こんばんは、ファササビです。
11月1日から今日まで自由の身となってから、毎日なにかしらやってて何だかんだバタバタしてました。ツーリング行ったり遊んだりもありましたけどね。
ちょいちょい進展がありましたので一個づつ報告していきます。
11月6日の12時より、山の師匠と最後の山遊びをしてきました。師匠も最近人生の転換期を迎え、16日から東京に向かうとのため、では最後にいつもの山でと我々には珍しく時間を決めて会うことにしました。
山の師匠とは
私にナイフの魅力と技術、火を熾す技術を与えてくれた人です。
日記を読み返すと、どうやら2017年の10月頃に初めて会ったみたいです。
学生時代にハワイで長期留学して軍人さんと勉強した経験があったり、その経験から化け物みたいなTOEICの点数だったり、とにかく一癖二癖あるとんでもない人物です。
歳は私とあんま変わらないくらいの男性です。
長崎県網場町の金毘羅山にセローで林道アタックした際、山頂付近の広場で会いました。初めて会ったときはでかいナイフを腰から二本提げてたので、「あー、この人が本気になればいちころだな」と冷静に考えたのを覚えています。あれは衝撃だった(笑)。しかし私もキャンパーの端くれで、男子のためナイフには興味があり話をしましたところ、お互い考えること好きなことが合って、意気投合しました。その後2017年11月17日、時間を合わせるでもなく偶然山で再会し、初めて連絡先を交換し、連絡取って落ちあったり、いつものように偶然会ったりしながら知識と技術を与えられてきました。「この二本から使って欲しい」と大小二本のナイフも頂きました。
それからはナイフ無しのアウトドアはありえないくらい、体の一部のように使うようになりました。
キッズたちと遭遇
いつもは木々が風になびく音と鳥の声くらいしか聞こえない静かな場所ですが、なんと小学生キッズたちがいっぱいではありませんか!西浦小学校から近くの自然の家にキャンプに来てたみたいです。
私はその時意気揚々と会社の皆さんからいただいた世界一周シャツを着ていたため、もう質問攻め(笑)。
「世界一周中なんですか!?」→「おいちゃん日本人で、ここは日本だよ(笑)(いや、もしや帰りと思ったのか・・・!?)」
「日本一周はしたの!?」→「25歳の時にしたよ」
「お金はどうするんですか?」→「金ないから稼ぎ行くのよ」
「なんでバイクで走ると?」→「えっとね、バイクで走ると気持ちよかとよ!(ちょっと恥ずかしかった)」
「ソフトバンクホークス優勝!?」→「それはね、おいちゃんの上司がね・・・」
などなど。まだまだありましたが一部を。
純粋な質問が可愛くて面白い(笑)。おまけに師匠と二人で枯れ枝折って整理して火熾して飯作ってるもんだから「なに作るの!」「なんでここで食べるの!?」「うまそ~!」とずっとなんか話しかけられてたりした(笑)。今年の一月に結婚式を挙げた友達のギフトカタログで注文してた宮崎牛を焼いてたら匂いにつられてか、気付いたら30人くらいに囲まれてました(笑)。こいつら素直すぎ(笑)。食べさせてあげられなくてごめんね・・・。
帰って来てからやりたいこと
ただ、最初からずっと見てた小学5年生の男の子が、一人だけ違う眼差しで我々の所作を見ていました。なにか私も感じるものがあったので、「こういうの好きなん?」と聞いてみたら「はい・・・!」と。師匠も私もニヤッとして、その子を中心に子供たちがわかるように、ファイアスターターを利用した人工物で作った火種への着火方法、自然物の火種への着火方法、火の育て方、火の危険管理等、すげえ簡単に説明しながら一連の流れをやってみせました。そのあと実際にファイアスターターを使わせてみたらすげえ感動してました(笑)。良い反応だ!師匠がススキに一発で着火させて火がボワッと上がった時は男子女子大歓声でした(笑)。
とまあ長々と偉そうに話してしまいましたが、子供にものを教えるって面白いですね。学生時代、学童で色々遊びとか教えて喜んでもらってましたが、久々の感覚でした。そして自分の得意分野を興味を持って前のめりに興奮して聞いてくれるのが嬉しくてですね。一人真剣に目をキラキラさせて見てた彼は、恐らく昔の私といいますか、逆にもはや同い年?同類なんでしょうね。真剣に聞いて、自分のものにしようとする彼の態度にそういったものを感じました。もしこうやって子供たちに火の起こし方やナイフの使い方などを教えて、その子たちの生きる力、生物としての格が上がって自信がついて、自然をより大切に思うようになって、いつかこのおっさんが話してたように俺も私も・・・!と思ってくれたら最高ですね。帰ってきたからやりたいことに、新たに一つ加わったみたいです。方法はこの時はわからんやったですけどね・・・(笑)。
魂のナイフとファイアスターター
子供たちとは14時にお別れ。
「夜のカレーの火おこしに役立てます!」
「お年玉でその道具買いたい!」
とか嬉しいことを。
別れ際に手を振りながら「世界一周頑張ってねー!」と。めちゃくちゃ嬉しいわ・・・。
落ち着いてから師匠と大人の山飯。エリンギを手でちぎってスキレットで焼いて鳥缶ぶちまけて葉っぱ乗せてレモン垂らして・・・とか珍しく手を入れたのも作りましたね。
食って落ち着いたところで、師匠から「どうしても渡したいものがあったんですよ」と。
世界一周の過酷な環境でも耐えられるものをと、ナイフを二振りいただきました。
ネイビーシールズが使用しているフルタングナイフ(柄まで刀身の鋼で出来ているもの)と、日本の刀匠が打った剣鉈(ナタ)です。
寒冷地で育った木々はゆっくり育つため、身が詰まっており堅い木質となります。それらをフルタングでないナイフで切る場合、荒く叩きつけたりすると刃こぼれしたり最悪折れることもあるとのことです(使用者の技術による※ベアグリルス等)。そのため、以前譲っていただいたナイフではいささか不安だったとのこと。
フルタングだと全体が鋼で、前者のナイフは特殊な鋼でできているため頑丈であり重さも手伝ってナタのように使え、錆びないとのこと。
剣鉈は刀身も長いため文字通りナタのように森を開拓したり、木を削るもの。
また、シールズのナイフは特殊鋼のためそのための砥石が必要とのことで、木っ端の高級天然砥石もいただきました。サイズも丁度良く、ニット帽で包めば割れることもありません。使う人はご存知でしょうが、天然のものは高いんですよ。
極めつけは、私が初めて師匠から火起こしの技術を与えられた際にいただいた思い出の品、ライトマイファイアーのファイアスターターの新品をいただきました。
「前のじゃ3年間の旅の間は持たないけど、これなら絶対持ちますから!」と。
ナイフ二振りとそれ用の高級天然砥石、ファイアスターターを頂きました。
何ていえばいいのか。これ、総額いくらなんでしょうか?師匠にも言いましたが、怖くて聞けませんよ・・・。
「いただけないですよ」なんてことはこの人には言っても意味がないので、「どうしてこんなにしてくれるんですか?」と素直に聞きました。すると、
「私の渡したナイフが世界一周してくると思うと、すごく誇りに思えるんですよ」と。
どうしてそんな言葉が出るのか。私も正直のそのような思考回路を持つ人間ですが、他人からそんな言葉が聞けるとは。だって、なんか熱すぎて口に出すのは恥ずかしい言葉じゃないですか。それを師匠に言ってもらえると・・・。
「絶対に活躍させてみせます。この師匠との出逢いが会ったからナイフを覚え、生き抜くことができたと言います」と誓いました。
16時に撤収し、いつものようにそれぞれの帰り道に。次は東京で会いましょうと約束して、お別れしました。
師匠との出会いがなければ、極限状態を少ない装備で生き抜く力を身に付けるという考えにも至らなかったかもしれません。また、今のように技術の習得もなかったかもしれません。師匠には結果的に世界一周で必要な力を与えてもらいました。師匠は普通のキャンプがしたいと言っていたので、今度は私がキャンプの楽しさや技術を伝えられたらと思います。
装備確定~フルタングナイフ(ナイフの名前は忘れました!今度追記します)~
師匠にも伝えましたが、いただいた二振りの内こちらを持っていくことになるかと思います。各国の銃刀法的なものに触れないように下調べしてからですね。
※ブログ内の写真は、可能な限り必要と認められ得る環境と用途で、人が来ないとされる場所で使用した際に撮ったものです。ナイフなど刃物の携行は必要と認められないと刃の長さに関わらず銃刀法違反となりますので十分に気を付けてから使用してください。
銃砲刀剣類所持等取締法 - Wikipedia
一時間くらいかけていじいじと使ってみましたが、とても使いやすいです!重さで疲れやすいかな?とも思ってたのですが、実際はナイフを持つ聞き手を細かい作業の時に動かすことは殆どないので、問題なかったです。重さはバイクの積載上デメリットとなりますが、その分重さを活かして得られるメリットが圧倒的に大きいのでこちらを旅の相棒としたいです。てかほんと、国境渡るとき大丈夫なんか?(笑)。
装備確定~ライトマイファイアーのファイアスターター~
私はこのスターターしか知りませんが、世界的に有名であることと、実際に使って頼もしいほどの火花が出て、これまでの実績から間違いないと思います。3年持たせるための道具ですので、出発のその日まで開けずに楽しみにしています。
まとめ
本当に色んなものを頂いてしまいました。ただ言えることは、この道具達で必ず完走して見せること。ただそれだけです。「この場面でこう役に立った!」と師匠に話す日が楽しみです。
時間があればブログ内でもナイフやファイアスターターがなぜ旅やアウトドアに必要かなどお伝えできればと思います。繰り返しとなりますが、認められない用途や環境での刃物類の携行・所持は銃刀法違反となります。また、不用意に携行することで重大な事故に繋がる可能性もあります。使用者が危険なものであることを認識して初めて便利な道具となります。くれぐれも用心して今回のブログの内容を受け取られて下さい。
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