ただの男がバイクで世界一周を叶えるまでの記録。

高校生からの夢、バイクで世界一周を叶えるまでの記録をまとめたブログ。旅の理由、決断に至るまで、お金のこと、旅の準備、旅の様子など、考えうる全てを後に続くライダーのために残したいと思っています。

【Day16 Santiago】諦めんな

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12月6日(火)晴れ

16:18 自室 

今日もダメだった。クリスチャンに教えられた場所でも昨日朝イチ向かった場所を紹介され、文字通り振り出しに戻った。

それでもと再び向かい今回は2時間ほど粘るも、ダメ。予約が必要な場所での手続きが必要であり、その予約のためにはチリ人IDが必要と。チリ人IDは外務署で取れると、いや日本人は国際結婚でもしてチリ国籍取らんと無理やろ。

クソッタレ。もうお手上げだ。何をすればいいのかわからない。

一部始終をクリスチャンにWhatsAppで報告し、とぼとぼと歩いて帰った。

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今日はグローバルのナカジさんにそっくりの髭の兄ちゃんが場所教えてくれたりした。

 

 

宿でアレックスにも報告した。そしたら、彼のバイク購入が済み次第一緒に手続きに行こうと言ってくれた。ミゲルも、一緒にバイク屋に行って話を聞いてみようと言ってくれた。後でみんなで俺の問題について話し合おうと言ってくれた。

語彙力のない俺はThank youとしか言えなかったが、彼らは、良いよいいよ、気にするなと言ってくれた。ちょっと泣きそうだった。

凹んでいられない。自分にできることは自分でやらねば。頭冷やしてまた作戦を立てよう。

 

 

19:45 テラス

晩飯を作ってたら若田さんから電話が来た。俺が泣き言を朝っぱらから送ったからだ。

改めて若田さんの当時の話を聞かせてもらったら、俺が思っていた以上に苦労されたらしく、言葉を話せる人間と一緒でないととても無理だったらしい。

つまづいているのはまだ昨日今日の話だろ?と言われ、それなら全然そんなもんだと励まされた。とにかく人に頼れとも言われた。絶対に助けてくれるからって。

うう、俺は弱い。若田さんと話して随分気が楽になった。

素直に頼れないのは悪い癖だ。20代の頃から何も変わっていない。お父が倒れた時も、もっと人に頼れと皆さんに言われたってのに。くよくよしてられん。

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キャベツとウィンナー炒め。カレー粉ぶっ掛けたら美味い!キャベツの芯は薄切りにしてじっくり火を通せば美味しく食える。

 

 

そうだ、俺にとっては今日はただ敗走しただけの日ではない。

ケイスケんちの双子が無事に産まれためでたい日だ。

日本時間12月6日15時ごろにラインが来てた。

俺も友人の声を聞いて孤独を紛らせたかったから11時ごろ電話して話した。やっと一息つけて安心したような声をしていた。ちょうど安在家に居たらしい。

良かったな、ほんと。仕事しながら気が気じゃなかったろう。

名前決まったら連絡くれるってさ。

かーみんも何事もなく健康らしい。良かったよかった。

馬鹿やって遊んでた俺たちが、方や出産までハラハラ、方や日本の裏側でバイクを手に入れるのに悪戦苦闘。俺たちの人生のなんと面白いことよな。

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1日の終わりはこのオフィスに来て頭を冷やす。