ただの男がバイクで世界一周を叶えるまでの記録。

高校生からの夢、バイクで世界一周を叶えるまでの記録をまとめたブログ。旅の理由、決断に至るまで、お金のこと、旅の準備、旅の様子など、考えうる全てを後に続くライダーのために残したいと思っています。

【Day283 Lillooet〜Squamish】舞台装置

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9月1日(金)晴れ 

 


21:43 Squamish ティムホ

7時起床。オートミール3つ袋食って10時発。

近所のキャンプ場へシャワー借りに行くも管理人不在。

南米流の後払いが通じると信じてシャワーへ。ついでに洗濯。何日ぶんの汚れだったろう。髪サラッサラ。顔も髭剃ってツルツルで人間に戻れた。

ウェンディに貰った石鹸もだいぶ小さくなった。

 


12時過ぎても不在のため先に街ブラへ。ファーマーズマーケットを見学し、ベーカリーカフェの高さに撤退し、iPhoneのケーブル落として焦った。

町出る前にまたキャンプ場行くも相変わらず。現金もねえ。御免なさいして出発。いつか地獄に堕ちるだろう。

 


また寒くなったり暑くなったりの渓谷を駆け抜けていく。途中の川原では昼飯休憩。たぶんこんな絶景で当たり前に自炊飯食うのも今日が最後だ。

 


そして18時ごろスコーミッシュ到着。ティムホでチンタラ。

 


とりあえずiPad Pro、スマートキーボード、Appleペンシルに投資することにした。20万くらい?XT250がいくらで売れるのか。

はるか大先生はこれらの神器で創作をされているらしい。んならば信頼できる。

 


記録することについてTwitterのお友達と話すことがある。リアルの友人ではそんな奴いねーな、そういや。

 


何故記録するのか。今まで何度も自問自答してしてきた。理由はいくつもある。

 


クセだから。

あとでまた旅に想いを馳せて旅できるから。

自分の生きた証だから。

 


では何故日記をブログに?一線の金にもなりゃせんのに。

 


自己承認欲求。

暇つぶし。

なんかそれっぽい習慣が旅に欲しかった。

 


一番の理由は、誰かの背中を押したいから。

俺は映像でも写真でもなく、文章、紀行文に影響を受け続け、こんな旅人になった。

ユアンとチャーリーは特別だ。あんな作品は人類史でも唯一であり、もう二度と現れないものだ。

 


何かに影響を受けて何かを目指す時、人は必要以上にその存在を神格化してしまう。特別な才能があり、自分には到底到達できない次元の人だとか、やれ聖人のような御心をお持ちなのだろうとか、良くも悪くも勝手に想像する。俺はそうだった。

だが、坪井さんや吉田さんの生の記録を読んで、そうではないと教えてもらえた。

 


だから俺もそういう存在になりたいと思った。

俺の生きた記録が、誰かの背中を押せればと。

「こんなアホでもやれるのか」と思って欲しい。

金がねーのも下らない人間なのも全部眺めてもらって、「じゃあ俺にもできるだろ」と思って欲しい。

俺の知らぬ間に、誰かの人生の舞台装置になれていたら本望だ。

 


俺のこれからの人生はそれでいい。満足したから、俺の人生には。

親ってのもそういう気持ちで子を育てるもんなのかな。今度聞いてみよう。

 


あっという間に22時だ。店員さんの圧を感じる。野営地行こう。

 


今日も良い一日だった。

 

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ハンマー投げごっこ。
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汚い髭面も最後になる。
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ファーマーズマーケット。
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眺め最高の憩いの場。
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ここに落とした。見つかって安堵。
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リルーエットに渡る橋。
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橋桁に降りると、なんとサーモンの切り身が沈んでいた。意味がわからん。
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小魚の姿も。側面に斑点があった。マス類だろう。
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最後の自炊飯。
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沈没ティムホ。禁断のハニークルーラー2個。
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懐かしい記録を見つけた。色々あった。

 

 


走行距離 230km

金 ガソリン1000 ティムホ600

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