※『釣りキチ(TURIKICHI)とは、釣りに狂っている者(Crazy angler)』の意味。
また、『釣りキチ三平』は日本が世界に誇る釣りの名作漫画である。作者の矢口高雄先生ご自身が建てられた、秋田県の横手市増田まんが美術館ではその名作の芸術とも言える原画を全身をもって体験できる。日本人のみならず、海外の漫画好きの方にも是非とも訪れて欲しい場所だ。
1月12日(木)曇りのち晴れ 10℃〜27℃
20:49 Ensanada 砂浜野営地
6時半に起きて10時にキャンプ場を出た。Felripeさん一家はまだ寝ていたので、後でお礼のメッセージを送ることにした。本当にお世話になりました。
今日は移動だけの日と決めていたのだが、一つ記念すべきことがあった。
トラウトを釣って、その場で食った!!食えるサイズだった!!
あまりにも寒いから昼飯食って体を暖めようと、途中のかわで焚き火して米を炊いていた。何やら釣り人が何人か見えたので、米が炊けるまでの間に俺も釣りをすることにした。
そしたら2匹目に20cmちょいのを釣り上げたのだ!!5秒くらい引きも楽しめた。
食おうか迷ったが、偶然にも火もあるし米も炊いているし、何より人生初の体験となるために食うことにした。
これは1匹目。明らかに反応が他所の釣り場と違った。川魚も活性が高ければライズするんだな。
— 🇨🇱Yushiro Nishimura🏍 (@fasasabi_LWR) 2023年1月12日
うろ覚えで〆て、エラと内臓を取って、鱗も落として(トラウトって鱗がない?全然海の魚のような手応えが無かった)洗って、適当に尖らせた木の枝ぶっ刺して串焼きにした。ところが身が柔らかいのかずり落ちてきたために、弱火にして直に炭の上に置いて焼いた。寄生虫も怖いのでしっかり焼いて、塩も振って数分…。
実食!!美味い!!なんて身の柔らかさだ!!綺麗なサーモンピンクの色をして、脂が滴っている…。川魚特有の臭みも無くなんて芳香な香りだ!!トラウトってこんなに美味かったんだな…。
日本ではこのようにトラウトを気楽に狙える環境は希少だ。場所もなければ、あっても釣り魚券の存在が大きな壁となる。
だから海外発のこの魚を、旅の最中に釣って食うことに憧れた。
だから日本の山の中の観光地で一尾400円とかで売ってる塩焼きにも決して手を出さなかった。自分で釣った時の喜びのために、だ。
それが今日叶った!!
小さな憧れを達成できた!!
伊達に幼少から釣り人を続けていない。プライドもあった。これで釣り人としてまた成長できた!!
この喜びを真っ先に誰に伝えたいか考えた。やはり同じく釣りを愛する者にだろう。
となると、やはり爺ちゃんだな。俺に釣りを教えたのも、ルアー釣りを始めさせてくれたのも爺ちゃんやしな。
イシガキ鯛日本記録保持者の爺ちゃんと言えど、海外でトラウト釣って食ったことはなかろう!!
やってやったぜ、すげーだろ。ブラックバスさえまともに釣ることができなかったガキが、海外でトラウト釣って食ってやったぜ!!
よっしゃー次は30cm、そして40cmオーバーだ!!
待ってろアウストラル街道の魚たちよ!!
腹を割いて内臓とエラを引っ張り出す。今見たらまだ血合が残ってるな。
ナイフで鱗取りをした後の模様。本当に綺麗な魚だと思う。太刀魚を初めてルアーで釣り上げた時も美しいと感動したのを思い出した。
それっぽく撮るも全然上手く焼けず。
これでも身が落ちてダメだった。あとで弟に聞いたら、骨を縫うように串打ちするらしい。奥が深い…。
一つの小さな憧れが叶いました。
— 🇨🇱Yushiro Nishimura🏍 (@fasasabi_LWR) 2023年1月12日
トラウトってこんな美味いんだな…。 https://t.co/pFMwixltVG pic.twitter.com/YxM5qlPYI3
本当に感動した。釣りで何か大きなことを達成した時の感動は特別なものだ。初めてルアーで釣った魚が太刀魚だった。中学生の時、爺ちゃんが牧島の手前の漁港に夜釣りに連れて行ってくれた時のことだ。3匹ほど釣れて、帰ったら婆ちゃんが刺身と唐揚げにしてくれた。死ぬほど美味かった…。あの感動をまた味わうことができた。釣りは最高だ。
走行距離 181km
金 0円!!!!!!!