9月1日(金)晴れ
21:43 Squamish ティムホ
7時起床。オートミール3つ袋食って10時発。
近所のキャンプ場へシャワー借りに行くも管理人不在。
南米流の後払いが通じると信じてシャワーへ。ついでに洗濯。何日ぶんの汚れだったろう。髪サラッサラ。顔も髭剃ってツルツルで人間に戻れた。
ウェンディに貰った石鹸もだいぶ小さくなった。
12時過ぎても不在のため先に街ブラへ。ファーマーズマーケットを見学し、ベーカリーカフェの高さに撤退し、iPhoneのケーブル落として焦った。
町出る前にまたキャンプ場行くも相変わらず。現金もねえ。御免なさいして出発。いつか地獄に堕ちるだろう。
また寒くなったり暑くなったりの渓谷を駆け抜けていく。途中の川原では昼飯休憩。たぶんこんな絶景で当たり前に自炊飯食うのも今日が最後だ。
そして18時ごろスコーミッシュ到着。ティムホでチンタラ。
とりあえずiPad Pro、スマートキーボード、Appleペンシルに投資することにした。20万くらい?XT250がいくらで売れるのか。
はるか大先生はこれらの神器で創作をされているらしい。んならば信頼できる。
記録することについてTwitterのお友達と話すことがある。リアルの友人ではそんな奴いねーな、そういや。
何故記録するのか。今まで何度も自問自答してしてきた。理由はいくつもある。
クセだから。
あとでまた旅に想いを馳せて旅できるから。
自分の生きた証だから。
では何故日記をブログに?一線の金にもなりゃせんのに。
自己承認欲求。
暇つぶし。
なんかそれっぽい習慣が旅に欲しかった。
一番の理由は、誰かの背中を押したいから。
俺は映像でも写真でもなく、文章、紀行文に影響を受け続け、こんな旅人になった。
ユアンとチャーリーは特別だ。あんな作品は人類史でも唯一であり、もう二度と現れないものだ。
何かに影響を受けて何かを目指す時、人は必要以上にその存在を神格化してしまう。特別な才能があり、自分には到底到達できない次元の人だとか、やれ聖人のような御心をお持ちなのだろうとか、良くも悪くも勝手に想像する。俺はそうだった。
だが、坪井さんや吉田さんの生の記録を読んで、そうではないと教えてもらえた。
だから俺もそういう存在になりたいと思った。
俺の生きた記録が、誰かの背中を押せればと。
「こんなアホでもやれるのか」と思って欲しい。
金がねーのも下らない人間なのも全部眺めてもらって、「じゃあ俺にもできるだろ」と思って欲しい。
俺の知らぬ間に、誰かの人生の舞台装置になれていたら本望だ。
俺のこれからの人生はそれでいい。満足したから、俺の人生には。
親ってのもそういう気持ちで子を育てるもんなのかな。今度聞いてみよう。
あっという間に22時だ。店員さんの圧を感じる。野営地行こう。
今日も良い一日だった。
ハンマー投げごっこ。
汚い髭面も最後になる。
ファーマーズマーケット。
眺め最高の憩いの場。
ここに落とした。見つかって安堵。
リルーエットに渡る橋。
橋桁に降りると、なんとサーモンの切り身が沈んでいた。意味がわからん。
小魚の姿も。側面に斑点があった。マス類だろう。
最後の自炊飯。
沈没ティムホ。禁断のハニークルーラー2個。
懐かしい記録を見つけた。色々あった。
走行距離 230km
金 ガソリン1000 ティムホ600