてファミリーには整備士免許持ちが二人もいて、手厚い介護を受けながらレストアを教えてもらえる環境なんですよね。しかしその代わり、完成したら長崎から行橋市までとりあえず遊びに来て、そのまま日本一周してこいという、ある意味交換条件?ですかね(笑)。

しかしその時は断りました。それから2週間ほど経って色々考えた結果、やはりあの提案受けさせてくれ!と返事したわけです。あとで師匠に聞いたところ、「今は日本一周とかにあまり興味なくて」という私の断りの返事にやはり少し拗ねていたらしいです(笑)。

 

◆残り2回ほどの日曜日の修行をレストアに費やす

毎週日曜の師匠たちとの修行の時間にカブをとりあえずまともに走られる状態に仕上げました。

行ったこととしては、キャブ清掃、オイル交換、チェーン交換、エアクリーナー清掃、錆び錆びのリアスポーク交換だったかな。こんなでもレストアと言っていいですよね?(笑)。中でも大変だったのはブッチギリでスポーク交換ですね。交換も締め具合の絶妙な調整も本当に骨が折れました・・・。しかし師匠曰く、私はスポーク調整のセンスがあるようです!やった!

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◆長崎帰還1週間後、師匠が配達に来てくれた

こんな早く来てくれるとは思ってませんでした(笑)。私もソッコーでナンバー取りに行って、当日からすぐに乗れるようになりました。苅田町役場で転出届出すの忘れていたりとアホやらかして最初は手間取りましたが・・・。

その後一人でレッグシールド交換、ヘッドライト電球交換、ミラー片方取付とやって、やっとまともに走られるように。

んで洗剤で洗車してワックスで入念に磨き上げて、とても以前のおんぼろカブとは思えないほどにピッカピカに!!!!

バリバリいじれる人から見たら全然大したことないのですが、いやー気持ちいいですね!!勉強にもなりました。


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◆カブ初ロンツーついでに再び師匠んちで改良

約束通りカブでロンツーへ。岡山で用事ついでに師匠んちにより、タイヤ交換、チューブ交換、リアサス交換、前かご取り付け、オイル交換、レギュレーター交換、電球各種交換。

レギュレーターは師匠たちとの林道遊び中にいかれてしまい、結果過電流によりヘッドライトとポジションランプ、メーターランプ、ブレークランプと常時点灯する電球が次々に切れました(笑)。すぐに手に入ったから何とかまた岡山まで走り出せましたが・・・。

リアサスとタイヤの交換でかなり走りやすくなりましたね。バンクさせた時の急なふら付きが少なくなりました。回して乗るのなら、オイルも1000㎞に一回の交換が目安とのこと。実際出てきたオイルは真っ黒で、元の700mℓよりはだいぶ減っていました。

 

◆ロンツー帰りに再び師匠んちで修理改良

旅の間に一度エンジンが掛からなくなったので、また師匠んちで色々点火系の異常を切り分け作業でチェック。しかし原因は完全にはわからず。これが電装系の怖いとこですね。んで再度オイル交換。600mℓに小分けしたエンジンオイルも師匠から買い取りました。ちなみにリアサスや前かご、タイヤは師匠のガレージ在庫から無料で頂いてます。あざます!!!

 

◆2021年11月18日現在、よき相棒として活躍中

以上のような経緯で、これからもバリバリ活躍していただく予定です。出発の2023年5月までは旅用セローも完全封印して、たまにエンジン掛けて調子を保つ感じですね。

私が2022年4月から11月までまた遠出するのですが、その間に世話してくれる人が必要だな・・・。信頼できる友人に頼んでみます。

出発前の最終整備とミーティングも師匠たちと行いたいので、行橋市に住み込み手段も確保せねば・・・。無料キャンプ場にパラサイトするか?(笑)。


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まとめ:レストアとっても楽しいよ!!!!!

「メンテば覚えたかったら、ぼろいカブを屑鉄屋からでんバイク屋からでんよかけん貰うて、わがで治してみろ」

今年亡くなった、私にオフロードの楽しさを教えてくれた恩師もよく私に言ってくれていました。バイクに乗っていれば一度は皆さんも同じことを言われた経験があるのではないでしょうか。

この言葉は、真実でしたよ。本当に楽しいし、勉強になりました。まともに動かない機械を自分で修理して、最後にキック一発入れて走り出した時は感動しましたよ!つっても私のカブはエンジン自体は問題なく掛かる車両でしたけどね(笑)。それ故に、不動車をレストアできる方は本当に尊敬します。

足りない、壊れた部品を調達して交換して調整してあげれば、いくらでも復活できる。機械の凄いところですね。いい経験になりました。師匠たちに感謝です。

 

ロンツーで発見したカブの魅力と短所についてはまた別の記事で!!!