1月5日(木)晴れ 15℃〜28℃
17:06 野営地大木の下
アレックスと軽く飲んできた。12時半からCAFE Cassisで、ビール一杯とピザを半分こして。ピザ来るのめっちゃ待たされたな…。チリは何もかんも遅いよなと二人で言ってた。しかし車は早いよなというと、いやいや遅いよ!と言う。フランスや、アメリカなんかは死ぬほど早いらしい。チリはそれに比べりゃスローペースとのこと。南米気質ってやつか。
日本はもっと遅いよと言うと、なぜ、と。難しい質問だな…。たぶんだが、まず道路が狭い。そして街と街の距離が近く信号だらけ。人口に対する車両の保有台数も多く、トバしたとしてもすぐに追い付いてしまう…気がする。
ルーディは昔の俺のような旅のペースのようだ。田舎町でのんびりしてる俺達と対照的だなって二人で言ってたが、この辺の旅の感覚はアレックスと俺は似ているのかもな。暮らしながら旅をする。望んでいたものを間違いなく実現できている。
弟がいて、彼もバイクに乗っていると話したら、なぜ二人で旅をしないんだと。
これまた鋭い質問だ…。確かに、やろうと思えばできるんだよな。いつの日か海外を二人で走りたいとは思っているよ。アレックスはモロッコとかを弟さんと走ったらしい。最高だな、そりゃ。
今日で暫くさよならのつもりで来たが、何やかんやであと一回はPuconで遊ぶことになった。
アレックスと飯食うと注文が凄く楽…。
チアーズ!なんだか久々だな。
めちゃうまピザ。ピザ中毒なったかもしれん。
やはり段々と写真上手くなってる気がする。構図がどうのとかじゃなくて、写したいものを写せているのかなって。少なくとも俺はこんな撮ってもらえてとっても嬉しい!
何やろこれと思うも、何か見覚えがある景色。
なるほど、自転車競技のコースか。アレックス曰く、アイアンマンレースが金曜から日曜の3日間開催されるらしい。自転車、水泳、ランニング…。クレイジーだぜ。
彼と別れたあとは再びアウトドアショップ巡りをした。やはり浄水器は見つからず。ソーヤープロダクトは日本で簡単に手に入るのだが…。
PRIMUSのシングルバーナーがあったので迷ったが、まだ様子見。買うなら互換性のあるドラゴンフライの方が結果的に安く済むし便利だと思ったのだ。
野営地に帰ると朝と同じく衣類の洗濯。完全にこの湖の住人になってきたな…。
天然のテーブル。イスとテーブルを携行しない旅だから、色んなものを使って絵を描いたり文字を書いたり。
現在の野営地。人は沢山来るが、地元の家族連れが水遊びに来るか、自転車乗り、カヤック乗り、観光客と限定されているため安全と判断してこっちに移動した。
貧乏旅人に川は優しい。住処と、飲み水と、清潔と、技術さえあれば火をも与えてくれる。
ロープワークすぐ忘れちゃうけど体が勝手に動いて、たぶん自在結びができている。すごいね、人体。
21:57 野営地テント内
米一合と魚缶、んで魚缶の汁を温めてスープとして飲んだ。和食の味がした…。
あの後ブログ作業を大木の下の石の上でやってたら、近くで遊泳を楽しんでいた家族連れの爺ちゃんが話し掛けにきてくれた。それをきっかけにこの家族と仲良くなった。
彼らはサンティアゴから来ているらしい。彼の息子さんの車で、ワンちゃんも入れて7人で来ていた。どうやら今日はチリは祝日のようだ。
爺ちゃんとちょろっと英語も使いながら話していたら、彼のお孫さんの男の子とその妹ちゃんもやって来て、二人ともニコッと可愛らしい笑顔で気持ちよく挨拶してくれた。この前から彼らの方からたまに日本語が聞こえてきたり、チラチラこっち見ていたから、日本人という滅多に見ないであろう生き物に興味があったのだろう。
もう18時くらいだったから、Buenas noches?と「これで合ってる?」て意味合いで聞いたら、Buenas tardesだよ〜て教えてくれた。なるほど、何時かってよりは日がどれだけ傾いているかが基準なんだね。こういうやり取りは凄く心が安らぐ。言葉が話せないのも悪くないもんだ。
帰り際には息子さん、つまり男の子達のお父さんとお母さんとも話した。お母さんにInstagramやっているかと聞かれたので喜んで交換した。記念になればと言うのと、優しくしてくれたお礼として一家揃った写真を撮らせていただいたが、喜んでもらえてよかった。早速Instagramで写真を送ろう。
最後に俺も入れてスマホで皆んなで撮ってくれた。
短い時間だったが、とても心が暖まった。素敵な家族の写真も撮れた。
何かの縁かもしれないし、サンティアゴに戻ったら会いに行こうかな。
今日は素敵な出会いに恵まれた、良い一日だった。
一人でいる俺に話しかけに来てくれたお爺ちゃん。ありがとうございます。
杖が似合ってたのに撮れてない!でも良い笑顔!かっこいいです。
スマホでの自撮りも好きである。やっぱアジア人は顔つき違うな〜。
素敵な家族の写真。いつか写真を見たときに、シャッターを押した人間の顔を一瞬でも思い出してくれたら嬉しい。それだけでも旅をしていてよかったと心から思える。
走行距離 30km
金 ランチ2,200 駐車料金350