お疲れ様です、ファササビです。
弟子入りした行橋市のバイク屋さん、バイクフリーさんにてメンテナンスの修行を開始しました。
電球も変えられない、バッテリー交換をバイク歴10年にして初めて自分でやって喜ぶ奴が、出発までにどれだけ成長できるかをお届けします。
自分で整備したくてもできない、なにか切っ掛けが欲しいとかで燻っている方に少しばかりの後押しができると思います。
糞雑魚の成長を見て勇気を届けられたら幸いです。
①外装バラシ
「まずは注油から教えてください!」と意気揚々とお願いしたところ、「バラせないと何もできんね!」と的確なツッコミ。確かに・・・。
ということでセローの外装をバラすことから始めました。
サイドカバー、シートの順で外しました。
バッテリー上りの充電や交換の時に何度かやってるので、ここまでは自信満々にできました。
ちなみに工具も作業スペースのシートも貸してもらってます。
「ちなみに西村くん工具は持ってるの?」
「こんなんならありますw」
「まずはちゃんとしたのを使って練習しようか!(笑)」
ほんとありがたいです。
作業スペースのシートは、ボルト一本たりとも無くさないように必要と教えられました。旅ではテントの下に敷くグランドシートで代用できそうですね。ボルト入れる皿も欲しいなあ。よう物を失くすヤツなんで。
ここまで外すともはやセローには見えん・・・。まるでストリートバイクだ・・・。
この状態で乗ったらなんだか身軽で良さそうだなとか思いました。
教えてもらいながらタンクも外しました。
タンクってこんな感じで外れるんですね・・・。しかもこんな細い一本のチューブでガソリンが流れているなんて・・・。ちょっとガソリンが漏れて慌てました。ていうか満タンだと重たい重たい。
とりあえずささっと外せるものはこんなもんでしょうか。
ついでにウェスで拭いてあげました。3年積もった汚れもありましたね。
②ホイールからタイヤを外す、チューブのパンク修理
エキパイの下に適当に噛ませてフロント浮かせて、フロントホイールシャフトをメガネレンチで緩めて抜いてホイールを外しました。
最初レンチで緩めようとしていたところ、メガネレンチで外すのが正解だよと教えられ無事になめずに緩められました。普通のレンチは接点が2点のみなので、通常使うなら締める時だとか。元大工の癖にこの辺のことも知らんとは・・・。
外したシャフトとその周辺のパーツは向きや順番がめちゃくちゃならんように、シャフトに元あった形で付け直して、砂などが付かないように浮かせて置いておきました。
ちなみに寝転がってる黒いのはデイトナのリフトアップスタンドですが、エキパイを支点にしてフロントを浮かせるには伸縮の幅が足りませんでした。アンダーガードを支点にするのがよさそうですね。
いよいよ生まれて初めてのタイヤの脱着とパンク修理です。
バルブのナットを緩めるためのレンチ1本、バルブコア脱着のためのバルブコア回し、タイヤレバー3本を使います。ホイールを傷つけないための紐の付いた白いのは、本番では携行しないため無しでやりました。
作業はディスクを上にした方がやりやすいようです。
バルブコア回しでバルブコアを緩めて抜いて空気抜けるようにして、タイヤ全体を足で踏み踏みしたら、ホイールのリムとタイヤのビードがこんだけ離れるようになりました。
タイヤレバーを一本隙間から入れ込んで、タイヤレバーの持ち手をディスクに掛けて常に隙間ができた状態にしました。
左上のメモ帳に聞いたこと全てメモリながら作業しました。
タイヤレバーをもう一本使って、ディスクに引っかけたタイヤレバーの隙間から徐々に外して行って、適当なとこまで外したらあとは手で外せました。
タイヤ全周がホイールから外れた状態にできました。
タイヤレバーを差し込んで力を入れる際に中にあるチューブを噛まないように気を付けないといけませんが、外す時はそうそう噛むことはないとか。ホイールに嵌める時に注意が必要だそうです。
んであとはチューブを引きずり出します。こんなんが入ってたなんてな~。知っていたけど初めて見るから新鮮です。まあ原始的な構造ですよね。チューブとチューブレスの長所短所も自然と理解できてきました。
さてチューブのパンク修理です。今回はお店の廃材を使って練習します。
空気を入れて音と触覚で穴の位置を探ります。静かな場所ならば、耳をタイヤ全周に這わせれば音でわかりやすいですね。耳で空気の漏れる感触もはっきりと感じました。
本番ではコンプレッサーではなく手押しポンプなのでここまでパンパンにはできませんが、少し入れて手で勢いよく空気を押し出すようにしても耳で感じ取ることはできたのでなんとかなりそうです。石鹸水を薄く塗っても良いですね。石鹸は本番でも持ってますし。
場所がわかったらパッチより二回りほど大きい範囲を紙やすり(400番程度)で平滑にします。しっかりと穴を中心にしてやすり掛けしないと、いざパッチを貼るときに穴の位置が分からなくなってしまうみたいです。
やすりで凸凹を削って平滑にしたら、パッチを貼るためのゴム糊を塗ります。
塗りすぎてもダメとのこと。貼るときも、少し乾かしてから貼るのがポイントです。この辺は大工の時にも似たようなことやっていたので感じは掴みやすかったです。
適度な乾き具合でパッチを貼って、チューブを柔らかい毛布の上などに置いて、パッチの部分をゴムハンマーでぶっ叩きます。この手のゴムハンマーは1本あるといろんな場面で使えて便利かもねと師匠からアドバイス。検討します。
パッチを貼り終えたら、再びタイヤに入れ込む前に水に浸けて空気の漏れが無いか最終チェック。本番ではこんなチェックはとてもできないので、穴を見つける時と同じように、石鹸水を薄く塗ってチェックできそうです。唾でも良いかな?
さて空気漏れも無く、とりあえずホイールからタイヤを外してチューブを引きずり出してパンク修理をすることができました。
次は外したこれらの部品を元の状態に戻します。これが大変だった・・・。
③ホイールにチューブとタイヤをはめ込む、ホイールを組み直す。
チューブを入れ込んでバルブ位置を合わせて再び突っ込むんですけど、これがめちゃくちゃ手こずった・・・。コツを掴んだら一回目5分掛かったのが30秒で入れることができました。
反対側のタイヤをホイールの一番深いところである中心に寄せて、作業する手元のタイヤとホイールのゆとりを持たせるのがコツみたいです。もちろん師匠から教わりました。
半分もタイヤレバーで入れ込んだら、あとはハンマーでぶっ叩いて入れ込むことができました。
しかし最後のレバー操作を誤って、最後の最後にチューブを傷つけて自分のチューブを穴開けてしまいました。お手本のような失敗ですね。
再び外して塞いでチェックしてまた入れ込んで・・・と、良い復習になりました。
その他
シート外したついでにエアクリーナー見たら、中々汚い。今度交換します。
携帯工具と書類入れるスペースを有効活用したい。
左が1000円、右が3000円のタイヤレバー。
師匠曰く、全然違うらしい。ちょっとした角度と厚みの違いで使いやすさが全く変わるとか。
あ、ちなみにチューブレスタイヤのパンク修理は、作業中に丁度パンク修理でお客さんが来られたので作業を見学させてもらいましたが、楽勝でした。
記念にセルフで撮りました。
どうかこの姿がいっちょ前に見えるようになりますように。
終わりに
10時にお邪魔して、16時まで作業してましたが、いやー楽しかったです!
できなかったことができるようになるって、本当に気持ちが良いです。
タイヤ交換とパンク修理は絶対に覚えておかなくてはならないことの一つですが、早速出来るようになって旅に向けて大きな自信がつきました。道具と部品と体力さえあれば、砂漠の真ん中でパンクしても生還できる!たぶん!!
私自身は特にメンテナンス自体を避けてきたわけではないので、自ら進んで楽しく覚えることができました。覚えたいという方は、バイク屋さんに相談して教えてもらってはどうでしょうか。やる気があるならスポンジが水を吸うかの如く吸収速度は凄いはずですよ!
普通にバイクを楽しむ分には必ずしも必要な技術ではないかもしれませんが、メンテナンスを覚えるのもまたバイクの楽しみの一つなのだなと今回で私は再確認できました!!
途中で自家製パンとかコーヒーとかお菓子とか、いろんな方から差し入れも頂いてしまい、本当にありがとうございました!師匠にも感謝です!
今後の課題
・リフトスタンドでどんな場所でもフロントを確実に浮かせられるように練習しておく
・パンク時にエアポンプで何処まで空気を入れて張らせることができるか要確認
・本番では耳の感覚と石鹸水でパンク穴を発見する
・修理後のチェックも石鹸水で行う
・現時点では前後タイヤは乗り出し時のままで出発し、状況により後輪をチューブ化予定
・良質なタイヤ、チューブの手に入る国を調べる
↓↓↓いつも最後まで読んでいただきありがとうございます。
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