ただの男がバイクで世界一周を叶えるまでの記録。

高校生からの夢、バイクで世界一周を叶えるまでの記録をまとめたブログ。旅の理由、決断に至るまで、お金のこと、旅の準備、旅の様子など、考えうる全てを後に続くライダーのために残したいと思っています。

【Day26 Santiago】Finally

12/16(金)晴れ

 

12:34 キッチン

アレックスとバイク屋に確認しに行ってきた。今日中には用意できそうらしい。希望のある返事を聞けてよかった。何度も伺っているから嫌われてしまわないか心配になる。だから今回は帰り際に、「私はまだ待てます。あなた達を信じています」とシンプルに伝えたら、ハッとした顔の後にニコッと笑ってくれた。伝わったようだ。

 

移動はアレックスのバイクに2ケツだったんだが、アレックス、慣性の法則慣性の法則!!大型バイクの加速は寿命を縮める…。彼に必死に密着して腕突っ張って握力全開でリアキャリア握って振り落とされないようにしていた。

そして今夜、というか明日の午前2時からワッツー会議なのだが、今日中に受け取れて良い報告ができれば良いな。

 

 

17:00 自室

昼寝してたらバイクやから連絡が来た。期待せずに見ると、「アミーゴ、準備が整った。17時半以降ならバイクを受け取れるぜ」と。

やった!!マジか!!

アレックスにまた連れて行ってもらうことになった。いよいよ…いよいよか!!!

どうしよう、パッキングに工具も手に入れたらもう走り出せるのか!?嬉しい…。

 

21:34 キッチン

Finally I got!!! Finally I got!!!

手に入れたぞ!!俺の相棒を!!

 

17時30分頃お店に到着し、書類の簡単な説明を受けていよいよご対面。マルコスさんとマッチョの兄さんに感謝の言葉を伝えて、アレックスと公道に乗り出した。

2ケツでなく、俺が運転している。

俺がサンティアゴで、日本と同じように、いつも通りハンドルを握って、軽やかにオフ車を操っている。呼吸するように当たり前に。…最高だ。夢でない。遂に現実となったんだ。

 

 

帰宅してからお手伝いさんとミッチと4人で鑑賞会。皆俺の納車を喜んでくれた。

所要日数は22日。長かったが、覚悟していた日数だ。

何より、その日々はただ消費するだけの日々ではなかった。挑戦して、打ちのめされて、立ち上がって、一歩進んで、喜んで、祝って…。少しばかりの退屈さえ、必要な時間だったと思える。

俺は2日後の日曜朝、アレックスと共にホステルを去る。

そのため、明日は一日準備に費やす。

いよいよここまで来られた。皆んなのおかげだ。クリスチャン夫妻はもちろん、アレックス、ミゲル、ルーディに出会えたから大きな壁を乗り越えることができた。本当にありがとう。

 

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とても150ccには見えない車格。シート高はセローより遥かに高い。
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マッチョの兄さんと。良くしてくれてありがとう。
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早速脱脂してステッカーカスタム。海外に来て「ヨッシー」も俺の愛称に加わったからだ。
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チリナンバー。当初は北九州ナンバーで走るつもりが…。予想だにしなかったなあ。
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中華製の車載工具クソすぎて皆んなで笑った。プラグレンチの角が丸くなってるんだぜ。
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他人の納車も楽しめるよな。キャリアも何もかも揃ってるのでいつでも走り出せる。欲を言えばUSB電源が欲しいところだ。

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夜は納車祝いってことで二人で飲みに行った。チリで有名なレストランらしい。ハンバーガーなのだが日本のそれとは別次元で、めちゃくちゃ美味いし腹一杯になった。