2月24日晴 猛暑
23:45 キャンプ場
7時起床。アルファロルとコーヒーで朝飯。朝はダウン着るほど肌寒い。
昨日払えてなかったキャンプ場代を消防士さんに渡して、改めてWi-Fiについて聞くとバリバリ使えるのがあるやんけ。てことで、街歩きのために気合い入れて朝シャンして髭剃ってコンタクト入れたりしてたが、とりあえずバックアップに勤しむことにした。
しかし甘かった。昼前から何だこの暑さは。日陰にいないと干からびてしまう。石のベンチに座るも、やけに高くて血流悪くなって痺れるし石が熱溜め込んでて熱い。
たまらずスーパーでコーラとポテチ、ついでに何をトチ狂ったのか冷蔵庫もないのに生モノである晩飯用のチョリソーを早々に買ってしまった。
このままでは腐らせるだけなので、灼熱のギラついた太陽の下ゴウゴウと火を熾して早めに調理することになった。
15時、最も暑い時間に石窯でやるアサードは地獄の暑さだった。
釣りしようと思ったらハンドル消えてた。町に出ようと腕時計嵌めようとしたらバッグから消え去っていた。朝から地獄に落ちた。
こんな感じのサイト。
ボトっと木から落ちてきたこいつは何だ?恐ろしいデカさだった。
やっと暑さが落ち着いた18時ごろ町へ出て少し散策した。
土産物屋で、なぜこの町ではドラゴンをたくさん見るのかと聞くと、この土地にやってきたウェールズ人のケルト神話が由来だそうだ。
は〜遥か海の彼方から。興味深い。てかいま調べたらウェールズの国旗のドラゴンそのものやん。
ブリキのドラゴンと。
麻袋のは欲しかったな。良いデザインだ。
お札整理してたら笑った。
うだる暑さの帰り道、歩道からすぐのとこに運河のように流れる小さな小さな川を見つけた。そこで泳いでいたのだろう青年二人に挨拶し、これも自然のものであるのかと聞いてみた。
それをきっかけに、今までの旅のことやお互いの国の習慣について話した。
マテ茶も少し飲ませてもらった。
2度目の体験だったが、あれは飲むたびに飲むだけの量のお湯を入れるんだな。
そして聞いてはいたが、こんな34度の猛暑の中でも熱いマテ茶を飲むことに驚いた。まあ日本人も季節問わず熱い緑茶飲むしな。そういや今回のマテ茶は緑茶の味や香りに似ていた。彼らに伝えたら、「時に甘く、時に苦い」と教えてくれた。なるほど緑茶と似ているわけだ。
明日改めて泳ぎに来るよと伝えたら、明日は寒いかもと言って天気予報を見せてくれた。
すると、今日は34℃で明日は23℃がMAX?サンティアゴより暑いわけだ…。
それなら今日泳いどくよと伝え、大きな川へ降りられる場所に連れて行ってもらった。
キャンプ場の前にも流れるルブ川だが、地元の人たちはここで涼を取るようで、多くの人が川遊びを楽しんでいた。
そう言う場所のため彼らにも挨拶し、シャツ脱いでジーンズのまま入水すると割と冷たい。こりゃ風邪ひくと判断し5分もしないで水から上がったが、めっちゃサッパリした。
対岸の若者連中から「ONICHAN!」と声掛けられたが、どこでそんなん覚えたんだ?
バイロンとまたラミドの待つ場所に歩いて帰っていると、「この町の若者には危ない者もいる。気を付けて」と教えてくれた。どうやらさっきの川の青年たちのことのようだった。まあ、からかわれてんなとは言葉分からずとも察したが。身を案じてくれることにお礼を言った。
最後にまた彼らと立ち話して連絡先を交換してサヨナラした。
ありがとう、まさかこんな楽しい時間を過ごせるなんて思っていなかったよ。彼らは19歳なので、「若いうちにやりたいことをやって下さい」と伝えたら笑って何度も頷いていたな。良い笑顔だった。
夜はテント内でニートして23時に昼の残飯片付けて今日は終わり。
バイロンとラミドに会えただけでもこのまちに連泊して良かったと思える。また会おうぜ。
今日も良い一日だった。
道路と同じ高さに小川があるから驚く。
あとで翻訳したが、川について書かれてた気がする。とりあえず写真撮って後で読んでるわけだ。
どんな時でもマテ茶。それほどに彼らには欠かせない、もはや伝統や習慣を超えて生きていく上で必要なものなのだろう。日本人はそんなんあるかな。
真ん中がバイロン右がラミド。二人とも19歳。バイロンは大学生でラミドは軍人さん。
走行距離 10km
金 食糧酒700 ステッカー100