4月18日(火)晴れ
22:31 Aguas Calientes
寝とった。高橋さんからのメッセンジャーで起きた。
荒野のど真ん中みたいなホステルに泊まってるから、こいつ死んでんじゃねーかとGPSを見て気になったのだろう。はは。
今朝はテキパキ支度して、バイクも一人で外に出せてパンキングして注油して8時から朝食。
何もかんも出発の準備終わらせてからゆっくり静かに摂る朝食は最高だ。
最後だからとドリンクガブガブいただいてボスのおばちゃんにお礼言って出発した。
場所が良ければちょっと投げてから行こうと思っていたが、目星を付けていた桟橋は水深も浅く人も車も多いハイプレッシャーエリアだったため、結局チチ・カカ湖では釣りせずに離れることになった。また来世で。
ハンドル幅ギリギリ。まあこんな時は小型でラッキーやったなと。
ご機嫌な朝食。コカの葉ティーも初挑戦だったけど、不思議な甘さで気に入った。
最後にホステル探検。テラスあるなんて知らんかった…。
おすすめ。なんでこんなに安いのかしら。
初めてラールがレールとして使われてるの見た。
ここでルアー投げる気にゃならんわな。湖の釣りは難しい。
チェ・ゲバラ。
さらばプーノ。思いがけ無い良い街との出会いだった。
それからはよく舗装された真っすぎな道をひたすら走った。入国直後の道路上の岩や土塊などは全く見当たらず、安心してスロットルを開き続けられた。
途中寄ったプカラの食堂だが、金を渡そうとするも全く相手にされない。どう言う事なん?と問い詰めると、今は営業時間じゃないと。
死ねやコミュ障デブ。最初に確認したやんけ。
てなことがあった。口の悪いが仕方ない。
この宿に着いてからの手続きでも似たようなことがあった。
飯を食いたい。宿に泊まりたい。
こんな簡単な要求にも関わらず、イマイチ意思疎通のできない人がたまにいる。
Google翻訳を渡してもクソ長文になってどんどんイカれた文章に訳されてしまったり。
また、今日はどっちも若者だったから不思議だった。
宿のセニョリータは諦めずに対話してくれたため、食堂のデブとは全く違うが。
バイクも施設内に入れさせてもらい、荷解き後日が落ちて寒くならない内にと、早速温泉に浸かった。
肩までお湯に、しかも100%源泉掛け流しに浸かれるとは。最高だ。
荒木さんも世界の温泉巡りしながら走り回っていたことを思い出した。
元気にされているだろうか。今度連絡してみるか。
30分くらいじっくり浸かっていたが、露天のため体吹いているうちに気加熱ですぐに冷えてしまった。まあ、湯に浸かれただけで十分だ。
水着の代わりに着ていたノースのパンツを軽く絞って拭いて、そのまま部屋に戻って着替えた。部屋にカーテン無いから道から丸見えなのはちょっと困った。
飯は隣接の食堂で済ませた。
辺境の地のためまともに食うと高くなるから、キヌア入りの安い鶏肉のスープを頼んだらおばちゃんがおかわりさせてくれた。ありがてえ…。元々そういうもんなのか、おばちゃんの優しさなのか。旅人に理解の合う方ではあった。
芋も鶏肉もデカいのが入っていて意外と腹に溜まってくれた。そしてしっかり美味い!!日本人好みの味なんだよな。骨ごと煮込まれた鳥の出汁が効いているんだろうか。
部屋に戻ったら急に眠気に襲われたため、枕を背もたれにしていたらいつの間にか寝てた。
起きたらちょっと頭痛がする。
恐らく4000m以上の標高のせいだ。ラパスでも泥棒市場のため旧市街地に上がった時はそうだった。
クスコでは3500m以下となるため少しは楽になるだろう。
高山植物だろうか。豊かな大地が広がる。
加速しねーなと思ったら、やはりいつの間にか標高上がってた。MAX更新。
熱い水という意味。
めちゃくちゃ手間かけさせてしまった。辛抱強く付き合ってくれてありがとうね。
雲山みたい。
ばり気持ちよかった。帰ったら何処の温泉にいの一番に行こうかの。
メニューにちょっとでも写真があると、それを撮影して指差して注文できるからありがたい。
素朴な料理ばってん、ばり美味い。おばちゃんありがとうね。
そう言えば、何人かにボリビア・ペルー旅行の相談みたいなものを受けたが、やはり皆高山病がネックだと言う。
高橋さんのラダック旅に同行するか決断が迫られる杉さんも、高山病が心配だと言っていた。
確かに、飛行機降りたら行きない富士山並みの標高だ。
高度順応する時間も、日々忙しく追われる日本人には、無い。ある程度のギャンブルは必要だろう。
俺みたいに明らかに体壊す奴もいれば、平地と変わらず元気に飯食って酒飲む奴もいる。そういや富士山ホテルではみんな元気だった。場所が場所だけにタフな奴らが集まったんだろう。
となると、やはり基礎体力がモノを言うのだろうな。
まあ、今は薬で多少誤魔化せるし、短期間ならそれで問題ないだろう。
明日は200km走行予定。
昼過ぎにゃ宿のベッドに腰下ろして、夕方までに現金補充して洗濯も済ませたい。
現金がちょい足らんでな。無駄にガソスタで使ってしまったからな。カードで払えるとこも多いのに。
ドルを両替するか、銀行ATM使うか迷うとこだ。
あ、そうそう。18〜19ソルと表示されていて「1L18ソルなら大変なことになるぞ」と割とビビっていたガソリン価格だが、なんとガロン表示だった。
何じゃそりゃ。ガロンてダイ・ハード3でしか使ったことないぞ。
「あ〜…3Lと…どんくらいやったっけ〜」と店員さんと談笑していた。
要するに、1L150円くらい。日本とどっこいだ。
そういやポリスにも、この旅で初めて走行中に検問以外で止められた。セグロ・デ・メルコスールの確認だった。
あっぶねー。ミゲルの言う通りだったよ。遠く離れた場所で、また彼に助けられたってワケだ。ほんとにな…。
眠いまま仕方なく書き始めた日記だが、4ページも書いてしまった。
案外色々あったな、今日は。道中の景色も素晴らしかった。
丁度旅の折り返し地点で風呂にも入れて最高だ。教えてくれた吉原さんに感謝だな。
今日も良い一日だった。
金 ガソリン1700 宿1700 晩飯500