ただの男がバイクで世界一周を叶えるまでの記録。

高校生からの夢、バイクで世界一周を叶えるまでの記録をまとめたブログ。旅の理由、決断に至るまで、お金のこと、旅の準備、旅の様子など、考えうる全てを後に続くライダーのために残したいと思っています。

【Day27 Santiago】中華製万歳

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12月17日(土)晴れ

12:25 キッチン

昼飯のポークステーキが焼き上がる前に書いておこう。

今日のスタートは早かった。ワッツーのミーティングが午前1時半(日本時間13時半)からだったため、それからずっと起きているのだ。

コーヒーとホットミルクで眠気を覚まして坪井さんがワッツー会議を振り返るのを聞いていた。聞き慣れた人の声で聴く日本語が心地いい。しかし坪井さん、俺が適当に送った自己紹介文をそのまま読むもんだから恥ずかしかった!ロマンスはありましたかと聞かれて笑った。

額賀さんの動く姿も久々に見た。今の時点で走行距離1万kmくらいらしい。マイペースでいいね。俺もそうしたい。

会場にはメタボンさんも居て、はるかさんもオンラインで参加してくれてたみたい。たくさんスクショを送ってくれた。今度は4人で話したいな。

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後で知ったが、ずいぶんカッコいいとこでやってたみたいだ。

 

 

んでそのまま一日が始まり、8時から庭先でバイクの整備。チェーンのテンション見たらガチガチに張ってて笑った。死ぬほど固く締まったリアのアクスルシャフトのボルトを緩めて、13という珍妙なサイズのボルトに翻弄され、アレックスとミッチにあーだこーだ時たま言われながら調整できた。中華製の何とも気の利いていない構造なことか。日本車やっぱすげえわ。

そのまま積載も確認。もう使わないからと、ミッチがマフラーに付けるヒートガードを譲ってくれた。おかげでかなり具合が良くなった。ありがとうミッチ。

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楽しいパッキングの時間。俺のこれまでが海外でも通じるのか。そんな気持ちで積載してた。

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簡単取り付けタイプ。これで安心して積載できる。防水バッグは大変便利だが、マフラーの熱で一瞬で溶けてしまうほど熱に弱いのだ。
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知らぬ間にアレックスに撮られてた。オフ車乗りだから、チェーン調整は最も繰り返した作業。師匠にも真っ先に教えてもらったから自信はある。

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割と急遽ホステルを去ることになったため、多くの食材が残ってしまってた。そのためとにかく食いまくった。今回は米が完璧に炊けた!!

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ポークステーキと玉ねぎと米とキャベツとアボカドとりんご。どうせこれから痩せるのだから食いまくる。
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アレックスが庭の木の実を食えるぜと渡してきた。皮むくの面倒だからそのまま食ったが、枇杷みたい。腹は壊さなかった。

 

 

 

19時36分 キッチン

アレックスだけキャンプに向かって、俺は一人ホステルへ引き返した。

16時ごろパッキングを済ませ、翌日ホステルに戻ってお金だけ払ってからサンティアゴを去るつもりで出発したのだが、どうもバイクの調子が悪い。ノッキングするわエンストするわ、終いにゃセルでエンジン掛からんわで路上に立ち往生。

まあでもカブで何度も経験しているから慌てることはなかった。

アレックスにも試運転してもらったが、やはり間違いない様子。

帰ってくる途中も10回はエンストしたか…。こりゃまともに走れんぞ。

 

帰ったらミッチが相談に乗ってくれて、二人でエアフィルター見てみるも以上なし。キャブの分解はできんので、日曜にまた様子見て、月曜にバイク屋に持って行く。

後で街を流してみてわかったことがある。

アクセルを大きく開くと必ずノッキングし、そのまま3千回転以下くらいで急にエンスト。そしてセルで掛からなくなる。この3つの症状はセットで起きるということがわかった。

まあともかく、こりゃまた数日はホステル暮らしだな。でもいいんだ。実はもう少しサンティアゴでのバイクのある生活を送ってみたかったんだ。

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出る際に二人で撮ったが、まさかまた戻るとは…。そしてこれがアレックスとの最後の写真となる。どこかで追い付いてしっかりとお別れをしたいものだが…。

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エアフィルターはアクセスし易く目視での確認も容易であるため真っ先に見る場所としては正しいのかも。
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オイルもちゃんと入ってた。これも簡単な確認場所だが、師匠に一から教えて貰ってるから自信持ってできる。

 

 

あ、そうそう。今日はメガネレンチやチェーンオイルをバイクストリートに買いに行ったのだが、全く話せない俺にみんな真摯に付き合ってくれるんだ。嬉しいよな。

ガソリンも初めて入れたが、スタンドのおじさんが丁寧に教えてくれた。

スケッチのための鉛筆と消しゴムを買いに以前行った文房具屋さんにまた行ったら、この前会った女の子とまた会えて、今回は自分のことも簡単に話して、バイクで旅に出ますと伝えたら「行ってらっしゃい!」とまた言ってもらえた。インスタ交換したら、お絵描きする方だった。類友!レジの兄さんの笑顔とサムズアップも最高だった。

あ、帰りにエンストして立ち往生してたら、宅配バイクの兄さんが声掛けてくれて始動するまで傍に居てくれた。

 

ああ、ほら、俺はすっかりサンティアゴが好きになっちまってる。

あと少し、この生活感を味わってもいいよな。宿代は気にするな!!コラテラルダメージだ!!

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初めてのバイクとして原チャのマグナ50に乗り始めた際の、初めての給油の緊張を思い出した。
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アレックスもここだったので同じようにした。工具や部品の名前は国によって違うみたいだから、そんなときは写真を見せるのが確実。スマホ様々だ…。