ただの男がバイクで世界一周を叶えるまでの記録。

高校生からの夢、バイクで世界一周を叶えるまでの記録をまとめたブログ。旅の理由、決断に至るまで、お金のこと、旅の準備、旅の様子など、考えうる全てを後に続くライダーのために残したいと思っています。

【Day25 Santiago】また会おうぜミゲル、ルーディ

12/15(木)晴れ

11:57 自室

ミゲルとルーディがホステルを去り、彼らのバイク旅に戻った。

ベッドの上でスマホいじってたら「これでお別れだ、ユーシ!!」と言うもんだからビックリしてたら、昨夜伝えていたらしい。英語力の無さよ…。

皆んなで写真撮って、それぞれ別れの言葉を掛け合って二人の後ろ姿を見送った。

二人には本当に良くしてもらった。

ルーディは年長者らしく、これまでの長い人生の中から選りすぐりの面白い話を聞かせてくれたし、人生の先輩としてアドバイスもくれた。酒とタバコはやり過ぎんなよとも真剣に気遣ってくれた。

ミゲルは、会って数日の俺のために自分の時間を割いてまで俺を常に助けてくれた。

彼がバイク屋と粘り強く交渉してくれたから、今こうやって絶望せずに出発の時を待っていられる。

彼とはお互いの祖国の話もよくした。異国の文化を尊重し、それを言葉や態度に表せる男だった。

別れ際に彼は言ってくれた。「君を尊敬する」と。

とんでもねえよミゲル。俺は君にちゃんと心からの感謝の言葉すら伝え切れたか自信がない男だ。でもありがとう。君に言ってもらえるなら、俺はそう言う人間でありたい。

ルーディとミゲルと、今度は皆んなで日本で会おうと約束した。おうおう、いつでも来てくれよ。俺はこんな時のために日本を走り回ってたんだぜ。いつか二人の祖国にだって行くさ。

 

二人にここで会えて、少しばかりの時間を共に過ごせただけでも、俺は旅に出てよかったと思えているよ。また会おうぜ。それまでどうか、お元気で。

f:id:fasasabi:20221217174837j:image
f:id:fasasabi:20221217174847j:image
f:id:fasasabi:20221217174842j:image

 

 

18:10 キッチン

街から帰宅。目的果たせず。この国は夕方に閉まる店が多いのだ。しかし今日はいつもより暑く、熱風に体を焦がされてしまった。

そして今日、ミッチがバイクを手にした。来て2日だろ。早すぎやろ。俺と同じくMOTORRADの250だ。即決だったらしい。でもよく見ると、ナンバープレートが付いてねえ!!とりあえず宿に置いて書類の作成が終わるまでの間にセッティングしたいから、コソっと走って来たらしい。さすが自由の国アメリカの男。自由すぎるぜ。

f:id:fasasabi:20221217174929j:image

ホステルに来て2日でバイクを持って来るとは最速の男よ。彼の体格にも何とか合う物を手に入れられたようでよかった。
f:id:fasasabi:20221217174933j:image

晩飯。このタイプのパスタは調理しやすいと最近気付いた。ウリも適当に焼くだけで美味いし何にでも合う。