ただの男がバイクで世界一周を叶えるまでの記録。

高校生からの夢、バイクで世界一周を叶えるまでの記録をまとめたブログ。旅の理由、決断に至るまで、お金のこと、旅の準備、旅の様子など、考えうる全てを後に続くライダーのために残したいと思っています。

【バイク初心者へアドバイス①】レインウェアを常に携行しよう

おはようございます、ファササビです。

朝シャン後にプリキュア観ながら、自分で挽いたコーヒーと安いケーキを喰らう。最高の朝です。プリキュアが面白いからアマプラで初代も観始めました。

「娘がいたら…」などという甘い夢に一瞬意識を持っていかれます。並行世界の私はそうしているでしょう…。

 

 

週末のファッキンウェザーが続き、サバイバル訓練もできずにネタもないので、今春から増えるであろうバイク乗りとなる若者へ向けて、老婆心ながらもちょいとアドバイスと説教をと思い付きました。

色々懐かしい想い出も引き出しながらお届けします。

 

 

 

なぜこの記事を作成するのか

低体温症で運転ミスって死んで欲しくないのと、楽しくツーリングをして欲しいからです。

また、私が過去に痛い目見て学んだ教訓の中でもトップレベルの話題だからです。

マスツーに誘った友人がカッパ持ってないのをツーリング先で気付いて、案の定雨に振られて、確認しなかった責任から私のカッパを貸して代わりに私は死にました。二度と勘弁です。

 

 

私のレインウェアの歴史

・ホムセンで上下2000円くらいの

蒸れまくるが通勤通学には使えた。一時的に凌ぐためのものって感じ。これで歩いたりはしたくない。

・ホンダの上下1万円くらいのf:id:fasasabi:20210321105004j:image

ワゴンセールで購入。ホムセンとは比べ物にならない動きやすさ、機能性を感じた。蒸れはするが、日本一周が終わるまで4年間使えた。

・モンベルストームクルーザー上下3万万くらい?

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初のGORE-TEXに猛烈に感動した。薄くて軽くて携行性も機能性もダンチ。レインウェアには金を掛けて良いというのを改めて実感した。バイクだけでなく、登山釣りキャンプ街歩きでも大活躍させている。デザインも重要視するようになった。

 

 

 

なぜレインウェアが必要?

・濡れるメリットがほぼない

・携行の容易さから、降るか降られるかのギャンブルに身を賭けるメリットがない

・予報見て考える時間が無駄

・出先で雨雲見てヒヤヒヤするのが無駄

 

 

 

雨宿りすればよくね?

そんな都合よくすぐにバイクを停められないし、雨宿りできる場所もない。

また、その雨もすぐに止めば一時的な雨宿りで済むが、そう都合よく止まないもの。夕立とかならその限りではない。

ツーリング中に停滞を強いられるのも私は好きじゃないかな。マスツーなら仲間に迷惑かけてしまう。

 

 

天気予報見て出掛けりゃよくね?

「予報では晴れだったから」という人がいるが、あなたは神か何かか?まあ、毎日天気と戦っている農家さんや登山家が言うならまだ信じられるかな…(その場合その人達は天気を舐めていないから必ずレインウェアを携行しているが)。

 

 

濡れてもよくね?

死ぬぞバカ野郎。

 

体温の低下→低体温症→集中力、判断力の低下→小さな操作ミス→危険運転→事故→最悪死亡。

 

まあ、低体温症が怖い。登山や釣りやってたら常識。やらない人はこれがとことんわからない。バイクだと常に強風に晒され気化熱で一気に体温を奪われる。

夏の糞暑い日に低地の平和な場所で土砂降り食らうのは楽しいが、そういうのは経験積んで天候を見極められるようになってからがいいかな。

 

 

どうやって常に携行するの?

サドルバッグに携帯工具と突っ込んどくのが一番体への負担もなく、楽。

それが無理なら背負うザックか、リアシートに縛り付けるバッグにでも入れとくかな。

スクーターならシート下に突っ込んどくだけ。

なんにせよ取り出しやすい場所がベスト。

盗難にも各自気を付けて。数万するのを盗まれたら泣けるので、日常とツーリング用と分けるのも良い。

 

 

どんなレインウェアを買えばいいの?

どうせ買うなら初めからバイク用のしっかりしたのを買っていいかな。長く使えるし。

過去の私に勧めるなら、バイク用品メーカー製の物か、モンベルが出してるバイク用の物か。

餅は餅屋って言葉の意味を理解できる。

まあ、買い物失敗しまくって経験するのも大事なこと。

 

 

レインブーツとかは携行しなくていいの?

あれば最高だが、まずはレインウェアの上下がマスト。

初めはブーツカバーがおすすめ。安いし携行性も素晴らしい。その代わり耐久性に難ありなので、それからは自分のスタイルや予算、情熱に合わせてGORE-TEXのブーツやら、パッカブルレインブーツを考えてみていいかな。

私は日常ではオイルで手入れして多少の防水性を備えたエンジニアブーツ、ツーリングの時は日本野鳥の会のパッカブルレインブーツを携行している。

 

 

レイングローブは?

正直私は信用してない。

夏以外は防水性と通気性を備えたテムレスウィンター02を使用。

今冬はハンドルカバーを使用したが、おそらくこれが最強。マジで濡れないし暖かい。

夏は適当かな。替えのグローブ用意したり。気温見ながら調整している。

 

 

なんなら俺だったら夏にも冬用装備を携行する

低体温症を回避するためにレインウェアを携行するわけだが、ここは一つ夏の防寒にも触れておく。

私はロングツーリングの際は夏でもダウンジャケットやソフトシェルなどの冬用装備を携行する。例え夏でも、その土地の気候、更には気紛れを起こした天気によって死ぬほど冷え込むことがあるからだ。

 

2015年夏の日本一周時、8月にも関わらず北海道には冷たい冷たい雨が降っていた。なんと気温は14度。思い出しても信じられない寒さだ。

日本一周前に富士山の山小屋で一ヶ月生活して、レインウェアを持たずに登って来て死にかけている人をたくさん見た私は、「低体温症はマジで舐めちゃいけない」と改めて思い知らされていた。この経験があったから、夏の日本一周にも冬用の装備を携行しており、メッシュジャケットの中にダウン、上にソフトシェルを着込むことで何とか走り切ることができた。

実際、携行していなかったら停滞を強いられていただろう。クソ広い北海道ではレインウェアを買える場所は都合よく無い。あの時の雨も2日間振り続けたので、その間停滞を強いられていたら8月29日の福山雅治の稲佐山ライブにも間に合わなかった。

そう言えば志賀草津高原ルートも寒かったな。

持ってて良かった、マジで…。


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中雨強風の中550km走って疲労困憊の時の写真。富士山ホテルの学びを活かせて良かった。

 

 

まとめ

低体温症をなめるな。

携行するメリット、携行しないメリットを天秤に掛けてみて欲しい。

マスツーなら、仲間にも迷惑を掛ける。

つってもまあ、痛みの伴わない教義に意味はないってことで、一度生きて帰ってこれる範囲で痛い目を見てから、この記事を10年後にでも思い出してくれれば書いた意味もあると言うものだ。

上から目線で語ったが、私も失敗しまくりである。お互いご安全に!

トムラウシ山遭難事故 - Wikipedia

今夏の反省 富士山で低体温症に | jRO 日本山岳救助機構合同会社