6月16日(金)晴れ 暑い
22:35 リーアンの部屋
8時起床。朝飯食う暇もなく9時半からオイル交換ミッションスタート。
北に15分のウォルマートへ行くも適正粘度のオイルは見当たらず。コンビネーションスパナのセットを6ドル、オイル補充のためのジョウゴを2ドルで購入。あと廃油入れるかもしれない牛乳ボトルを牛乳付きで2ドル。
昨日のバイク屋へ行きヤマルーブAP10W-40Wを2本、チェーンルブも追加で1本購入。
再びウォルマートへ戻り、木陰のある駐車枠に停めて作業開始。
牛乳ボトルをウォルマートの厚手のビニール袋に入れてドレンの下に立てたら良い感じにオイルを受け止めてくれた。溢れまくってもビニール袋がキャッチしてくれた。
んで1.2L大体で補充して、オイル点検窓確認。ヨシ。
油まみれの手を土で洗おうとしていたら、通りすがりの老紳士がトイレットペーパーを残り少ないから全部いいよと下さった。旅人みたいな携行をするんだなと驚いたが、本当に助かりました、ありがとう。
完了後はウォルマートのトイレで手を洗って、ウェンディとトビーへの差し入れを適当に買って帰った。これでオイル交換もディスクも何もかも済んだ。最高に晴れやかな気分だ。
どんだけ擦るねん。
ホムセンにオフメットもあるとこが凄い。
一応バイク用もあったが、なんかようわからんとこやし粘度が違いすぎる。
日本のアニメ好きの従業員さんのかな?
バイク屋はこんな感じ。オフ中心で、フライレーシングなどもあった。
これを見ると安心するのだ。
ウォルマートにて。これは行方不明者?
13時ごろ帰って、最後のディナーにヒゲ面で参加するのは忍びないためシャワーを浴びてヒゲ剃って。
そして、明日去る前にと隣の日山さんとこに挨拶に行ってきた。
ジュースを頂きながら昔の話を聞かせてもらったり、日本人が住み日本人としての生活を続ける日山さんのお家を見学させてもらった。
日山さんのこれまでの人生の話に終始驚き感心していたが、子供の時から一度も日本に帰ろうと思わなかったという話が、一番印象的だった。
アメリカに来たばかりの時はベッドで一人布団に潜って泣く日もあったが、徐々に学校にも慣れて友達もできて楽しくなっていったと。
英語の授業では移民の子供達だけで構成されたクラスで英語を学んで、その時に偶然一緒になった3つ上の日系二世の子と仲良くなってとても助かったと。彼女とは今でもたまに長電話したり、家に来てお喋りすることもあるくらいの親友の仲だと。日本料理屋をしていたお父さんが亡くなられてからも、お母さんと兄弟姉妹5人でお店を切り盛りして、良い形で引退することができたと。
そして20歳でシカゴにて国際結婚し、今に至る…。
恐らく俺は日山さんの人生の10分の1すら聞けていないだろう。聞いたところで、あまりにも世界が違いすぎて想像のための材料が足りない。そう思わせるほどに、淡々と笑顔で話す日山さんの口から語られる人生は、俺にとって物凄いものだった。
帰りにはたくさんの土産を持たせてもらえた。昨夜作った天麩羅に白ごはん、パックの醤油に焼き海苔。アメリカのクソ高いビーフジャーキーまでいただいた。紙に書いたお名前と住所、電話番号まで。
本当に奇妙な出会いもあるものだ。つくづく思う。またの再会を信じて握手してお別れした。
日山さんはお化粧してないからってことで俺だけ。レディの扱いが下手ッッ。
ウェンディんちに戻ると、既にシンディとブロントも来ていて玄関のくつろぎスペースで飲んでいた。そのまま俺も混ざって、17時からディナー。最後のディナーはチリにコーンブレッド。これがまた、美味い!!アメリカの伝統料理で、カウボーイが食べるんだよとウェンディが教えてくれたが、思い出した。確かにRDRでアーサー達が食ってた!!見覚えがあった。チリがピリ辛だからちょっと甘味のあるコーンブレッドが最高に合う。これにドリンクは日山さんが下さった麒麟のビール。もはや旅の最後を飾るべきディナーだったのでは。
食後もまた外で4人で音楽聴きながらそれぞれの好きなバンドや歌手の話をしてそれをスピーカーで流したり、ブロンとから汚い英語を教えてもらって俺がそのまま発音してみんなで爆笑したり、最高に楽しい夜となった。discusting(おぞましい;行動に対して)、volgur(下品;言動に対して)は覚えた。
LとRの発音も訓練してすごく良くなって合格をもらった。シンディが発声練習の例文として「I like a little girl」を考えたが、公共の場では言うなよつってめっちゃ笑った。
Great bitchが今日イチだったかな。「君は偉大な娼婦二人といる」とブロントが言って爆笑した。greatて偉大な自然や生き物、現象や結果に対して付けるものだろうに。偉大なビッチて。また当然ながら彼らはネイティブだから発音が映画のまんまでな。ケビン先生思い出したよ。
あ、昨夜はそういや先生と奥様とビデオ通話した。先生の思い出深いNYのピザ屋などをおしえてもらった。世界が変わるといっていたから楽しみだ。
にしても、ほんと先生英語に日本語て…。今この環境で過ごしているからこそ、とんでもないことだと改めて思う。
シンディ夫妻にお別れ言って、ウェンディとは明日の昼にはお別れ。とりあえず今日はもう寝よう。
今日は特に素晴らしい一日だった。
アーティチョークといい、マイナーな食べ物らしい。葉を一枚取りソースを付けて、歯でそぐように果肉のようなものを食べる。中心の葉ほど果肉が付いている。大人の酒のアテだな。
かっこよすぎる…。アメリカ人、恰幅のいい白髪の混じった良い歳の男、そしてヒゲ。アメリカ人すぎる。
これも絶対日本で作る。そしてカウボーイのように旅しながら食べたい。麒麟も添えて和洋折衷だ。ちなみにウェンディ達はサッポロビールが好きらしい。ゴールデンカムイコラボのを日本送ってやりたい。
単焦点が活躍する。
シンディ撮影。最高に美味かったぜ。
走行距離 30km
金 差し入れ5000 オイル交換3000