お疲れ様です、西村雄志郎です。
リアキャリア上の荷物の積載方法でめちゃ悩んでおります。
ずばり言うと、今まで運用してきたシートバッグを続投するか、ドライチューブバッグの運用に切り替えるか。
今一度、頭の中を整理していきます。
積載方法に求められる条件
①オフロード走行時の振動でずれて走行中にリアキャリアから落下しないこと
がたがた道を走るとリアキャリアに載せた荷物に振動が伝わり、徐々にずれようとしてきます。その際、ベルト等で掛けた圧と、バッグの表面とリアキャリアとの間で起きる摩擦力でずれないように働きかけられます。
②豪雨に見舞われても心配なく走り続けられる防水性
少雨となると多少濡れながらでも雨じまいは可能ですが、豪雨となると一瞬でずぶ濡れとなるため、やはり予め防水対策が施された積載が望ましいです。
③積み荷の背が高くならないこと
高くなると重心も高くなり、荷物の重さ次第ではオフロード走行時の細かな操作に著しく影響してしまう。
この三つが絶対条件と言って良いでしょう。
この条件を冒頭にあげた二通りの方法でクリアできるか整理してみます。
シートバッグの運用
長所
①使い慣れている
かれこれ9年運用。自然故障は一切なし。頑丈。
②可変式
旅の途中で積載方法を改める場面は必ず出る。その際にこの機構は有利かもしれない。
③内部へのアクセスが容易であり、パッキングがしやすい
トップ、両サイドの計3つの開口部からアクセス可能。開口部が一つだけのドライバッグと違い、取り出したい荷物を容易に取り出せる。パッキングする際も同じように開口部を選んで荷物を詰められる。
④とにかく気の利いた作り
欲しいところにフック掛けやメッシュポケット、テンションコードが用意されており、臨機応変に使いこなすことが可能。便利の一言。
⑤フレーム(芯)が入っている
荷物が少なかろうと荷崩れを起こすこともなくある程度形を保ったまま運用を続けられる。
短所
①雨天に弱い
本体の防水性は皆無のため付属の防水カバー又は別個用意したカバー等で覆う必要がある。生地はナイロン製。防水撥水はないため、雨は侵入するし、泥汚れなどが付着した際はこびりつく場合もある。また、ファスナー部から細かい砂などが侵入し、内部が砂まみれになることも危惧される(未試験であり、あくまで予想)。
②よくずれる
クイックリリースバックルの付いたベルトによるバッグ底面での4点固定式のため、リアキャリアへの圧、摩擦力が弱いためよくずれる。バッグの上からベルトなどで抑え付ければ多少は改善される。
③ファスナーが故障すれば致命的である
ドライチューブバッグがロールトップ式に対し、シートバッグはファスナーでの開閉であるため、もしファスナーが故障した場合は荷物を取り出せない、開口部を閉められず安心して走れないなど想定される。9年使ってファスナー部も一切故障はなかったが、環境が異なるので危惧することは当然と言える。
ドライバッグの運用
長所
①ほぼ完全防水
超重要である。バッグ自体の生地は完全防水・撥水と言える。雨が侵入するならばドライチューブバッグならトップの開口部からだが、数回折りたためばそれもあり得ないと経験上思われる。豪雨に見舞われてもそのまま走り続けることができる。汚れもすぐに落とせる。
②容量が様々であり、種類分けも可能
容量の組み合わせ次第で上手に重ねてキャリアに積載もできる。また、荷物の役割や種類で分けることで素早く必要な荷物を取り出せ、不必要な荷物にアクセスすることもない。
③小さく折りたためる
いわばドライチューブバッグは完全防水性のゴミ袋の様なものである。もし必要がなくなったら折りたたんで収納しておき、必要な時のためのサブとして運用できる。
④ずれない
超重要である。その素材上、キャリアとの摩擦が大きいため振動を与え続けても上からしっかり抑えつけられている間は経験上ほぼずれない。摩擦力が大きい=バッグ自体への負荷も大きいとも考えられるが、生地自体厚く頑丈であり、そのそも全くずらさなければ摩擦での記事へのダメージも危惧する必要はない。
⑤座面ぎりぎりまで寄せて重心を集めることができる
超重要である。シートバッグを積載できる場所はベルトを固定できる場所により決定されるため、ほぼ動かすことはできない。シートバッグと私の確保すべき座面の間(私の背中とシートバッグの間)には微妙な空間、物を置くこともできない無駄な空間がある。積載場所を自由に動かせるドライチューブバッグなら、この無駄な空間を生むことなく私の背中ギリギリまで寄せて、全体の重心をより中心部に寄せることができる。これにより、走行時の安定性が大きく増す。
短所
①荷崩れしやすい
袋に荷物を詰め込むことになるので、長時間の振動で中身の緊張状態を崩し、中の似合動いて縛っているロープやベルトのテンションが緩み、最悪荷物を落下させる。
②パッキングしにくい
開口部から底に向かって詰め込んでいく形のため、一方通行となりシートバッグと違って中の様子も直接は見られない。角ばったものなどは無駄にスペースを取る場合もある。
以上である。
冒頭であげた条件の
①オフロード走行時の振動でずれて走行中にリアキャリアから落下しないこと
②豪雨に見舞われても心配なく走り続けられる防水性
③積み荷の背が高くならないこと
以上をクリアするのはどう見てもドライチューブバッグである。
ではシートバッグの長所を諦められるか。一つづつ突っ込んでみる。
→赤字が突っ込み→
長所
①使い慣れている
かれこれ9年運用。自然故障は一切なし。頑丈。→ファスナーの故障の可能性が捨て置けない。
②可変式
旅の途中で積載方法を改める場面は必ず出る。その際にこの機構は有利かもしれない。→正直使う場面が想定できない。ドライチューブバッグでも空いた部分を織り込んで小さく運用することはできる。
③内部へのアクセスが容易であり、パッキングがしやすい
トップ、両サイドの計3つの開口部からアクセス可能。開口部が一つだけのドライバッグと違い、取り出したい荷物を容易に取り出せる。パッキングする際も同じように開口部を選んで荷物を詰められる。→あくまで便利な機能であり、ないと困るというものでは無い。ドライバッグでも上手にパッキングはできる。
④とにかく気の利いた作り
欲しいところにフック掛けやメッシュポケット、テンションコードが用意されており、臨機応変に使いこなすことが可能。便利の一言。→別途テンションコード、ロックストラップを用意すれば問題ない。長期運用のしやすいシンプルな積載方法を取るため多機能は必要ない。
⑤フレーム(芯)が入っている
荷物が少なかろうと荷崩れを起こすこともなくある程度形を保ったまま運用を続けられる。→内部がスカスカになるような事態は考えられないためそこまでは必要性を感じない。ドライチューブバッグは逆に芯がなく中身に応じて若干形を変えられるため臨機応変に他のバッグと合わせて縛ることができる。
続いてドライバッグの短所への回答
短所
①中身が荷崩れしやすい
袋に荷物を詰め込むことになるので、長時間の振動で中身の緊張状態を崩し、中の似合動いて縛っているロープやベルトのテンションが緩み、最悪荷物を落下させる。→衣類などを上手く隙間に積めて固定することで荷崩れ対策は可能。また、補強としてベルトやロープだけでなくキャリア上の荷物全体を覆うネットでひとまとめに縛れば、横ずれも荷崩れも抑えられる。
②パッキングしにくい
開口部から底に向かって詰め込んでいく形のため、一方通行となりシートバッグと違って中の様子も直接は見られない。角ばったものなどは無駄にスペースを取る場合もある。→あくまでシートバッグと比べた場合である。「野営時に必要なもの」など使用頻度や役割に応じて分けておけばあとは詰めるだけだ。
以上となる。
やはり求められる積載方法としては圧倒的にドライチューブバッグの運用が適している。
現時点の候補
ドライチューブバッグは以下の数点を考えている。容量、値段、メーカーへの信頼度様々ある。
①エンデュリスタン トルネード2 オフロード用完全防水防塵防砂ドラムバッグ XLサイズ(82ℓ)
- 縫い目のない溶着構造により完全防水防塵を実現
- 開口部が広く、中身に簡単にアクセス
- 摩擦と引き裂きに強い3層構造の生地を使用
- バック内側にはメッシュポケット3箇所、ジッパー付きポケット1箇所
- 開閉方法:ロールトップ(開口部を3回折り返してバックルで留める方式)
- 67×38
オフ車用品出してくれてるエンデュリスタンのです。
バイク用のためベルトガイドなども良いところに付いており、インプレでも使いやすいと好評。
完全防水防塵、耐摩擦引き裂きを謳う。
ドラムバッグタイプはファスナー式が多いが、これは珍しくロールトップ式のため防水性も故障の心配も無し。
サイズもセローのリアキャリアには問題なし。
ベルトガイドや内部のメッシュポケットなども気が利いている。
お値段は9,720円。この容量でこの値段は間違いなくお手ごろ価格。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0722TSM59/?coliid=I2TOTF4HF66MG9&colid=906SSB8LJCZD&psc=0
②タナックス(TANAX) バイク用防水バック MOTOFIZZ シートバッグ タフザックD50 (ブラック) 容量50ℓ
- 本体サイズ :(H)290×(W)600×(D)290mm
- 容量 :50L
- 最大収納重量 :17kg
- 材質 :ナイロン+TPU コーティング
- 内容 :バッグ本体×1・ショルダーベルト×1
シートバッグと同じタナックス製品。
あれ、これもロールトップ式だった。意外とあるんだな・・・。よって防水性は心配なし。メーカーも最も信頼しているとこの一つ。
タナックス製品らしく随所に散りばめられた気の利いた機構の数々。使いやすそうだ。
残念な点は見た目。かっこよくない。
この容量で6,780円だと容量優先でエンデュリスタンを選んでしまいそう。
https://www.amazon.co.jp/dp/B079D35B92/ref=psdc_2045227051_t1_B002TUI3L2
③モンベル ドライコンテナチューブL
両側に出し入れ口を設けた円筒形状のドライバッグです。極めて高い防水性を備え、堅牢で摩擦にも強く、耐候性・耐久性に優れます。オートバイへの装着はシートに乗せたバッグを付属のショックコードで抑え込むだけです。ショックコードの先のフックは樹脂でカバーしていますので、フレームなどを傷つけることはありません。ショルダーベルトつき。
仕様
【素材】ポリエステル・ターポリン
【重量】1.1kg
【カラー】ブラック(BK)
【サイズ】φ38×75cm
【容量】80L
両側に開口部!?今知った・・・。
信頼するモンベルの製品。80Lで5,400円、ショックコードも付いてだと?安すぎる。
インプレもいくつか見たが、数年使ってもノントラブルとのこと。
メイン+サブの最高の運用
今思いついたのがこの運用。
メインをエンデュリスタン、サブをモンベルでどうだろうか。
出費も15,000円に抑えられ、最大容量はシート上の積載のみで162L!!!この値段でだ!!
これにラフロのロードサイドバッグの75Lが加わればとんでもないな!
初めは防水性の点からドライチューブのみの予定だったが、このドラムバッグならアクセスもしやすく防水性も確保できるためメインで運用し、入れられるだけ入れる。
毎日使う野営道具をサブのモンベルに使用しても良いかもしれない。
中に入れる荷物はもちろんスタッフサックで小分けする。
予算が許せば防水スタッフサックで小分けすべきだろう。
整った。
まとめ
やるべきこととして、取扱店で現物を載せてみる。サイズ感を間違いなく確かめる。
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