ただの男がバイクで世界一周を叶えるまでの記録。

高校生からの夢、バイクで世界一周を叶えるまでの記録をまとめたブログ。旅の理由、決断に至るまで、お金のこと、旅の準備、旅の様子など、考えうる全てを後に続くライダーのために残したいと思っています。

【Day153 Cusco】インカ帝国

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4月22日(土)晴れ 6℃〜21℃

 

20:26  ホステルキッチン

7時起床。

ソッコー着替えて、いつも通りキッチンでお湯沸かしてパン屋行ってコーヒー淹れて朝飯。

今日になって初めて、日本人だと自己紹介できた。

あれ、まだ言ってなかったか。皆んなノリノリで自分の名前順番に教えてくれた。

いつもの受付の女性は、「私は〜です」と日本語を話してくれた。

街中のカラオケ文化といい、何か日本の色をちょいちょい見るんだよな。

今日はクロワッサンとチョコラテを2つずつ、チーズを1つと多めに買った。

 


天気も良くて部屋まで暖かい日差しが注がれる。

青空とパンとコーヒーと。この朝があるから一日の始まりが楽しくて仕方がない。なんかサラリーマン時代と真逆やな。

 


飯のあと高橋さん達と電話。タツミヤ家のユカさんとも出発以来に話せた。

普段インスタ見ないが、俺が真面目に更新し始めてから毎日見るようになったらしい。Puconの写真が特に気に入ったって。嬉しい。Puconは俺にとっても特別な場所だから。

 


日本食は恋しくなるかと聞かれたため、とりあえず味八行きましょうと答えた。そりゃー味八つったら天津飯ですよね。

 


高橋さんにマチュピチュ行かなきゃダメかと聞いたら、さすがにイカれとるやろって。

だよな。俺も客観的に自分を見て、完全に同意だ。

しかし、今の俺にとってこのクスコでの生活を少しでも長く続けることの方が、マチュピチュ訪問よりも遥かに重要なのだ。

今日一日、本気でどうするかずっと考えていた。やはり答えは変わらなかった。

まあ、あと数日内に未来の俺が決めてくれるさ。

 


昼飯で腹減るまで、最近始めた日記の朗読をしていた。

ほんの気まぐれと戯れのつもりで実験的に始めてみた遊びだ。

飽きたら辞めればいいと考えていたが、続けるうちに様々な発見があり、今では俺の旅に必要な儀式となった。

このタイミングで始めたのも、何か理由があるのだと思っている。

サンティアゴに帰り、バンクーバーへ発つまでに振り返ることができたらと思っている。

早速、アレックス、ミゲル、ルーディに助けられたサンティアゴの一ヶ月を読んで、一人勝手に泣きそうになった。

 


13時ごろから、昼飯ついでにセントラル・デ・サン・ペドロ市場へ。

久々遠くまで歩いたが、すげーな、クスコ。古代と現代が違和感なく共生している。驚いた。

 


広場を通り過ぎ、市場のスクエアへと行くと、ラパス程ではないが観光客と地元民が入り混じって俺の大好きなカオスを生み出していた。

早速屋台飯をサクッと食った。腹6分目。6ソル。美味くて安い。

屋台飯はもう食わんと決めていたが、ここはペルー。ボリビアとは違う。信じて食った。

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市場で印象的だったのは、チョコレートと鶏肉。

チョコレートはどうやらクスコの名産らしい。上等な葉巻のように美しいパッケージに入っているため、「これはタバコ?」とおばちゃんにジェスチャーで聞いたら、チョコラテよと教えてくれた。葉巻も南米で一本くらい吸いたいんだがな。明日探してみるか。

 


鶏肉は羽をむしられた状態で通りにズラーっと並んでいた。

ボリビアとペルーの鶏肉信仰は何ゆえだろうな。純粋に飼育の容易さ?こういうのも現地の人に聞くのが一番だが、さすがにスペイン語では難しい話題だ。

 


写真撮りつつ適当に歩き回って、15時ごろ帰った。

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RPGでいうところの行き止まりに宝箱ある道。f:id:fasasabi:20230425112459j:image

宿の前から公園に出る細道。
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この抜けたとこはなんだろ。インディージョーンズだと仕掛けありそう。
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宿かな?通りの途中にポツンと一つだけある扉。
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ぬいぐるみとしか思えん。
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クスコには洒落た土産屋も当たり前にある。
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坂の建物は住宅街かな。
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おーいい写真やな今更!
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なんかデモみたいなの。
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ほんとカッコいい建物だよなあ。

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大文字焼き的な。
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ペルーのポリス。
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やっぱ屋台飯のドキドキ感が好き。
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撮っていいか聞いたら、おばちゃんが女の子の帽子叩いて女の子が照れよった。漫才か。
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こういうワッペンもよく見る。
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クソ狭いとこに八百屋。
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足元は凸凹でサンダルでは歩きにくい。
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ひん剥かれた鶏が並ぶ。
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店番ほっぽいて新聞読む青年。
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これも好き。配色が良い。
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普通のバニラ頼んだけど、なんか微妙に混ざってる味。
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最大ズームなのに目が合ったおっちゃん。あとでサムズアップしたら照れてた。
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こっちの信号はカウントダウン付き。そして枠がカッコいい。
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おすすめされてたチチャもやっと飲めた。しかしあのババアと娘クソ愛想悪かったな。
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これはなんの建物だろう。ジャスティスやら書いてたが。
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明らかな観光客も沢山見る。
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緩いポリス。
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昼下がりの太陽の神殿。
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街で一番デカいだろうウォールアート。いや、これはウォールアートというのか?素人のものではないよな。

 

 


17時半から早めの晩飯へ。

美味そうなので子供のようにじっと見つめていたら、おばちゃんにニコッと手招きされたのでそこに決めた。俺はこういう店の決め方が好き。

これ食いたいと指差すだけで、テーブルに持ってきてくれた。

豚肉の素揚げとジャガイモ、そして生野菜といつもの豆。この豆は米みたいなもんなのか。セビーチェにも大量に付いてた覚えがある。

15ソル。まあまあ美味かった。

お会計の後におばちゃんのサービスで、アニサードというペルーの伝統の果実酒を勧められた。ちびっと飲もうとしてたら、「ショットでくいっと飲むんだぜ」とお客さんの兄ちゃんが教えてくれたため、地元の人たちに見守られながらクイッといった。…こりゃ美味えな!!ペットボトルで携行して冬に野営しながら飲みたい。度数が高いからさぞ温まるだろう。今度酒屋で聞いてみよう。

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クリーニング屋。1kg6ソルと安い。
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家電屋にバイク売ってた。

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鶏肉はこれで最後でいいかな…。

 

 


んで一度帰ってハイパーマーケット行って翌朝の牛乳やヨーグルトを買って来て、今に至る。

 


ほらな。夜に買い物袋下げてテクテク歩いてホステルに帰る時間の方が圧倒的に楽しい。充実している。ミゲルんちからラ・アメリカーノにふらっと晩飯買いに歩いて行った帰りみたいだ。

ほんと変わったよな。

いや、見付けただけかも。

行橋のルミエール、黒湯の休日の帰りの麓のスーパー。

あの頃と同じだ。

その土地に馴染んでいく自分が大好きだ。

俺の旅に、派手さはもう必要ないのかもな。

 


あとは、ブログ書いてまた朗読して寝る。

明日は太陽の神殿。

 


今日も良い一日だった。

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夜になると色んな食い物が通りに出てくる。
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ペルー名物の一つ、牛のハツの串。名称は知らん。
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いつものあいつはクソ高いため最下段の安いやつを購入。
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ここにも醤油を発見したが、キッコーマンではないようだ。
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さすがペルー。米もデカいサイズのまで様々売っている。

 


金 宿2泊分追加1800 朝飯400 食糧1000 昼飯200 晩飯760 コーラ100  洗濯サービス500