3月31日(金)晴れ一時雨
22:27 Camping El Rincon
8時起床。
朝からマテ茶啜りながら、のたっと撤収。ドラゴンフライは全開もとろ火も問題なく稼働してくれた。ポンピングして10分近く放置してみたが、変わらず燃え続けた。
やはり燃料ボトルに十分な燃料が入っておらず、吸引ノズルが液面から飛び出してガソリンを満足に本体に送れていなかっただけ?
だとしたら俺のこれまでの原始人生活は…。
まあいい。過ぎたことを言っても仕方がない。とりあえずMSR万歳。疑ったりしてごめんよ。
手で蓋してシェイクした後に付着する粉をクンクン嗅ぐ。魔法の粉みたい。
何気ない場面を記録する。立派なアルゼンチン人だぜ。
ドラムバッグの中身。計画段階から、12個までにまとめようとしていたが、完璧上手くいっている。
ウマウアカには1時間程度で到着。これで標高3000mまで上がったわけだが、人間もバイクもすこぶる調子がいい。日差し強くても風が冷たくカラッとして、蚊も蝿も居ないしサイコーだ。強いて言うなら、バイクのアイドリングがちと弱まっただけ。こりゃほんとにキャブ調整無しでボリビアもペルーも走り続けられるんじゃないか?
町の入り口にあったツーリストインフォメーションで情報を仕入れて、橋を渡った先の町の外れにあるキャンプ場にチェックインした。
すぐに大量のダックスフント(しかし脚が微妙に長い。たぶんミックス)が歓迎してくれ、ニャンコロも二匹様滞在。シャワー室とトイレ分けられていてどっちも綺麗で、水道水飲めて電源もあってWi-Fiも速いやつ!!これで1500ペソは安いぜ。ワンコロニャンコロだけでお釣りが来らあ。
おかげで、12時半ごろ来たのに設営始めたのは14時半くらい。ずっとワンニャンと遊んでいた。
ブリキのライダー。
南米は機械獣が出迎えてくれてテンション上がる。
可愛すぎる。
ずっと遊んでた。
にゃん助を通りでモフっていたら、向こうのホステルの客だろうか、女性が一人、俺と同じく猫にメロメロになっていたので挨拶したらブエノスからの旅人だった。北部に来てから現地人の顔がもうすっかりボリビアの人の顔になったから、ブエノスに沢山いた白人系の顔が珍しいんだよな。
彼女の名はアスール。アルゼンチンの地名と同じだよーと話してくれた。覚えている。ブエノス行く前日に泊まった街の名だ。
彼女はいつか日本に行きたいらしく、日本語をちょっとだけ話してくれた。
また、彼女は東京や京都などの有名な都会より、田舎の方に興味があるらしい。へー珍しいななんて一瞬考えたが、よく考えりゃ俺もアレックスもそうだった。んなら是非長崎に来てくれ!!
17時半まで久々ブログを更新しまくり、それからは町へ出かけた。
今日もキャンプ場から歩いて。バイクだとメットの管理が大変でな。町中にキャンプ場があるのが普通なチリとアルゼンチンが羨ましい。
ティルカラでもしたように、北部独特の土産物屋を見て回ったり、写真を撮ったりした。
オカリナがここでも売っていて、めっちゃ迷った結果おっちゃんの熱い接客に応えるためにも小さく可愛らしいのを一個買った。まあ100ペソだし、割れてもダメージは少ない。
ティルカラでも見たあの竹製の管楽器をおっちゃんが情熱的に演奏してくれたが、ありゃオカリナとは比較にならんほど難しいな。息の吹き込み方が独特で、試してみたが全く音を出せなかった。
昨夜のバーで演奏してくれた兄ちゃん、ギターかき鳴らしながらこれを吹いていたが、とんでもねえな。
いやはや、楽器もまた食事と同じく人間の本能に直接訴えかけてくるものがあって、異文化理解にはうってつけだな。世界中の楽器を集める音楽家の気持ちがわかった気がする。
普通に屋根の上におって笑うわ。
オフ車が9割。たまにネイキッドかな。
ミゲルが言ってたボリビアの民族衣装の女性。この街の時点でもう文化が変わってきている。
一家だろうか。バブちゃんをあやしながらだから大変だろうな。
この黒の素焼きのカップ欲しかった…。
両脇に色んな出店が並んでいた。
欲しかったがしっかりしたのは買えないのだ…すまん…。
妙にペラペラなナイフだった。
めっちゃ構ってくれたおっちゃん。1000ペソしかお金落とさないでごめんよ。
ニャンニャンどっから聞こえるんかと思って見上げたらこっち見ながら叫んでいた。
晩飯はPLAN Bというシンパシーを感じる名のバーに行きたかったが、なぜか見つけきれんためAisitoというレストランに入った。
相変わらずメニューはさっぱり読めんため、お店のお姉さんに相談して注文した。
ありゃ、料理名忘れた…。ミゲルに聞こう。
米がメインで意外と腹一杯になったし美味かった。ビールも頼んで2800ペソ。日本円で1200円くらい。やっすいね。
なんか知らんがめっちゃ酔っ払って、キャンプ場で構わず轟音鳴らしてドラゴンフライでマテ茶作ってやっと落ち着いたのだが、理由がわかった。
標高のせいだ。
そういや富士山ホテルでヨシノブさん達とビール飲んだ時も350ml缶一本も飲み切れないくらい酔いが回ったわ!!あん時と同じやん!!ここが標高3000mもあること忘れとった!!息も切れるわけだ…。
さて、ここが心地良いしブログも片付けたいためもう一泊しようか迷っている。
そうそう、なんと、アレックスがサルタの高速で俺の姿を見掛けたらしい。
てか、そんな近くに居ったんかアレックス!!俺ら結婚すべきじゃないか…。
俺は彼にもまだ満足にお礼を言えていない。可能ならまた会いたい。
聞くと、彼もこれからボリビアに向かいラパスでゆっくりする予定のようだ。
俺もウユニとラパスで一週間ずつくらい過ごしたいから会えるかもしれん!!つっても、自分の旅を最優先にしてねって伝えた。
また面白くなってきたな。ルーディはもう遥か彼方だが。なはは。
今日も良い一日だった!!
何だか、北部に来てから優しい味の料理が増えてきた気がする。ジャンキーさとは対極にあるような…。
ここにも隠れニャンコロ。ジャッジアイズかよ。
夜中でもサッカーする少年らにアルゼンチンやなぁと思う。
サイレンサー使えば燃焼音は激減するが…。もう不調が嫌で純正しか使わないかも。
走行距離 50km
金 晩飯1200 オカリナ450 キャンプ650