現在既に7/15。水野家での日々を描き続けてもう二日も置き去りにしてしまっている。毎日が特濃で夜に書くのは無理。頑張って今日中に書く。
ちなみに今朝去る予定が、天気を言い訳にしてもう一泊させてもらうことに。高橋さんともいつも言ってるが、自分のパラサイト能力が怖い。
7/13(木)晴れ 水野家
9時起床。泥のように眠った。
ちなみに双子ちゃんのお部屋を貸してもらっている。彼女たちは今はお父さんお母さんと寝ているから好きなように使ってと言って下さった。32歳おっさんの痕跡が残らないように綺麗に使わせてもらっている。
朝ご飯は純度120%の和食だった。ノドグロの干物に日本の白いご飯、味噌汁に漬物、温泉玉子、焼き海苔、納豆、インゲンの胡麻和え。
カナさんにも言ったが、ここは日本だった。俺の肉眼標準レンズ45mm程の視界だけ日本になっていた。ご馳走様でした。
カナさん撮影。俺の気持ちがしっかり現れた写真。
これほどのものを目の前にして、撮る余裕なんてなかった…。
食後は70km離れたバイク用品店へフロントタイヤのチューブを手に入れに行くも、ようわからんSEDONAとかいうブランドのしかないため辞めた。これならそのままブリヂストンのチューブを使い回した方がマシだと判断した。
折角遠出したし、失くしてしまった手拭いの代わりにもなるのではと期待を込めて、よくハーレー乗りがノーヘル運転時に被っているキャップを購入した。最近、星条旗のことをStars and Straipesと言うと覚えたから、かっこよく「星条旗のあれちょうだい」と言うことができた。
用品店。やたら町のハズレの田舎にあった。
ペイントガンのサバゲーかな?実銃かと思ってビビった。
中古で色んなものが置いてある。しかしアメリカンバイク寄りかな。
カナさんがわざわざお昼のお弁当まで作ってくれていた。これも本当に日本のお弁当て感じで懐かしくてたまらなかった。
これは洗車場かな。聞くと、庭先で洗車するのは下水の関係上御法度らしい。他には洗濯物は外に干さないで基本乾燥機とか、アメリカならではのルールがある。おかげで俺はドラム式洗濯機と乾燥機の便利さを知ってしまって欲しくてたまらなくなっている。
13時ごろ帰宅し、本日のメインミッションであるタイヤ交換へ着手。ここには高橋さんも杉さんもミゲルも居ない。海外で初の完全自力でのタイヤ交換。
結果、成功(この時はそう思っていた)。随分久々の作業だったが、一つずつ思い出すように動くと言うよりは、身体が自然と動いてくれた。
フロントのチューブの状態もあとで高橋さんにも診断を受けたが、全然劣化もないため心配なく使い回した。
リアは少し手間取り、一瞬タイヤレバーをぐりっと起こしすぎたのではとヒヤッとしたが、問題なく済んだ。
聞いていた邪魔なだけのビードストッパーも楽に外すことができた。
鬼のように汗をかいた後のシャワーは格別だった。
人んちのガレージで暴れるやつ。
フロントのチューブ。素人目に見ても特に異常なし。バルブの根本に錆びもなかった。
バルブコアもいい状態。換えを日本から持って来てても良かったな。
アホだからチェーンの張りのコマも撮っとく。
リアのチューブも良い状態。予備としてサイドバッグの底に沈めておく。
完了、のはずだった…。
バードストッパー抜いたあとはテープで両面から塞いでおく。
この手のジャッキが一番使いやすいね。
取り外されたビードストッパー。日本のセローには標準では付いていない。レーサーでもないのに邪魔なだけ。
晩御飯はお寿司。トモさんがアジア人内での情報網を駆使してやっとそれなりに安定して手に入れられるようになったと言う寿司グレードの刺身を、ご飯と一緒に海苔で巻いて頂いたり、そのまま刺身としても味わった。口内がもう本当に天に昇るような…。巻き寿司や握り寿司は色んなとこで食って来たけど、ここまでストレートに生で魚を食ってのは久々だった。バンクーバーでの刺身も最高だったが、まさか一般家庭で出てくるとは思わなかったから。
トモさんたち曰く、魚はやはり肉よりも何よりもご馳走らしい。もちろん安くないし、いつでも手に入るわけでもないからな。
この日も遠慮なく腹一杯頂いた。
お話しした内容は…覚えていない。馬鹿野郎が…。録音でもしてりゃ良かったよ。後悔。
写真の破壊力がやばい。やはり日本人は魚からは永遠に逃れられんのだなと。
本格的なお寿司で美味しかった。帰国して作りたいものが無限に増えていく。
あ、日本酒を頂いた!これが一番の衝撃だった。ご実家のある兵庫から持って来たらしい。トモさんも焼酎より断然日本酒派で気が合った。
日本以来の刺身と日本酒(香住鶴だったかな)の組み合わせは、よしきやかつひろたちとの何気ない時間を思い出させた。
写真を見て思い出したが、水野家のカメラが再び活躍の時を迎えることになった。
なんと、トモさんも数年前までOMD-EM5を使っていたのだ。markⅡになるが、markⅢの俺のと全く同じ見た目で笑った。
この日から、カナさんや子供たちが俺の姿をバシッと撮ってくれるようになった。この日撮ってもらった写真には、双子ちゃんたちが学校のクラスのお友達について俺に写真を見せながら一生懸命教えてくれている様子が収められている。子供たちは人見知りらしく、初日はとても静かなものだったが、二日目の夜からは初日が嘘ってくらい打ち解けてくれて、日本語で頑張って話しかけてくれた。英語はペラペラだが、たまに日本語が混じっているのが面白い。ほんなこつ素直な人懐っこい子供ちゅうんは可愛ゆーしてたまらん。
俺も初対面は猫被るから君たちと同じよ、うふふ。
彼女たちが昔ポラロイドカメラで撮ったと言うトモさんの写真を見せてもらったが、素敵な一枚だった。やっぱり、誰が撮ったのかは写真に於いてとても重要なものだと改めてかんじた。
子供がカメラ持ってる姿っていいよな。
写真の画質なんて大したことじゃないってのがわかる。いい一枚だ。右上のはアメリカ国立公園の年間パスポート。これだけでも記念になる。
今後の進路の話もしたが、いつも通りその時の気分で。
聞くと、アラスカにも国立公園が多くあるらしく、それならと年間パスポートを頂いた。何から何まで…。
それにしてもアメリカの国立公園のイラスト、センスありまくりだな。水野家も訪れた公園のイラストのマグネットを集めていた。
24時ごろ就寝。この日も素晴らしい一日だった。
走行距離 150km
金 星条旗キャップ2000円