ただの男がバイクで世界一周を叶えるまでの記録。

高校生からの夢、バイクで世界一周を叶えるまでの記録をまとめたブログ。旅の理由、決断に至るまで、お金のこと、旅の準備、旅の様子など、考えうる全てを後に続くライダーのために残したいと思っています。

【Day259 White horse】引き絞られた弓矢

8月8日(火)雨

 


16:07 ティムホートンズホワイトホース店

8時起床。いつの間にか勢いのある雨がテントを叩いていた。様子見していたが止む気配なし。カッパ着込んで10:30、街へ。テントは立てっぱなし。まあ大丈夫だろ…。

 


ティムホへ行くも満席。朝は混むらしい。

出直してビジターセンターへ行き、…何したっけ。髭剃ったくらいか。覚えてねえ。あ、カッパ洗った。止水ファスナーに砂が詰まって閉まらなくなっていたが、流水で揉み洗いしたら解決した。

 


14時に再びティムホへ。ぼちぼち起きたろう高橋さんとビデオ通話。修羅の国も台風と暑さにまいっているようだった。

ラダック旅は8月12日からで、パッキングも済んだらしい。結局ブーツはバッグの中とか。信じられん。フツー履いていくだろ。

SASAMIさんのことも知っていた。よほどひどいツラの写真を見たのか、40代50代だと勘違いしていた。それ自分より年上やん。

 


旅の期間というものについても話した。

当初の予定通り出発していたとしても、おそらく俺は一年そこらで帰ってきていただろうと。結果的に、今回の9ヶ月の旅は自分には丁度良かったと話した。

悪く言えば、飽きる。もう少し適切な言葉で表すなら、感覚が鈍化していく。

人間は大抵の刺激には慣れてしまうものだ。それは仕方ない。無理に否定する必要はない。

だからまた日本での日常に戻り、非日常を夢見る。

そして再び満を持して旅立つ。

俺にはそれが合っている。

 


俺たちは弓矢だ。力強く引き絞られた弓矢は、高く遠くへ飛び立つものだ。

額賀龍兵はどうだろう。恐らく、たまに同じような思いに駆られているだろう。彼が帰りたくなったら、いつでも迎え入れられるように準備しておこう。

 


明日、この街を出発しアラスカへ向かう。準備も十分。あ、エンジンオイルは先に換えとくか。晴れてくれたら良いが。

 


今日も良い一日だった。

 

 

 

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バンクーバーでの打ち上げはティムホでも良いかもしれない、なはは。

 


走行距離 5km

金 ティムホ700(安い!!)