おはようございます、ファササビです。
昨日の朝、一年間の研修期間を終えたベトナム人の同僚の帰国を見送った。
朝礼時に工長から彼がいよいよ帰国することを聞き、そんなに会話が頻繁にあったわけでも無いので行くか行くまいか迷った挙句、まあ私の寮から100m先の寮からバスで出発ということもあるし、工場が急きょ半日休みになっても一緒に残って掃除をひたすら頑張っていた同士でもあるので、コンビニついでに行くことにした。
夜勤上がりにソッコーでシャワーを済ませ、急いで集合場所に駆け付けると、沢山の海外研修生の中にいる彼をすぐに見つけた。
どうやら私が見送り一番乗りらしく、まだ出発までも時間もあるため、彼のことを知っておこうと今更ながら沢山話した。
23歳の大学生で、帰国後はあと一年電気?の勉強をして、就職すること。
あと5年以内には結婚したいこと。
日本の料理は旨かったこと。
日本酒も中々良かったこと。
そんなことを話していると、そろそろ時間となり、一人ひとりに研修を修了したことを証明する、研修修了書なるものが手渡され始めた。
彼も貰って帰ってきたため、漢字で書かれた一文を読んであげた。
「一年間の研修を修了したことをここに証明するーーー」
読み上げた自分の声で気づかされたのかわからないが、彼は一年間、彼にとっては異国の地であるこの日本で働きながら生活したのか。
よくよく考えると、それは私にとってどうやら他人ごとではない気がしてきた。
一年間、異国で、生活していく。
それを彼は実際にやってのけた。
時間となり、バスの乗降口に向かう彼の背中を見送っていると、ふとそんなことが頭をよぎり、彼の背中がとても頼もしく見えてきた。
いよいよお別れの時。
途中で駆け付けた班の先輩と手を振って見送り、彼を乗せたバスはあっという間に見えなくなった。
喧騒から急に静まり返ったこの場が、さらに私のそのような気付きのようなものを大きくさせた。
一年間一度も帰らずにここで生活した彼を凄いと思ったが、私はどうだ?
旅の予定は2年半から3年間である。
できるのか?俺に。
しかし、不安を感じつつも一つの高揚感も感じていた。
「俺もあのくらい頼もしい背中を見せられる男になれるのかもしれない・・・」。
しかし、たかが数年ではある。
私が知る中では、夫婦で16年間世界を旅したバイク乗りもいる。
だが、それはおそらく長ければどうのではなく、どんな目的を持って、どう過ごしたのか、なのだろう。
全てが終わってから開けるのは玉手箱か、はたまた既に開かれていたパンドラの箱の底を見ることになるのか。
数年海外に身を置くということの物質的かつ精神的な重みを考えさせてくれる、良い時間を彼に頂くことになった。
ブイさん、ご達者で!!
また日本に遊びに来てください。
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