4月9日(日)晴れ 暖かい
7:42 ウユニ塩湖野営地 標高3660m
佐々木恵梨さんの「ふゆびより」を片耳に書いている。
とっさにおもちゃのオカリナを取り出して吹いてみた。
高音が出ねえ。クッソ、ナイトオカリナだけでも持ってくりゃ良かった。絶対陶器製のどこかで手に入れてやる。
朝日もまた、美しかった。
5時くらいからテントの前室を開け、マテ茶飲みつつ穏やかに眺めていた。
6時50分頃、正面の山脈から飛び出た太陽が白銀の塩湖を一気に輝かせた。冷たい風によく磨かれた氷床のような、青と白の世界が再び戻ってきた。
細く伸びた二つの影が、一日の始まりを知らせてくれた。
20:50 ホステル食堂
結局またRummy Hostelに戻ってきてしまった。
仕方ない。だって、ウユニ塩湖走った後の処理、めっちゃ大変よ!!
道具もバイクも人間も何もかんも塩まみれ。バイクはコルチャニの洗車場でとても丁寧に洗ってもらえた。そう言えばこいつ新車だったなって思い出せるくらい綺麗になった。
しかしもう昼だし、このまま先に進んでも洗いたい物を自由に洗える保証がない。もし洗えなかったら、塩まみれのまま旅を続けることになる。
てことで、安牌てことで20km戻ってまたウユニの街へ戻った。
朝からGoProで色々遊んで時間食ったのもあるが、湖からの脱出自体にも時間取られた。適当に真っ直ぐ走っていたらまたぬかるみに突っ込んでスタックしかけて…。
てか、水、3Lあったのに一晩で無くなった。
こえーなウユニ塩湖。観光地であるのが救いだ。
12時ごろ宿に戻ってまた来たんかいワレて笑顔のオーナーのおばちゃんに挨拶して、今夜またウユニ塩湖行こうてユリア(あんたもまだおったんかい)をまた2回も断って(ほんなこつ何回断らせるんやあんた俺は一人がいいて強く断ったやんけなんで断って5分後にまた誘うとや頭おかしくなりそうやわ)、シャワー浴びて色々洗って…。
一番塩がひどかったのはジーンズとブーツ。結晶化が始まってるのかってくらい真っ白カチカチになってた。明日までに乾いてくれるといいが…。
バッテリー類も一気に充電。
GoProは3つ、カメラは3つ。ウユニ塩湖滞在の約18時間だけでフルに使い切った。
ちょっと持ちすぎかなと思っていたが、持ってて良かった。
落ち着いたのは夕方。写真も確認した。いーーーいのが撮れた!!
作品としてでなく、俺の旅の記録としての唯一無二の記録が撮れた!!でも星空だけは師匠が欲しいな…。
晩飯は適当に昨夜の残りのパスタとスパム、魚とトマトの缶詰を絡めて食って今日は終わり。
疲れた。しかし楽しんだ。何で野営するって考えが最初から浮かばんやったんやろ。気まぐれ起こして良かった。
寝よ。
明日は300km。今日も良い一日だった。
ボンネビルではステーキ焼こ。塩で。
走行距離 50km
金 宿1300 洗車500
俺も入ろ!て飛び出したが遅かった。
プレヒートの炎がいい感じ。
カスタムセルフタイマー慣れすぎて3秒に一回のシャッターごとにふざけるようになった。
刃牙代表ポーズ3種。
とにかくこんな場面を記録したくて色んな角度から収めた。
テントの中もガンガン暖かくなっていく。
エアマット剥がしたら塩水が染みてきてた…。
抜く時もぬるっと楽に抜けた。鉄製ペグだと最悪だろうな…。
この割れ目はどうやってできるのだろう。プレートのように分かれていてそれらが気象の変化で押し合うのだろうか。
『海外ツーリング読本』の表紙の写真がとてもカッコ良かったからそれを目指したが、ありゃプロの一枚なんだな。
GoPro最大広角はこうやって遊ぶのが楽しい。
生物の存在できない塩湖の水溜まりにルアーを投げると言う哲学的行為。
あら、綺麗に撮れとるやん!
シャンプーまでしてくれてありがとう!彼の名はアレックス。フランス人のアレックスも塩湖走行後彼の世話になってたりして。なはは。
高圧でぶっ掛けすぎてプラグ濡らして暫くエンジン掛からんで焦った。
メンテ中のゲスト。
こんな一気に充電したのは初めて。にしてもこの延長コードは手に入れて良かった。
中庭全部使って乾燥させてもらった。
『漢』に『ミツワ金型株式会社』?調べてみたら岡山の企業様に似た名前がある。
ホステルで自炊は久々。
達者でなウユニ塩湖。そう長くないうちに俺の友人が走りに来るから、そん時はまた良い経験させてあげてくれ。俺も今度は観光客として来るよ。