12月23日(金)晴れ
14:07 Villa Santa Filomena Viohuquen
10時過ぎに出発。フランス人ライダー二人と写真撮って別れた。
途中から急にオフロードに入り、やっと舗装路に戻れたと思ったらすぐにオフロードへ。対向車がガンガン突っ込んで走ってくるのが日本と違うところ。土埃も半端なく、エアフィルターが一気に汚れたのではと心配になる。何とか転倒せずに走り切り、今は村の商店で買ったコーラとポテチを昼飯にして一息つけている。
例の如くインスタ交換して後で写真を送ったらめちゃくちゃ喜んでくれた。
とにかく土埃が最悪。電子機器の管理にも気を使う。
途中の村の塩田。道端にこのような売店がいくつも並んでいた。
このポテチほんと美味い。日本でも食い続けたい。
祝1000km。あと19000kmは頼むぞ、相棒。
小高い丘に登ってみた。
丘の上にはこんなのが。チリの道路にはお祈りするためなのか、こういうものが点々と存在する。また、道路事故で亡くなられた方を供養するためか、個人を偲ぶお墓のようなものもあちこちに小さく建てられている。
焚付けのために松ぼっくりを拾う。
短い滑走路にて。トップガンはそろそろ公開終了しただろうか。
途中の湖では馬を数頭見かけた。オフロードの途中ではヤギの群れも見た。野宿した海辺の海猫は人懐っこいのか、歯磨きしてたら手の届く距離まで滑空しながら近づいて来た。
道路ではトンボも見かけた。足元に咲いている小さは花も、昨夜テントにぶら下がっていた蜘蛛も、良く観察すると日本では見ない種なのだろうか。
さて、残り100kmちょい。
一頭動けば全員着いていくというヤギの集団行動の徹底ぶりに感心した。
木陰からのそっと現れたでかいヤギ。そのあと後ろを子ヤギが恐る恐る着いて行っていたのが可愛らしかった。
塩田の村で見かけたニワトリ。チリでは当たり前に道路の脇をニワトリが歩いているが、彼らの礫死体は見たことはない。
22:12 野営地テント内 Las Canas 砂浜
17時ごろここに来て、なんか良さげだったからもうここに寝ることに決めた。
Constitucionのスーパーマーケットは今までで一番大きく、割引も日本のそれと同じようでテンション上がった。しかし期待した醤油は残念ながら見つけられず。
トイレの水道で三日ぶりくらいに顔を洗った。脂でヌメヌメで最悪だ。メガネも土埃と潮風で死ぬほど汚れていたが、やっとクリアな視界になった。額賀さんがやったICL?やっときゃよかった。
駐車場ではおっちゃん二人に話しかけられた。エスパニョール、noと言えば、話せないことは大抵伝わるようだ。
でかいスーパーはテンションが上がる。
やっす!二つ買いたいとこだが重くなるからな…。
メットの管理も手間の一つ。スーパーだとカゴに入れられるから楽。
道中エンパナダスの看板を見かけたが、品切れ。俺が読んで発音できそうなのを適当におばちゃんに注文したら、ホットドッグにアボカドのペーストが挟まったのが出てきた。あれだ、何ちゃらイタリアーノ。チリで有名なやつだ。パンもデカく食いごたえがあって美味かった。200円くらいで満足。良いおやつになる。
田舎のこういう店が大好き。
溢れんばかりに詰めてある。写真見てるとまた食いたくなる。
野営地では家族連れが二組ほど遊びに来ており、父ちゃんと少し話したり、娘ちゃんに手を振ったら振り替えしてくれたりで少しの交流があって和んだ。
ドラゴンフライはやはりダメで、それならと今夜は海外発の焚き火に挑戦した。結果、大成功!!米も美味しく炊けた。スーパーで買い足した魚缶と食った。
こういうとこに突っ込めるのも小型オフならでは。
俺の野宿史上トップ3に入る場所かも。
焚火の成功率は準備が9割。絶対に手を抜かない。
空になった水用ペットボトルに米を入れてみたらいい感じ!
成功。正直ほんとに手際が良くて自分で自分に感心してしまう。
うまい!今後、腹一杯食いたい時はこれをやるようになる。
明後日まで有効のMovistar SIMカードのデータ通信量が余っていたので、思いつきでインスタライブというのをしながら飯を黙々と食い、経過報告もついでにやった。その後はお母に電話で生存報告をした。
何だかんだで上手くやれている。焚き火で最後まで頑張っても良いかもしれない、なんて。
今日は沢山動物を見れて、良い写真も撮れた。オフロードも嫌ってくらい楽しんだ。
明日はアレックスとキャンプかも。楽しみだ。
湖で洗った足を暖める。ある程度のことは自然の恩恵を受けることで何とかなったりする。
陽が沈んだ野営地。今日も一日生き延びられたという安心感と達成感の中、寝床に着く。
走行距離208km
金 不明518 食糧1147