ただの男がバイクで世界一周を叶えるまでの記録。

高校生からの夢、バイクで世界一周を叶えるまでの記録をまとめたブログ。旅の理由、決断に至るまで、お金のこと、旅の準備、旅の様子など、考えうる全てを後に続くライダーのために残したいと思っています。

バイク歴10周年企画〜地図から始まるライダー生活〜

 

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私の歴史(新版買えよ)

 

 

 

お疲れ様です、ファササビです。

 

唐突ですが、私のバイク歴の区切りとしてこんなコーナーというか連載の用なものを設けてみました。

大学入学前の3月にマグナキッドとしてバイクデビューし、スティードの自由さに世界一周の野望を確信し、セローに出会って深みにハマってはや10年。

飽きるのではないかと恐怖したこともありましたが、今のところ死ぬまで飽きる様子はないです。

何気なく楽しんできた10年ですが、試行の10年でした。

もっともっとバイクが、ツーリングが楽しくなるようにお金も掛けたし時間も掛けました。

人並みにはこの生き甲斐ともいえる遊びに人生を費やしてきた自負はあるため、であれば同志の皆様にそんな思い出や学んだことを共有できたらと思い、『バイク歴十周年企画』と銘打ってブログにまとめていこうと思った次第です。

このブログを見て下さっている方は、だいたいバイクや旅、アウトドア関連に興味がある方だと思います(腐れ縁で見て下さっている方には本当に感謝しております)。

なにかしらためになる情報でもお届けできたら幸いです。

これからバイクに乗る方々に届いたら一番嬉しいです!!!

 

さて、前置きはこのくらいで・・・。

第一弾は、ずばり「地図を持て!!!」です。

タイトル通りのことをつらつらと書いていきます。

 

 

 

バイク乗りには最強の地図『ツーリングマップル』

ひとえに地図と言えども色んな種類がありますよね。

ゼンリンの様なガチすぎる地図も、山屋さんの山岳地図も、ドライブでも使える道路地図など・・・。

バイク乗りに迷わずお勧めしたいのは、ずばり、昭文社さんが発行する『ツーリングマップル』です。

 

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おお・・・調べたら早速賀曽御大・・・。Vストは早くも数万㎞走行だそうな。

多くのツーリングライダーからの熱い支持を集めて30年弱。バイクツーリング向け地図の定番『ツーリングマップル』は、道路地図としての質の高さはもちろん、絶景ポイント、温泉、宿泊施設、キャンプ場、ご当地グルメ、穴場スポットなど、周辺の観光情報を地図中にコメントとして掲載している点が特長です。

該当エリアの収録範囲が広く、日帰りツーリングから数日間のロングツーリングまで、幅広く活用できて頼りになる1冊です。

コストパフォーマンスと携帯性に優れたA5判『ツーリングマップル』と、大きな文字・リング製本採用のB5変判『ツーリングマップルR』があり、それぞれ全国を7エリアに分けてカバーしています(縮尺以外、掲載している内容は同じです)。

ツーリングマップル - 地図と旅行ガイドブックの昭文社

 

とまあ、「とりあえず一冊持っとけ!!」と言えるくらいにバイク乗りのための地図なのです。

どれだけ素晴らしいかを今更私から語る必要もないくらいのものですが、10年間お世話になってる私個人の観点から褒めちぎっていきたいと思います。

 

 

ツーリングマップルのここが凄いよ

①頑丈

私、相当適当に扱ってます。

地べたにも砂地にもほん投げるし、ツーリングセローに乗り換えてからはスクリーンとフロントガードの間に挟めたまんまで風雨の影響をもろに受けさせてボロボロです。

でも、10年は持ってます。いや、買い替えろよという話ですがそれはまた後の話で・・・。

 

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頑丈故に扱いが適当になるが、しっかり役目を果たしてくれる。

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私の宝物である2009年の九州版。この風合いが勲章となり、いつまでも使いたくなる(いや買えよ)

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流石に表紙は剥離したが、特に使用上の問題はなし。見っともないと思うかはあなた次第・・・。

 

 

 

②ツーリングの切っ掛けの宝庫

これです。

これを第一に話すべきでした・・・!

とにかく情報量が多い。

実装取材してくださったライダーのおすすめルートや、道の駅、景勝地、観光地、寺社仏閣、温泉、キャンプ場・・・なんでも網羅されています!!

「九州も飽きてきたな~」なんて思うことも度々ありましたが、適当にぺらっと地図を開いてちょっと注意深く読んでみると、「なんやこがんとこあったとか、面白そうやん・・・」というのが未だにあります!!

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私の地元周辺。ここだけでもこんなに色んなものがあるのねと思わされる。

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ツーリングの聖地などはこのように拡大地図もある

乗り始めたばかりの方にも、なが~いバイク歴を持った方にも、バイクでどこかへ出かける切っ掛けを与えてくれるのがツーリングマップルなんです!!

走り飽きたなんておどりゃ生意気やぞ!!

 

 

③データベースとしても優秀

ただのロードマップだけではない!

ツーリングやドライブに関するあらゆる情報をデータベース化してあるのです!

ネットで探して掻い摘んで情報を得るのではなく、一覧で見れるので行程を組む際にも非常に便利なのです。

長旅であればあるほどこれらのページにはお世話になると思います。

単発のキャンツーにも大活躍ですね。

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日本一周時は日々のキャンプ場探しに大変世話になった。

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フェリー情報もロンツーには欠かせない。一覧で見れるのが便利。

 

 

 

 

ナビではなく地図を勧めたい理由

大体のツーリングライダーが使ってる地図であろうツーリングマップルの凄いとこは、私として伝えときたいのは以上の2点です。

しかし、「あいやわかった。でもナビでよくない?」という方が多く、いやほとんどかもしれないです。

なので、次は敢えて紙の地図を勧める理由などを挙げていきます。

 

 

①好きなようにプランニングできる

ナビだと、A地点~B地点~C地点と入力して、その間の細かなルートは基本的にナビの判定任せになると思います。

Googleマップのパソコン版は青のルート上の点をドラッグしてある程度組み替えることもできますが、完全に自分の意思の反映されたルートを作成するのは大変手間です。

ざっくりとしたものなら何ら問題ないですけどね。

しかし、紙の地図だと完全に自分の意思の反映されたルートでプランニングできます!

「こっからここはざっくり国道トレースして~」「ここから県道入って~」「途中林道に逸れて国道に出たらまたこっから県道に入って~」などなど、とりあえず地図読めれば自分だけの行程を好きに作成できます!!

ナビでは林道何て入力できんでしょう!

 

 

②自分の意思で走る自由と緊張感と達成感が最高

地図の楽しさはぶっちゃけこれです。

楽しいです。

前日や当日の朝に自分で考えたルートを一生懸命読んで頭に入れてイメトレして、本番でドキドキしながら「この交差点から右折して・・・」とか「そうそう!この建物を右目に過ぎたけん次は・・・」とか考えながら、何回も道を間違えてUターンして、なんとか目的の道を走れて目的地に着いて・・・。

 

楽しいです!!

達成感半端じゃないです!!

 

書いててなんか楽しくなってきました!!!!

嫌ですね、私はもうほんと病気かってくらい方向音痴で、いまだに走り慣れた道も逆走したりするんですが、地図を読んで自分の力で走ることができた時の快感が半端じゃなくてですね・・・!

ナビは死ぬほど便利です。

だって到着時刻も走行距離も教えてくれるし、道間違えても自動で修正してくれるし。

 

だがそこに我々バイク乗りの意思はないッッ

 

ただそこに辿り着きたいだけの走りの時は私も平気で使いますが、本気で楽しみたいツーリングの時は絶対に使いません!!!

楽しいと楽々は似て非なるもの!!!!!

紙の地図が楽しくて仕方ねえんだ!!!!!!!

 

 

③電池が切れねえ!!!!

テンション上がってきました!!

紙の地図です!!!

電池切れがありません!

てか電池が必要ねえ!!!

燃やされたり流されたりしない限り、紙の地図はいつでも読めちまうんだ!!

こんな当たり前のことだが、考えたことないでしょ?

実は私も数年ナビに浸かりまくった後、紙の地図に戻ってきた際に強くこのことを意識しました。

実際生命線ともなる地図なのに、電池切れたら読めないとか正直話にならないです。

現在地が掴めないとか場合によっちゃツーリングでも大変危険な状況ですからね(ガス残量把握せず冬の雨中酷道に突っ込むとか)。

登山などの命がけのものだと、最悪死にます・・・。

 

 

④マスツーリング(複数人での団体様ツーリング)で皆で読んで進むのが超楽しい!!

これはこないだの山口ツーで気付きました。

www.fasasabi.com

 

このツーリングでは、私だけが紙の地図を持っており、二人の後輩はどちらもスマホのナビ便りで当日は集合しました。

んで、私が紙の地図原理主義者のため、出発時のミーティングにて「これより終了までナビの使用を禁ずる!!」と宣言したわけです。

当然「ほげえ!」と動揺を隠せない二人でしたが、一泊二日の行程のほぼ全ての走行で先頭を走ることになったT氏は、最初は私の地図を暗記して走り始めパニくりながらも、一日目の昼くらいからは「さっきこの建物を通りすぎたので、あと数㎞行くとこの交差点があって、そっから右折して国道~号線ですよね?」など完全に道路状況と地図を照らし合わせて会話ができるようになり、終盤までに男らしく成長しました(べた褒めけど、マジでその成長の早さに驚きました)。

途中からT氏はスマホでツーリングマップルの必要なページを写真で撮って、その写真をスマホに表示させた状態でスマホホルダーにマウントして地図を読んでいました。

ある意味アナログとデジタルのハイブリッドですよね。

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電子版マップルもあるが、これもありですよね・・・?メモもいけるから使い方次第ではかなりGOODでは

 

そんな先頭ライダーと、後方ライダーY氏と私3人で進むべき道を確認しながら、迷った時もツーリングマップルを皆でのぞき込んで意見を出し合いながら道を選択していくのが楽しいと言ったら!!!

Googleマップだと現在地を特定するまでの細かな情報がないので、こんな会話も生まれないんですよ!てかGPSで現在地何て一発!!!

てかナビ使えばほぼ迷わねえから話し合う必要もねえ!!

 

この楽しさ、いままで気づきませんでした!

てことで私が言い出したツーリングではナビ使用禁止なのでヨロシク!!!!

 

 

⑤歴史に残る!!!

前述したように、使用感も出てくるし、地図に直接書き込めばその時のツーリングの様子が残ります!!

 

ルートを線でなぞっても良し!

絶対行きたい場所を〇で囲っても良し!

地図には記載がなかったお気に入りスポットや道路情報を書き込んでより詳しい自分だけの地図にしても良し!!

 

あとで読み返したときてほっこりできる何よりの宝物になるだろう!!

ナビではなんも残らねえ!!!残るのはスポット登録とクソッタレ飯屋にぶち当たってブチ切れで書きなぐったGoogleレビューくれえだ(覚えとけよ道の駅長門峡と角島の糞まず食堂)!!!

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2010年10月、初めての熊本ツーの作戦会議で仲間3人とジョイフルに集まって、5㎞の縮尺の長さに切った麻ひもをルートに這わせながら計算した、大観峰到着時刻の10:30。前後10分程度の誤差で到着した時の喜びは一生忘れない。

 

 

⑥土地を覚えてその土地に情報通になれる!!

迷わないためにも地図を読み込みます!

迷ったら現在地特定のためにもさらに読み込みます!

何度でも読みます!!

そうしていくと、いやでもその土地に交差点や建物、駅の名前、果てには滝や林道の名前も覚えます!国道や県道の号数なんてツーリングが終わった後でも一時は覚えています!!

なんなら簡単な地図くらいは書けますよ!

こうなったら、再び同じ土地を、今度は違う人と訪れた時、「あーここはこういってこうで~あ、やっぱり覚えてたとおりだ」なんて最高にカッコつけられます!!

私もこないだ地図を読み込みまくった山口ならば、なんなら地図無しで走る自身もあります!!

これを全ての都道府県で、国で繰り返して行けば・・・。

 

 

 

まとめ

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一日の終わりに一杯飲りながら、次の日の行程を考える。是最高の贅沢也。

熱くなりましたが、それほどに地図読んでツーリングするのは最高です。

紙の地図を持ってないのは論外となる登山などに比べれば、ツーリングにおける神の地図の必要性は最重要というほどではないかもしれませんが、紙の地図はバイクの楽しさを絶対に広げてくれる!!!それは間違いないです。

私が一番初めに買ったバイク道具は、ツーリングマップル九州2009年版です。

なんでソッコー買ったっけな・・・。

確かタンデムスタイルかなにかで「マップルは必携やぞ!」と書いてたような。

紙の地図使って走るのが当たり前だと最初から認識してたんですよね。

実際に必携でした。出発前夜に読み込む時間も、旅の中で地図を眺める時間も、なにもかもがバイクで走るということを盛り上げてくれました。

たぶん地図読んで走り始めてなかったら今の自分は無いと思います。

それこそ今の時代にバイクデビューする方は紙の地図自体が選択肢に出るのだろうか。

紙の地図で走る習慣が無かったら、いずれ世界一周を目指していたとしても、バイク乗りとしてここまでの深みには至っていないはずです。

 

お父さんお母さん、地図は男を育てますよ。お子さんに読ませてみてはいかがですか。

私の弟もこないだのドライブで紙の地図の楽しさ便利さを身をもって知ってくれたと思います(助手席でマップル使ってナビさせました)。

後輩T氏も、「ツーリングマップル絶対買います」「システムからの脱却ッッ」と温泉で熱く語ってくれました(ちょっと洗脳し過ぎたか・・・)。

最後にもう一度。

ツーリングマップルはマジで最高のバイク道具です。

昭文社さんに感謝。

もしこれからバイクに乗り始めるという方の目に止まったら、是非とも初めてのバイク道具にはツーリングマップルを・・・!!!!

バイク乗ってるけどまだって方は・・・馬鹿モーン!!!書店へGo!!!!

 

 

 

 

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