2022年8月29日、午前6時16分。
将来的にうんこ製造機となる、まだ穢も知らぬ赤子がこの世に産み落とされて32年の歳月が経過した。
毎度のごとく6時に出勤。
おっちゃん達に「いやぁ僕誕生日なんですよね。現金なんて必要ないですよ」なんてフザケようかとも思ったが、実行せず。どうやらこれが32歳というものらしい。
それから自分でもそんな日であることなんて一瞬で忘れ、あくせく働いているとLINEの通知音。
「おめでとう🥺」
親友からだった。
「好き」と、一言だけ返して終話。そう言えばこいつの誕生日に何も言ってない気が。来年は南米から何か送ってやるか。
その日はなんとスウェーデンからもお祝いが届いた。かがくのちからってすげー。時代がグローバルなのか、それともそういう人生を送っているのか。
夜には懐かしい先輩からも届いた。
息子さん二人の顔がそっくりで笑った。名前忘れてしまったからまた聞いてしまったな。すんませんでした。一家全員コロナになったり大変だったみたいだが、ともかくみんな元気仲良しみたいで何よりだ。帰ったら顔見せに行きますと約束した。
LINEグループ「バイク世界旅」でもお祝いしてもらえた。今度はオマーンからかよ…。とんでもねえな全く。他の三人は全員先輩だが、皆さんはどんな歳の取り方をしてきたんだろう。
最後はTwitterか。これとなると日本全国?顔も声も年齢も知らない人達から、真っ直ぐなおめでとうを沢山いただく。SNSてのは未だになるべく距離を置くようにしているものだが、これは素直に嬉しいな…。
んで最後は夜に特別嬉しいことがあったので、「何だかんだ良い誕生日だったな〜」なんてニヘラと笑って本読んで寝た。
去年の自分は「歳なんてもはや数字でしかない」なんて言ってたけど、お前あとで痛い目見たぜ。
いやぁ焦る焦る。31と32はこんなにも違うのか。というか、この秋田でのんびり時が経過することに焦っているのかも。
28歳で覚悟決めて、2年で準備して2年走って帰ってきて32歳の年に日常に帰るってのが作戦だったから、まぁそりゃ焦るよな。
結婚というか、安定を求めるようにもなったし。全く、己の心の変容なことこの上なし。
誰かに言われたが、来年は北米で33歳の年を迎えることに驚く。
8月29日...アラスカでワンチャン…?🐶
とか考えていると、旅の先輩からメッセンジャーが届く。
「来年の8月16日が新月だからその前後がオーロラチャンス✨」
ぐえ〜マジか。こりゃあタイミング合えばたまらんぜ。つっても合ったとしても8月29日にアラスカ…。もう冬なんじゃ…いや可能性があるなら退くのは違うだろう…。
31歳の年は…出会いと別れの年だったな。
32歳はどうなるんやろ。めちゃくちゃにボロボロになる年になるといいな。