ただの男がバイクで世界一周を叶えるまでの記録。

高校生からの夢、バイクで世界一周を叶えるまでの記録をまとめたブログ。旅の理由、決断に至るまで、お金のこと、旅の準備、旅の様子など、考えうる全てを後に続くライダーのために残したいと思っています。

【Day255 Tood Creek 〜Watson Lake】釣りキチ再発

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8月4日(金)晴れ

 


21:19 Watson Lake野営地

7時起床。アラームと同時にリスの声でも目が覚めた。

昨夜は少し降ったがすぐに止んで、朝にはただの曇り空になっていた。オートミール3袋食って8時半発。

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景色良し獣の心配なしの素晴らしい野営地だった。

 

 


9時、トードクリークにて給油。GS乗りのソロのライダーと談笑。名はレックス。急に日本語をはなすもんだから面食らった。若い時に四谷学園に通っていたとか。んで日本水産てとこで10数ヶ月働いていたと。そっちの業界の人らしい。さすがに日本語は忘れてしまったって。

彼も同じくアラスカ行きだからまた会うかもなつって別れた。

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この格子状の橋、ブラックタイヤがはまり込んでめちゃくちゃ危険。最後まで施工しろや!!
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僻地のアラスカハイウェイではこの手のガソスタばかり。先に給油してあとで併設の商店とかで支払い。お店が把握してない場合もあるので念のため写真も撮っとく。
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英語聞き取れなかったら日本語で「あのですね〜」みたいに言ってきた。

 

 


んでまたすぐ先の川で釣り。「絶対釣れるだろ」と思うフィールドだったため興奮気味にラパラF5をデッドスローリトリーブで流れから淀みに流したら…フィーッシュ!!!30cm強の、ヒレが飛び魚みたいな鱗のある魚。引きも強く楽しませてくれた。何より計算して狙い通りに掛けた1匹だから嬉しい!!迷ったが、美味しくいただくことにし、エラからナイフを入れて〆て、刃の短いレザーマンで鱗取って内臓出して洗って3枚におろした。

んで塩振って水抜いて醤油に漬けて米炊いてる間にまた投げたら今度はニジマスの良い型が釣れた!!こいつも足元でジャレてきたからストップ&ゴーで食わせた1匹!!目の前で食い付くのを見れるのは最高だな!!こいつも急いで捌いたのだが、鱗がなく皮が粘液でヌメッてて大変だった。そしてしっかりしたナイフが必要だな…。今度オピネルのカーボン♯10買おう。

 


オリーブオイルひいてじっくり焼いて、ホクホクのご飯と!!神!!今回のはサイズもでかいし2匹もあるから食い放題!!腹一杯!!味付けも完璧!!ロッキー山脈に抱かれながら、山の恵みをありがたく頂いた。

完全な狩猟だ。生きるために釣って、調理して…。釣竿も南米から連れてきて本当に良かった…。

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必死にデカく見えるように撮ろうとする釣り人あるある。
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30cmないくらい?

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調理師の弟に今度教えてもらうことに。刃物の重要性を知る…。
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炊飯中にまさか釣れてしまうとは。
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身が柔らかくて原型なくなった。
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めっちゃ美味かった。魚と醤油と塩て無敵のコンボだ。場所も最高。

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山の釣り師のイメージ。なはは。

 

 


そんなこんなでまともに走り始めたのは、魚を食い終わった後の12時半。途中長めの休憩も入れたもんだから、今日進んだのは430kmだけ。

つってもまあ、悪くはないか。今日は一切雨の気配のない空で、実にのんびり気持ちよく走れた。

 


明日はホワイトホースで一泊かな。宿か野営か迷うとこだ。

今日も良い一日だった。

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湖畔の花達。こんな大自然に来ると、普段注目しないものにまで目を配ってしまうのは不思議なものだ。
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これまでで一番でかい動物注意の看板。しかもバイソン!
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このフンの主はバイソンだとあとで判明する。チリでもよく見た牛のフンとそっくり。火床にも使えるんだよな。
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舞いまくってた蝶達。水吸ってるのかな?
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バイソンは冒険家の角幡唯介さんの旅のイメージ。美味そう。
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ユーコンへ。
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ナンバープレートやら標識の森。北九州ナンバー連れてきたら一掃できるわ、なはは。

 

 


走行距離 430km

金 ガソリン2000 コーラポテチ700

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