6月1日(木)晴れ 7℃〜21℃
19:00 Wheeler Nehalmen River
昨夜は寝落ち、というか限界を感じて諦めた。ペンが3回止まって意識を失ったらもう寝るようになった。まだ疲れが残っているのだろう。さて、日が沈まないうちに昨日の続きを。
ああ、グローブ盗まれたとこか。ほんとまいるよな…。入国二日目だったから、最高の歓迎だよ。
それからはBuffのネックゲイターと同時にグローブも探す一日が始まった。行った何店舗回ったっけ。ほんとマップが使えて助かった。シアトルのアウトドアショップやホムセンは大概詳しくなった。
あるショップではここならあるかもって店を店員の兄ちゃんが教えてくれて、また次の店でも同じように教えてくれたりと、善意が数珠繋がりになってどんどん解決に近づいていった。
盗まれてさ〜と話すと、同情して一緒に笑ってくれたりみんな凄く温かい。南米の人たちの陽気さとはまた違う感じの親しみ易さを覚えた。ある程度言葉が通じるからかな?
全てが解決したのは17時。半日ごっそり時間取られた。でも、結果的にいい思い出になってたり。色んな人と話せたしね。
ホムセン、アウトドアショップ、作業着屋とたくさん回ったが、その全てで驚いた。やはり、自然との付き合い方などの物の考え方が日本人と方向が違う。当たり前にホムセンにハンティング用品が置いてあるし、作業着屋に置いてある靴や服もどれも日本ではお洒落着として好まれる有名なブランドばかり。作業着と一緒にYETIのランチケースや水筒がズラッと並んでいた。
ちなみにグローブは可能ならグリップスワニーを本場で手に入れようと探したのだが見つからず。作業着屋に鹿皮の黄色のいい感じのグローブが予想通り置いてあったため、それを繋ぎとして十分として手に入れた。こういうのも、日本の同カテゴリの店ではあまり見ない物だ。
釣りとハンティングの店ではおばちゃんがめっちゃ親身にしてくれた。拙い英語で身の上を話すと、アメリカを楽しんでねってバイクんとこまで見送りに来てくれた。
もうほんと、何もかんも新鮮。
ここの兄ちゃんが色々教えてくれた。
五本指ソックス!迷ったがまだ二足はまともだからまた必要に応じて。
クソデカいお店。アメリカでもかなりデカい店舗らしい。
ガーディアンズオブギャラクシーの彼かと思った。
サバゲー用品ではない。
釣具欲しいならここがオススメ。
アウトドアリサーチのビル!?マジか。
作業着屋でアメカジ揃えられるんじゃないかという品揃えだった。
17時半からシアトルを抜け、西の海を目指した。道中は森で日光が遮られ、冬かと思うほど寒かった。
20時ごろ着いた小さな町のガソスタでは、何故かホースからガソリンが出ない。周りを見たら皆同じようだった。この前もレボリュートのカードが使えなかったり、機会がエラーのまま放置されていたりと、今のとこ何故か南米より給油で手こずっている。どうなってんだ。先進国だろ。
それから1時間ほど走り21時、何とか手頃な野営地を見つけた。例の如くRVパークの側に整った芝生があったため、近くのバーの女性に私有地でないか確認したところ問題ないとのためしれっとテントを張った。
山の中のため、その夜もまた食い物、というかジュースだけだが、念のためテントから少し離れた茂みに隠して、23時ごろ寝た。
そして今日。
8時起床。不思議と快眠でき、9時間も寝ていたようだ。
初日の夜は聞いたこともない動物の遠吠えが聞こえてきてビビることもあったが、昨夜は至極平和なものだった。また朝露で濡れたテントを片し、9時15分に出発。
徐々に朽ちてゆくヘルメットマウントを補強。このREXのテープなしでは旅はできないほど助けられている。
少し走るとクリーク地帯に入り、さらに走ると大きな川に出た。いくつかの数マイルの長さの橋が町と町を繋げ、一際大きな橋を渡るとオレゴン州に入った。
道沿いには所々小川が流れ、サーモンが特産であることを示すアメリカらしいポップな看板もたくさん見かけた。今朝から天気も良く、実に良いスタートになった。
犬と旅する彼と。南米旅を通して犬への見方が変わった。いつか犬と生活し、共に旅するのが今の夢の一つ。
いくつかの橋を渡って町と町を伝って行く。
13時半ごろWalmartにて食料調達等済ませた。今日は時間に余裕があったため、アメリカのスーパーの代表であるこのお店をじっくり見て回った。
結果、十分に戦えると感じた。当初思っていたよりもはるかに安い。というか、普通の値段だ。肉などは嘘やろってくらい高いのもあるが、庶民が食ってそれなりに満足できるだろう類の食い物は、それなりの値段の物もちゃんと置いてある。
例えば今日買った牛乳やコーンフレークは1ドル2ドルで大量に入ったのがあるし、チョリソーなども美味そうなのが500円くらいであった。これを1.5ドルで6本入りのホットドッグ用のパンと2食に分ければ1食300円くらいで十分美味い飯が食える。
そして諦めきれない釣りのためにリールと更にハリスと針とガン玉、スナップと浮きも買ったが、どれも日本と同じかもっと安い。
どうやら、誰かも言っていたように、日本には大袈裟に事が伝わっているところもあるようだ。自炊が普通にできるならば、それなりに満足した食事は摂れるだろう。
計量がイカしてる。
安い。岩塩を一つ購入。
これで3ドル、安い。
日曜朝のアニメの時間のようだぜ。
最も安いシンプルなのを。さて美味いかどうか。ペルーで買ったのは安いのにめっちゃ美味かった。
これコーヒーだろ?アメリカやなぁ。
100グラム100円そこらは普通に買える。そのうち世話になろう。
一つの量が多い。ポテサラとかも確かに恋しいかもしれん。牛乳はガロン売りなのね。
国旗アイテム売ってるてどういうこと。アメイジングスパイダーマンでも国旗を洗濯したとかギャグで使われてたが、やはり日常的に側にあるものなのか。
ダイワ精工のもあったけど、我慢。
これは生餌?海外のルアーは昔は日本の先を行ってたが、今でもそうなのかな。
ホムセンにナイフて。
おもちゃコーナーも海外では楽しい。レゴとか本場らしくて本気具合が伝わってくる。
BBQコンロがズラッと並んでいる。
ロックスターの、これはエナジードリンク?グラセフやRDRではお世話になっている。お土産に良いかも。
緊張感のあるレジ待ち。いくらになるのか。
レンタルビデオみたいな仕組みの。初めて見た。
セローの元に戻ったら、買ったものを全て箱から出して小さくしてパンキングした。カート置き場の柵にテントも干して綺麗に乾かした。昨日はコストコでそうしたが、どうやらこれからこれがアメリカでのルーティーンになるようだ。
パッキングしていたら3人くらいに声掛けられて、同じように全員「良い旅を!」と言ってくれた。ほんと、アメリカだ。レジのおばちゃんもめっちゃ世間話してくれたし。とても気持ちが明るくなる。
おもちゃコーナーで見つけたスパーダーマンのステッカーをメットに貼ったらバランス悪いわ曲面でシワ出るわで剥がしてセローのおでこに貼り直したら、良い感じ!!赤のイラストにセローの黒がマイルスのカラーと同じだ!NY前にいいカスタムができたぜ。
隣に停めたご老人の車の星条旗が羨ましかったのだが丁度お店で似たようなのを見つけ、ちゃちいのを買ってバックパックに挿したらスッゲーアメリカ仕様になった。前はスパイダーマン後ろは星条旗。完璧だ!!
水とオートミール、歯磨き粉と歯間ブラシも手に入れて、いよいよ生活の準備が整ってきた。
スパイダーパワーを手に入れたぞ。
ペプシに星条旗!アメリカらしくなってきた!
その後すぐ近くのコストコでまたホットドッグ、ピザ、そして今日はツイストチュロスも食ったが、美味いねこれは!!これにジュースも飲み放題で700円。チリより美味いもん食えてるよ、ほんと。
昨日今日のコストコは店内にフードコートがある通常型の店舗だったが、出口からしれっと入っても止められたことは今んとこない。このまま頼む。
いつか身を滅ぼしそうなメニュー。
コストコの風景。美味そうに食ってるわ。
そうこうしていたら15時半。あと150kmは走りたいと急ぎ足で海岸線沿いに来たが、ここの海岸が美しすぎて遊ばずにはいられず結局20時まで走る予定が早々にこのWheelerの川辺の駐車場の草陰で野営することにした。
この町の手前の砂浜で写真撮ったり意味もなく走り回ったりしたのだが、どうやらここは国立公園らしい。その砂浜の崖の上の木には、なんとハクトウワシが2羽とまっていた。カメラを持ってるおばちゃんが「あそこ見てみ」と指差して教えてくれたのだ。遠いためはっきりとは見えなかったが、確かに白い頭に黒い羽根をしていた。感動した。あのアメリカの象徴が。チリで初めてハゲワシを見た時に似た感動だった。鳥だからこそ人に与えるモノがあるんだろう。
あとで写真を拡大してみたら、確かにハクトウワシだった。
外海の砂浜でここまで遠浅のは珍しい。油断してるとあっという間に波が足元に来てずぶ濡れになった。
砂浜に蜘蛛?何やってんだろ。
その近くにはてんとう虫も。
何気ないその辺の鳥も全部初めて見るやつ。
高いところ怖いが頑張って撮った。
これは釣り人として気を付けなければと。
野営に良いなと思っても大概はこんな看板が立ってる。みんな考えること同じなんだろうな。
そして19時ごろこの静かな町に来て、川も美しく雰囲気も気に入ったため野営することにした。
今日記を書いている小さな公園のベンチから見る夕陽がとても美しい。走って冷えた体を温めてくれる。川面は穏やかに揺れ、時折魚がチャポンと跳ね、波紋を広げ水面に映った夕陽の色を変えている。
いい時間だ。バンクーバーを出てからやっと一息つけた気がする。こういう時間を作ってあげないと、町の名前も覚えずに終わってしまうからな。
さて、もうしばらく夕日を眺めたら、野営地に行って寝る支度をしよう。時間があったし昨日も今日も楽しかったから4ページも書いてしまった。新しい日記帳の行間が狭くてミスったかと思ったが、ようやく慣れてきたな。北米ではどれだけ書けるやら。
今日も良い一日だった。明日もご安全に!!
サーモンの燻製が売りのお店。どうせ高いからカナダでのお楽しみに。
セローには花も似合う。
鳥の巣用?
海外でもたまに鎧張りを見る。手間は掛かるが仕上げたらとてもカッコいいし気持ちがいいんだよな。
このベンチでゆっくり過ごすことにした。
御犬様のお墓。愛されていたんだろうな。
食事は生きるために欠かせない。だから面倒くてもたまにこうして記録する。
この日は野営前に少しリラックスできて良かった。
現れた御犬様と戯れる。早くも南米を懐かしむ。当然だが北米の町には野犬は生活してないようだ。
アメリカらしい無駄にデカい歯磨き粉。一番安いやつだが、大丈夫かよって色もしてる。
公園前の駅舎。小さな町だが、こういうところがとても丁寧で良い町だと感じた。
野営地。安心して眠られた。
5/31 走行距離 411km
金 ガソリン2000 ネックゲイター3000 グローブ3500 コストコ飯700 食糧200
6/1 走行距離 205km(んなわけないのだが、日記にはこう書かれている)
金 釣具食糧等7700 コストコ飯700