お疲れ様です、ファササビです。
緊急事態宣言のため、師匠んとこでのメンテ修行も自己判断で控えています。万が一ってのはあるからしゃーない。
んで、土日無駄に時間もあるので、気分転換も兼ねて最近かざまりんぺい氏の著作『新・冒険手帳』から最優先で習得したい事項を抜粋して特訓することにしました。
「スマホもナビも使うかよバッキャロー!」て公言してる以上、こんくらいはやっとかないと説得力に欠けますからね。
電池とスチールウールでの着火
ホムセンでスチールウール購入。電池は自分の予備電池から。
開始して数分はコツが掴めず、電池に接触させたウールの先端がチリチリするだけで全く発火せず。
試しにウールをよりフワフワに解してみたところ、先程とは比べ物にならないくらいの勢いで着火。コツを掴んだ。
あとで調べたが、ウールの一部を細くしておけば、そこに電熱が集中して発火しやすいらしい。
詳しい方法はググるか、冒険手帳を是非とも手に入れられてください。
※あくまで緊急時の手段であることを伝えておく。
鍋などを使い海水から真水を得る
旅で遭難した際に所持しているであろうクッカー類を用意。
林から干潟の奥まで往復して海水調達。
①海水を薄く張った鍋(蒸気を逃さないように濡れタオルを縁に這わせる)
②①の鍋に沈める真水受け用の小石を入れたカップ(耐熱が理想だが、普通のステンレス)
③①の海水を沸騰させて得られる蒸留水を冷やすために海水を入れた鍋
④薪適量
沸騰させまくる。
なんとか水平を保ちたいが難しい。ずっと手で支えるのも大変。
土台として敷いた薪を組み直したところ、だいぶ水平に近付いた。
タオルも燃えそうだが…。
上手く行けば、下の鍋で沸騰した海水が上の鍋の底で冷やされ蒸留され、下の鍋に沈めたカップに落ち、真水を確保できる。
ついでに下の鍋には塩が残り、サバイバル的には一石二鳥となる。
なんか上手く行きそうなので目を離して遊ぶ。
「ガシャン」
覆水盆に返らずを地で行く。油断した。
10時40分スタートの、12時死亡。約90分掛けてこれ。本番なら肉体精神ともに大ダメージを受けていた。事実、気温20度の中の作業だけでもめちゃくちゃ喉の乾きを覚えていた。
反省点
・水平を常時保つため、カマドこそ一番ちゃんとするべき。都市災害時ではコンクリートブロック、可能なら耐火レンガでカマド組んでしまうのがベスト。何にでも使える。
自然でのサバイバル環境下、今回のような場所でなら地面を掘って太い生木を二本渡して底に鍋を載せる。薪もくべやすい。
・推奨されている中華鍋の形でないとかなり難しい。今回のような平たい底の鍋では都合よく水滴がカップに落ちてくれない。
・タオルがでかすぎた。ここまで大きいと折角の蒸留水を吸ってしまうかもしれない。それにはみ出して燃えてしまう。手拭いくらいの大きさで良かった。
現地で手に入る素材で濾過器を作る
砂浜には小石がないので、「こいつで代用できそうやな」という軽い考えで、ナイフの柄で小さく砕いた貝殻を使う。多孔質に近い物なら同じ役目を果たすのではないかと判断した。
次は炭。
その辺の焚火跡から採取。
この時点で、「濾過器傾けたら終わりやん」と気付く。
次は砂。砂浜のため無限にある。
最後はバンダナやガーゼ類。適当に引退した靴下で試してみる。
麻紐を通して完成。
30分と、割と苦労せずに済んだ。
蓋には直径3ミリほどの穴を開けている。
わろた。
— ファササビ@世界一周バイク旅準備中 (@fasasabi_LWR) 2021年2月21日
アフリカ旅でよく見るカフェオレでもさすがにもっと綺麗であることを祈りたい。 pic.twitter.com/5tb1AbIiY0
死亡確認。現実は非情である。本日2連敗。
反省点
・蓋の穴がちょい大きかった
・貝殻はたぶん役に立ってない。小石詰めて、ラストに蓋のとこにティッシュ詰めたい。
・一番上の靴下も微妙。目の細かいガーゼ類がやはり理想的か。
・ボトルを増やして二段〜四段式でもよい。その分綿密に濾過されるはず。ただしサイズも数倍になる。
・たぶん素直にソーヤープロダクトなどのちゃんとした浄水器を持つのが最も有効
巻き結び、もやい結び
野外訓練から帰宅し疲れた体に鞭打ってロープワーク特訓。丸太がないので情けない細い脚で代用。
丸太を組む際の基本ノットのため、簡単だった。繰り返し練習する。
投げられた救助ロープを体に巻きつけることを想定して、自身の体にもやい結びする練習。冒険手帳には、「目を閉じて10秒以内にできるようになろう!」と書かれてるので、十数回繰り返したところコツを掴んで7秒でできるようになった。楽しい。
まとめ
成功と失敗の繰り返しである。
失敗を恐れずに、失敗から素直に学べる性格をしているのは自分の長所だと思いたい…。
冒険手帳、一家に一冊おすすめしたい。