ただの男がバイクで世界一周を叶えるまでの記録。

高校生からの夢、バイクで世界一周を叶えるまでの記録をまとめたブログ。旅の理由、決断に至るまで、お金のこと、旅の準備、旅の様子など、考えうる全てを後に続くライダーのために残したいと思っています。

WTN-J第71回お話会に参加して再び心の炎を燃やすのであった

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お疲れ様です、ファササビです。

 

26日ぶりの更新です。

工場もやっと再稼働され、なんやかんや準備も進めてバタバタしていました。

また日々の記録を再開していきます。

 

久々の更新一発目は、記念すべきWTN-J(ワールドツーリングネットワークジャパン 通称ワッツー)お話会初参加の記録から。

 

 

WTN-J第71回「末期ガンに耐えて走ったボリビア、どうしても行きたかった理由」

話し手:宮下 高明さん

日時:6月27日(土)13:00入室。13:30お話会開始~15:00まで

旅の紹介:

富士山頂より高い街、手の届きそうな雲、赤茶色の大地。南米ボリビアは、国のほとんどが山々で構成される山岳国家で、その南部には“宝石の道”と称される絶景地が広がっています。

2019年を目前にした年の背、この場所を目指して海外ツーリングに挑み、力一杯楽しんだ一行がいました。大病を患いながらも、どうしても行ってみたかった“宝石の道”を目指す故・佐野道広さん。佐野さんの親友で、この旅でも佐野さんを支え続けた吉岡錫永さん。そして発表者で、駆け出しのフォトグラファーとして同行した私・宮下高明。

予想外のトラブルや極度の体調不良に見舞われながらも、絶景地や思いがけない出会いに支えられ、諦めずに一丸となって旅をします。果たして一行は、“宝石の道”まで辿り着けるのか?

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ワッツー史上初のオンラインお話会だった

コロナ禍により、こういう流れとなりました。

しかしお陰で、今まで参加できずに歯痒い思いをしていたワッツーのイベントにこうもあっさり参加することができました。

参加者は全員で30人だったかな。

パソコンでZOOM使うのは私も初めてでしたが、凄いものですね。

パソコンの一画面に歴代のレジェンドたちの顔がさも当然のように並んでいるため、めちゃくちゃ緊張しながら入室しました。

ワッツーとしても初の試みのため、試行錯誤しながらで、冒頭には謎の外国人が乱入して歌いだしたりと笑えるカオスもありましたが、しっかり準備されていたこともあり、無事に最後まで予定通りお話会を終えることができたようです。

 

 

宮下さんのお話のダイジェストメモ

・ボリビアでは鶏肉は何処でも食える

・同じ店が同じ場所に謎に密集している

・佐野さんと吉岡さんは今までの旅でも一度も喧嘩したことないらしい(お二人はこれまでも世界中共に旅している)

・使用車はYAMAHAセロー250(レンタル)×2台、サポートカー×1台

・外国で持ち込んできた日本食を食べるのが最高の遊び

・宿など、イレギュラーな金額の上乗せがよくある

・海外のガソスタでは断られることもしばしば(抜け道として、その辺の人捕まえてチップ渡して代わりに買ってきてもらえばいい)

・病気は自分で判断せず医者にしっかりかかろう(マラリアを高山病と自己判断して亡くなった旅人もいる)

・緊急事態に陥ったら視野が狭くなるため、一度立ち止まって冷静に考えよう

・ボリビアにはダカールラリーに選ばれた記念の像がある

・ウユニ塩湖はでっかい水たまり

・「ピンチになったときほどその人の凄さが出るのではないか」と、お二人の姿を見て宮下さんは思った

・鉱物資源に富むボリビアでは川の水が鉱物汚染されている可能性もあるため、魚料理は貴重

・写真を撮る人、撮られる人の心の距離が大事

 

 

最も印象に残ったこと

 

「行きたい時に行ったほうがいいですよ」

 

大腸がんが発覚し、余命1年と半年と宣告を受けた後、夏のワッツーのキャンプで皆さんにがんを公表された際に佐野さんが言われた言葉です。

お話会の中で、「言葉というのは何を言ったのかではなく、誰が言ったかが大事なのではないか」との旨を話し手の宮下さんが言われていました。

まさの言葉通り、佐野さんは体現されたのだと思います。

私自身、人生いつ死ぬかわからないものという理由で決意したのもありますので、この佐野さんの遺された言葉は自分の選択が間違っていないと自信を与えてくれました。

佐野さんは余命宣告された際に、残された時間を人のために尽くすか、自分のために尽くすかで迷われたとのことです。

旅の帰還から数か月後、佐野さんは亡くなられましたが、きっと自身の選択に誇りを持って逝かれたと勝手ながら思います。少なくとも私は佐野さんがご自身のために尽くすことができて良かったと思っています。

 

また、佐野さんと心意気を共にした宮下さん達3人は、最終目的地であったウトウルンク山車道に辿り着けなかった心残りがあるため、いつか3人でリベンジしようと計画しているとのことです。そのことが、なぜかとても嬉しく、熱く感じるものがありました。

 

 

最後に自己紹介をさせていただきました

坪井さんから「最後にこれから旅立つ人という形で、話ふるよ」と予め言われていましたが、もう年甲斐もなくめちゃくちゃ緊張してしまって上手く話せたかどうか…。

坪井さんからは、良かったよと言って貰えて凄く感無量でした。

改めて旅する理由、というか旅に出なければならない理由を話すと、「自分が望む限りどこまでも走り続けられるのではないか」という気付きを証明するためです

何処までも行けるのであれば、日本だけ走って満足して死ぬなんて絶対にありえないからです。

バイクで走りまくれる地球の、平和な時代の平和な国の普通の家庭に五体満足で生まれたのに、できることをしないのはおかしいと思っているからです。

自身を納得させないと次のやりたいことに移れないし、なにより満足して死ねないからです。

 

自分の思いを言語化して他人に伝えるのは本当に難しいですね…。

 

 

 

まとめ

あっと言う間の90分でしたが、実に充実した時間でした。

レジェンドたちにこんな形で自己紹介ができるとは、気付けばほんとあっと言う間で…。

ワッツーの存在を知った5年前の24歳の自分に話したら驚くでしょうね。

佐野さん達からも熱いものを頂きました。

準備期間も残り2年。いやはやまだまだ長いもんですね・・・。

 

「自分が今何のために生きているのか」

 

長い準備期間ですが、これを見失わないように、今回のように薪をくべて心の炎を燃やし続けていきたいですね。

 

良い時間を頂きました。ありがとうございました。

 

 

 

 

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