ただの男がバイクで世界一周を叶えるまでの記録。

高校生からの夢、バイクで世界一周を叶えるまでの記録をまとめたブログ。旅の理由、決断に至るまで、お金のこと、旅の準備、旅の様子など、考えうる全てを後に続くライダーのために残したいと思っています。

装備厳選 ガソリンコンテナ①~Rotopax 1.75ガロン ガソリンコンテナ~

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お疲れ様です、ファササビです。

 

最近、軽量化に脳みそをフル稼働させていますが、突き詰めていくとどうやら積載に戻ってきた様子。

では積載はどうするのかというと、これを決めるには先に予備のガソリンをどうやって携行するか。こいつを決めないと先に進めないことがわかりました。

 

よって、今回は予備のガソリンの必要性から、私のセローでどう携行するかをまとめていきます。

 

 

 

結果からお伝え

ロトパックス1.75ガロンガソリンコンテナを利用する。

 

※これからはブログの記事がくどくならないように結果から記載するとする。

色々調べ、沢山のブログを訪問した際に、「さっさと結果を教えてくれ」というくどい記事が散見されたからだ。

色んな理由から、結果だけ知ることができれば十分な人間は多い。

 

 

 

予備ガソリンの必要性

ずばり、ガス欠対策である。

当たり前にして究極。このガス欠は最も恐ろしい事態の一つである。

もちろん他人に助けを求めて解決できるし、そのような場合が多いのだろう。

しかし、もし万が一、地獄の様な天候の中、地元民も恐れる危険地帯の中など、一刻も早くその場を離れる必要がある場合にガス欠し立往生してしまったら。

そのようなあってはならない回避できる危険を避けるため、私は予備のガソリンを携行することにした。

生きて帰って来ると約束した人たちへの証明でもある。

 

 

私のセローは満タンどのくらい走るのか

日本での街乗りメインでの燃費は38㎞/L程度。

しかしここ数日、最大限の省エネ運転を実施したところ、なんと43㎞/L

旅の間の燃費は33㎞/Lを想定。積載物の重量、悪路、粗悪なガソリンを入れる可能性などを考慮しての、最低限の燃費である。

 

セローのガソリンタンクは9.3L

つまり、日本では最大400㎞走れるかもしれないが、旅では300㎞程度かもしれない。

しかしそれでも300㎞も走れるなら各地で給油はできるだろう。

それでも、私の油断や想定できない特異な状況に陥った時のために、予備ガソリンは必要と判断した。

300㎞に加え、あと200㎞もあれば御の字と考える。よって、最大6L程度携行できれば良い。

 

 

 

予備ガソリンの携行アイテム

①ガソリン缶(ボトル型)

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最もオーソドックスな方法。

サイズも様々で、小さい奴ならサイドバッグやシートバッグにパッキングするのも容易だろう。車体にホルダーを取り付け、スマートに運ぶ方法もあるようだ。

缶のため、プラスチック製に比べると遥かに熱による膨張などの心配も少ない。

 

 

②ガソリン缶(タンク型)

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この手のは余り見かけたことがない。長期旅でキャリアに縛るイメージがある。

ボトル型よりも大型のサイズが多いため、使う際は少々積載等考えることになるだろう。

 

 

③ポリタンク

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鉄製のタンク型がプラになったようなものだが、こちらの方が材質上軽量であり、小排気量バイクでも扱いやすくはなるだろう。

しかし、材質上熱による膨張が気になるところ。一日に一回のガス抜きをすれば多少は安心できるだろう。

 

 

 

求める予備ガソリンの携行方法

軽量であること

6Lのガソリンだけでも重くなるのに、それを入れるタンクでも重くなっては逆に機動力を落としかねない。よって軽い材質で出来たプラ製もしくはそれに近いものが好ましい。

頑丈であること

プラ製を求めるとなると、厚みのあるものが頑丈で良い。

また、タンク自体の頑丈性だけでなく、そのタンクを携行する方法にも頑丈性を求める。例えば、タンク専用のキャリアやステーを増設することも考えたが、転倒時の衝撃や部品自体の劣化による故障があっては、それまで続けていた積載方法を現地で、土壇場で見直さなければならなくなり、非常に困ることになる。よって、やたら手を加えないシンプルな携行が好ましい。

積載しやすい形であること

ただでさえセローの積載スペースは少ない。また、キャリアの延長なども避けたい。

となると、メイン・サブのドラムバッグ又はサイドバッグに収まる形のものが良い。

重い液体を運ぶため、車体の重心を崩さない形が好ましい。

 

 

 

 

ロトパックス1.75ガロンガソリンコンテナに決めた

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至るまでの経緯

結果でお伝えした通り、ロトパックスのガソリンコンテナに決めた。

まずはこのアイテムに至るまでの経緯から。

 

旅の予備ガソリンタンクと言ったらポリタンだと、先人たちの旅行記から学ぶ。

ポリタンクを探すも、箱型の物ばかり。この形で積載できないか思案する。

無理だと判断。壁にぶち当たり、予備ガソリンが必要でない可能性を考える。

ラフ&ロードのロングツーリストサポートシステムで私と話してくださる担当の関根さんととある電話の際に世間話をした際に、私と同じセローで5月にアフリカ大陸縦断へ出かける男性がいることを知る。その方が、予備のガソリンを車体に取り付けて~などの話を聞く。

関根さんから聞いた通り、ラフロのブログ記事にてそのセローを発見。

その方のブログを見ると、どうやらRotopaXという海外のメーカーのガソリンタンクだと判明する。お名前は古橋さんとのこと。

ラフ&ロード公式ブログ: 「湘南でセローでスローライフ」番外編 ”サブタンク装着のツーリングセローでちょっとアフリカ行ってきまーす!?”

インベストメントライダーふるさんのブログ (オートバイで世界一周ツーリング)

更に深く見ていくと、オフロード業界では有名であるとの女性、松下時子さんの存在を知る。

松下時子HP

更に見ると、松下さんは自分で工作、古橋さんはバイク屋さんに制作依頼し、ロトパックスをサイドバッグサポートの内側に取り付けた様子。

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特注パイプの取付、ロトパックス×2合計で7万円程度とのこと。パイプ自体は4万円くらい?

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最高におさまりが良い。しかし今回は、これ自体が壊れた時のことも考慮し、別の案を模索した。

アフリカ大陸3/4周ツーリングの計画(2019年4月26日) | インベストメントライダーふるさんのブログ (オートバイで世界一周ツーリング)

予備タン取り付け大作戦 | http://happyday.tokiko.in/

自作はできない。制作してもらうのもお金がかなりかかる。

またこの装置自体が壊れた際のリスクを考え、他のシンプルな積載方法を考える。

今に至る

 

 

ロトパックス1.75ガロンガソリンコンテナの特徴

 

容量

1.75ガロン(6.65L)

 

寸法
約幅34.3cm x 高さ38.1cm x 奥行き8.9cm

内容
・レッドガスコンテナ
・スパウト

別売り
マウントキット

バイクやATVに最適なサイズです。
2ガロンシリーズのようなタンク同士の底部連結はできません。


ロト成形のガスコンテナは厚い壁で耐久性があり、より強固な構造で確実にシールガスケットとともに漏れ防ぎ、スパウトの漏れや振動を防ぎます。Rotopaxは回転成形され、EPAおよびCARB(アメリカ環境保護団体)の基準をクリアした唯一のコンテナです。
3層ロト-モデリングプロセス(特許取得済み)のおかげで、基準としては極めて新しい低透過性の要件を満たす、特殊配合されたプラスチックバリア材が含まれています。

Made in the USA。

 

ロトパックスジャパン

 

選んだ理由

頑丈さなどは当然だが、選ぶうえで特に悩ませたのがその積載方法。

これについて詳しく書く。

 

積載しやすい形である

薄い箱型のため、セローのアドベンチャーリアキャリアにそのまま平たく載せて、その頑丈さから上にメインのドラムバッグを載せても良いのではないかと考えた。

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キャリアの外々で当たってみると、なんと390㎜程度。

コンテナの縦長とほぼジャストフィットである。

これで、長編を横にして敷くことを想定した。

そして幅は340㎜と、これもまたメインのドラムバッグの直径380㎜に収まる幅であるため、後部に積載する予定のサブのドラムバッグに干渉することも無い。

 

このことから、コンテナをキャリア上に横長に平に積載し、その上にメインのドラムバッグを積載することにした。

 

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ちなみにロトパックスジャパンに頑丈さについて質問したところ、すぐに返事が来てこのように詳しく教えてくれた。このことも頑丈さを信頼する要因となった。

 

 

キャリア積載の利点

①壊れない

平に積載して、ベルトで縛るのみ。最強にシンプル。

加工した取付金具が壊れて現地で困ることは無い。

②安価

繰り返すが、載せるだけのため取付のためのオプションパーツも、取付金具制作のための費用も必要ない。

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コンテナの上にドラムバッグというのは、まさにこのイメージ。私はコンテナとドラムバッグは別々のロックストラップで固定する。



 

問題点と解決策

①上端と下端がキャリアのフレームに載ることになり、上から荷重をかけた際にコンテナの中央部が湾曲する可能性もある。

しかし、そこはコンテナの頑丈さを信頼する。

また、キャリアのフレームとリアシートの3㎜程度の高さの違いを埋めるために、ウレタンシートなり滑り止めマットなりを敷いて高さ調整のスペーサー代わりとする。これにより荷重を分散させることができる。

②コンテナを満タンでなく、半分入れた状態などで携行した場合、液体がコンテナの中を左右に移動することになり、場合によっては重心が大きく左右に揺れることも考えられた。

しかし、厚み8.9㎜のコンテナの中身をその程度の液体が左右に揺れた程度で、大きな振れ幅はないと思われる。計算をするまでもないと判断した。

 

 

 

1.75ガロンを選んだ理由

1ガロンの携行をこの前まで考えていた。

しかし、上記で述べたようにキャリアにシンデレラフィットすること、やはり大は小を兼ねるということからこのサイズを選んだ。

1ガロン携行の場合、重心を下げる意味でも左右のサイドバッグにそれぞれ1Lのガソリン缶を入れておくことを考えたが、1.75ガロンにすることで管理する荷物の点数も減らすことができた。

 

 

まとめ

以上である。

あとは現物を手に入れて、実際に積載してみるだけだ。

長くなったが、それほどまでにこの予備ガソリンの携行方法には頭を悩ませた。

なにより荷物になるものであるし、場合によっては命に関わるためだ。

ただ、あくまで私は万が一を考えての装備であるため、前述したように町から町に走ることができれば、言うほどガス欠にもならないという話である(先人たちの経験談)。

役に立つのはユーラシア前半と、アフリカ大陸、オーストラリア大陸。あとはダルトンハイウェイなどの無人地帯などであろうか。

逆にヨーロッパではお荷物になるだろうが、そんな時は空にしても問題ない。

適切なタイミングで手に入れ、積載の手ごたえを確かなものとしたい。

 

 

 

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