ただの男がバイクで世界一周を叶えるまでの記録。

高校生からの夢、バイクで世界一周を叶えるまでの記録をまとめたブログ。旅の理由、決断に至るまで、お金のこと、旅の準備、旅の様子など、考えうる全てを後に続くライダーのために残したいと思っています。

【最後の挨拶ツー】Day1:長崎〜大分

 

2022.10.26 星空 体感10℃

19:11 大分県のとある砂浜にて。

 

今朝は5時起きしてBLEACH観て出るつもりが寝坊。どたばたして準備してやっと出たのは7時過ぎ。案の定8時のフェリーを逃す。まあいっか。

フェリーターミナルではBMWの四人のおっちゃんたちと談笑した。海外行くよと話したら、日田の中野モータースさんがユーラシア大陸を横断してたよと話を聞かせてもらった。

案外その辺にいるものなんだろうな。

船内は修学旅行だろうか、小学生キッズ達で大賑わい。写真を撮ろうにも、もう通報されかねない年齢なので諦めた。子供を撮るのは面白いのだ。あいつらめちゃくちゃポーズ取ってくれるからな笑。

 

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甲板がこんなフィーバーしてるのは初めて。

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出航時にはみんな大騒ぎだった。

 

 

8時40分頃下船し、真っ直ぐ佐賀関港を目指す。

この辺りの地図は見ずともほぼ頭の中に入っている。何度後続の仲間を間違った道に連れて行ってUターンしたことか。

とくに走りを楽しむつもりもなかったが、この時期の菊池阿蘇スカイラインはススキが見頃であり、真っ青な空の下そよ風に揺れる白いススキが実に美しかった。

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これは2018年10月のセロー。

お気に入りのため、これ以上の写真を撮る自信がない。

今は弟と元気に走っている。

 

 

途中展望の良い場所があったため、休憩ついでに写真撮影。新調したiPhone13miniの広角レンズが本当に良くできていて驚く。GoProの出番がいよいよ無くなりそうで困る。

撮影が終わったら友人のかつひろに折り返しの電話をした。何のようだと尋ねたら、私が秋田から帰ったことを知らなかったらしい。てっきり奥さんから聞いてるものかと思ってた。SNSに慣れると、「どこかで見てるだろう」と勝手に思ってしまうようだ。やはり大切なら連絡しないとね。

しかしかつひろにも話したが、俺はこんな走ってる余裕があるのだろうか?いや、ねーよ。

11月8日には長崎に帰らねば…。まあ、スマホで手続きのほとんどが完結するから何とかなるか。

 

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iPhoneの広角楽しいなー。EM-5用のが欲しくなる。バイクとの相性が最高だね、こりゃ。
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こっちはEM-5で。50mmくらいだったかな?セローは若干逆ハン切った姿がカッコよかったりする。山似合うなーお前!

 

 

昼飯休憩で寄った『青空食堂』という直売所併設の食堂のチキン南蛮が本場宮崎に勝る勢いで美味かった。

カウンター席から見える由布岳が美しかったため、スケッチも楽しんだ。

 

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眺めのいい食堂だった。おばちゃんたちのゆるい雰囲気もいい。地元のテレビ局が何か撮影してたな。
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食い物、とりわけ料理の写真は本当に難しい…。たぶん、構図云々よりまずは光だと思う。個人的には自然光のが美味そうに見えるが…。

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一瞬寄ったレストランもしてる牧場。なんだか西部劇に出てきそうな感じだ。RDRで見たよね。
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お犬様がバケツにハマって遊んでいた。

 

 

 

そこからはひたすら走った。

16時半頃やっとマックで小休憩。どうしてもテリヤキバーガーをおかずにポテトを食いたかったのだ。ポテトは米のようなもんだ。

私がマックに友達と行き始めた小学生時代より高くなったとは言え、610円で食えるのはありがたい。本場アメリカ様のハンバーガーが我が愛する佐世保バーガーKayaバーガーより美味いか楽しみなのだが、現在円安とインフレでハンバーガーさえも高級料理だとか。たまんねえよな。

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金出して一息つく場所は大体イスとテーブルがあるからすかさず記録する。時間、気温、場所、お金のこととかね。本番ではイスもテーブルも携行しないからこんな時に書かないと後で大変なのだ。

今回実験的にB5のノートを日記帳兼スケッチブック兼メモ帳として使っているが、実にいい!これくらいの大きさだとスケッチしたくなるんだよな。

 

 

 

再び走り始める。

港はもう目の前だ。

乗船は明日のため、適当な場所を探して野宿とする。

いつも通り日が暮れるのを待って、完全に夜が訪れてから荷下ろしし、テントを張る。

ボルトならもっと早くから野宿地を確保するとこだが、今回は久々にセローとの旅だ。正直国内では極地以外怖いものなしなのでだいぶ悠長に構えるようになった。

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「あ〜暗くなる〜」なんて言いながらカメラを構える。仕方ない。美しいのだから。

 

 

そして今。

当たり前だが、この暗さでは紙の日記は書けない。完全に人のいない山の中ならヘッドライトで照らして書くが、今日は民家が割と近いためスマホより強い明かりは灯せない。

こういう時、文明の利器ってのは素直にありがたい。記録を残せないのは私にはとても辛い。

 

さて、明日の乗船は7時。

予約便のため遅れるわけにはいかない。

暗くてやることもないし寝よう。

優しく砕ける波の音が、妙に心強い。

 

 

 

 

走行距離:230km

支出:有明フェリー1170円、クレチェーンルブ940円、青空食堂チキン南蛮950円、マック610円、ガソリン1000円?、ファミマ夜食450円

明日のミッション:iPhone13miniのカバー手に入れる。

昼までに若田さんのいる愛媛に辿り着く。

若田さんからありったけの南米の情報をしいれる。