ただの男がバイクで世界一周を叶えるまでの記録。

高校生からの夢、バイクで世界一周を叶えるまでの記録をまとめたブログ。旅の理由、決断に至るまで、お金のこと、旅の準備、旅の様子など、考えうる全てを後に続くライダーのために残したいと思っています。

【Day190 Vancouver〜Blaine】再出発

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5月30日(火)晴れ 7℃〜20℃


22:42 アメリカ・カナダ国境の町Blaine

本意ではないがスマホで日記。日記帳買うのを失念していたのだ。


8時45分起床。

10時間も寝てゆっくりしすぎかもだが、体はボロボロだろうから体力回復に努めた。

ドミトリーのため静かに身支度。

早朝にクソッタレがアラーム放置したまま部屋出てて全員叩き起こされて散々。キレてライトで照らして動画回したらその隣の中国か韓国のおっさんが「It’s not mine!!」。いきなりうるせーよ。てか隣で気付いてんならお前が動いて止めるなりしろやボケ。

2回目なった時もまた誰かに照らされて今度は叫んでいた。なんか北米って感じだ。

朝飯に昨夜のお食事会で持ち帰った寿司セットをいただいて、結局10時45分出発。

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管理人のいないセルフチェックインのホステルだった。
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机と椅子のある角を確保。
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初ハントのモスキート。なんかデカくないか?

 

 


出発準備として、まずは昨日金谷さんに連れてってもらったMountain Equipmentへ。

ほんと昨日もテンション上がったけどさ、改めてすげーよここ。日本では需要の少ない故に扱われない、より専門性の高い道具が当たり前に並んでいる。初めてキャナルシティ博多のモンベルに行った時並みの衝撃。何でもある。

とりあえず一周してみて品揃えを確認し、必要なものを買い物かごに次々入れていった。

熊スプレーは9m噴射の225mlのを。店頭には並べておらず、レジで伝えて買う物。まあ誤って噴射でもされたら大変だしね。ホルスターは厚かましくも金谷さんに事務所にあるやつ売ってくれないかと頼んだら、以前の旅人が置いていった物だということで貸してくれた。

熊鈴も東北での経験に倣って購入。なんと秋田岩手で使ってたのと同じのがあったからそれを迷わず購入。なんか嬉しいな。

帽子持ってくるの忘れてたから、バグネットを被せられるのを探してたらオイルスキンのカッコいいのを見つけたので買った。横もボタンで留められるからカウボーイハット風にもなる!クシャッとできるし、実用性と見た目両方いいとこ取りで、今日一番の良いお買い物だった。

他には蚊取り線香や虫除けスプレー、OD缶とコンパスを購入。18000円くらい。

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何もかもセローで、一瞬で体に馴染んだ。
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初給油。完全に無人化されているようだ。
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選択肢はなかったので大人しくこれを購入。容量デカいのもあるんだな。

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見たことない動画が沢山。オレンジのまな板とか使いやすそうで欲しくなったが、また帰って来てからだな。
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PRIMUSもMSRも品揃えが尋常じゃない。さすがアウトドア大国という感じ。
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ワイヤーソーも当たり前に置いてある。
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額賀さんか喜びそうやなって。
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熊や虫対策の道具も充実しまくり。リペア用品も半端ない。
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戦利品。アウトドア用品店でこんなに楽しんだの久々だった。
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金谷さんが言ってた、今カナダを待っているフワフワ。これが鼻腔に入り花粉症のような症状を起こすらしい。

 

 


次はCANADIAN TIREへ。工具屋さんと聞いていたが、キャンプ道具に狩猟道具なども置いてあって驚いた。やはりカナダは自然との付き合い方が文化レベルで他国とは一線を画すのだろう。

ここでは南米で使ってたのと完璧同じ形の予備のガソリンポリタンクと、22のレンチを購入。レンチは2000円もして役割がリアの調整だけと迷ったが、最も頻繁に触り且つ重要な部分であるためしっかりとした工具を持っておくと決めた。携帯工具でも可能ではあるが、心配を抱えながら走るのは御免だからな。

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モノホンかエアガンかわからんが…。住む世界が違うとはこのこと。
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全く同じやつで南米でもノントラブルで信頼してるから助かった。
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まーた要らんもんをとも思ったが、仕方ない。

 

 


んで一回お店に寄るもまたすぐにLondon Drugsへ。

ここも元は薬局屋だが、色々拡張され今は家電も食品も扱われている。ちなみにGoogleマップ上でのカテゴリーは薬局のまま。

昨日メット落とした時にヘルメットマウントを割ったため、中華製使いにくいしいよいよ公式のを買うかと探しにきたのだが、流石に普通の電気屋には置いていないようだ。

 


コストコならあるのではと思いつき20km走って行ってみるも、カナダ在住者以外にはカード与えられないごめんねと追い返される始末。クソッタレ。

馬鹿のふりして外のフードコートに行ってみたら、普通に食事できた。どうやら非会員でも普通に食えるとこもあるらしい。

ホットドッグ2個とフライドポテト1箱とジュース飲み放題で腹がはち切れそうになった。コストでのお食事は福岡八幡のコストコでのバイト以来だな。あのバイトは中々楽しかった。懐かしい。

たぶん位置情報で確認したのだろう高橋さんから「コストコじゃなくてコスコ!」とメッセンジャーで教えられた。金谷さんに話したら、どうやらジャップだけ何故かそう呼んでるかもしれないらしい。

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ロンドンドラッグスには日本のカメラも割と充実して置いてあった。
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この日からコストコフードコートチャレンジの旅が始まる。
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駐車料金も日本では見ないシステム。ナンバー入力してカードで会計。柱に書いてあった支払い方法の案内見落とさなくて良かった。

 

 


結局お店で出発準備をし始めたのは17時。昼にゃ行くと言うてたのに。しゃあない。

ブエノスで買ってから丁度昨日でほぼ終わりの日記帳と、スーパーで買ってしまったロサンゼルス・タイムズのスパイダーマン特集を預けた。

オイルフィルター2個とチェーンルブ、チェーンブラシもお店で購入。

GoProのネジを紛失したため、予備を持たないかとこれまた厚かましくも聞いてみたら、これも無料で貸してもらえた。本当にありがとうございます。これでウィンドベルさん出る時に動画回して記録残せる。

金谷さんには車体用の新品のマイクロファイバータオルと、差し入れのパン、そして交通安全祈願の岩清水八幡宮の可愛いステッカーもいただいた。ステッカーは日本に連れて帰りたいからメットに貼った。脱脂のためにクリーナーまで貸してくれるのはさすがバイク屋さんだ。

 


最後にパッキングして、セローをお店の前に立てて皆さんと記念撮影。カスタムセルフタイマーでおしゃべりしながら撮ったから、いーい笑顔のが撮れた!

皆さんと握手して、今度はエンストすることもなく(昨日の初乗りでは3回もエンストした)颯爽と風に乗って走り出した。

二日間と短くはありましたが、物凄く楽しくて暖かくて、これだけでもうカナダを好きになっちゃいました。アメリカぶっ飛ばしてまたすぐにカナダ帰ってきます。その時は皆さんで走り行きましょう!

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肌で塗るタイプの初めて見た。
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使い慣れたスプレー式を。カナダでは有名なとこのやつらしい。
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これで準備が整った。

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良い感じ!日本に連れて帰るためメットに貼った。

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行って来ます!

 

 


そしてやっと18時から国境に向かったわけだが、サイドバッグがタイヤに接触して角が穴開くだけでなく予備のタンクも穴開いて、路肩に停めて積載見直してまたカナディアンタイヤに買いに行ってとしていたら、国境着いたの20時。

もう日が暮れてどうしようかと心配したが、何と有料道路の料金所みたいな国境越えで、クソ愛想悪いおっさんに例の如くやれ金はどこで稼いだやらいくらどこに貯金しとるやら聞かれて、5分程度でアメリカへ。実感ねーよ。アメリカとカナダの関係故だろうか。まあ越えられたならそれで。

 


そして一応目的地にしていたブレインのキャンプ場だが、ここもRVパークで車以外はお断り。

まあんなこと関係なく、隣の空き地がいい感じに道路から隠れて、しかも隣のキャンプ場には柵越えりゃすぐで静かな田舎町だしで安全だと判断し、キャンプ場の隣で野宿を敢行。

いや全く、南米を通して面の皮厚くなったのかもな…。

 


ともあれ無事に夜は超えられそうだ。

ここに乗り入れた時、小さなウサギを2羽見かけた。それくらい沢山いるのだろうか。

道中では小さな美しい入江も多く見かけた。今日だけでも南米では見なかった町の作り、自然と人の関わりを見かけた。

これから三ヶ月、俺は何を見て何を思うのか。

楽しみだな。セローも流石ってくらい風のように走ってくれるし、全てが楽しみだ!

今日は素晴らしい一日だった。

 

 

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ドライブスルーな国境だった。実感なし。

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何が問題なしだったのか。乗り慣れたセローなのに、これから下らないミスで右往左往する日々が続くことになるとは知る由もなく…。
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なんかサンティアゴ出発した時も日没ギリギリだったな。
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金谷さんからの差し入れを早速頂く。長崎のすり身揚げみたいな味で美味しかった。
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これを機にキャンプ場近くで野宿という小判鮫のような生き方を覚える。背に腹はかえられぬ。

 

走行距離 110km
金 MTE17000円 スーパーマーケット1200円 ガソリン1500円 チェーンルブ等4500円 コストコ昼飯600円 コストコ駐車料金200円 工具等4000円

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