お疲れさまです、ゆうしろうです。
ハートキャッチプリキュアを見終えたので、次はお嬢推しのスマイルプリキュアを観ています。キュアサニーの尻に敷かれたい。
さて本題。
鍛造ペグ、始めました。
軽量化にこだわっている男が、なぜアルミペグより何十倍も重い鍛造ペグを始めたのか。
語っていきます。
きっかけはペグダウンできず死にかけたこと
①今年のゴールデンウィーク時の『日本半周ゆるキャン△聖地ツー』での、高ボッチ高原でのキャンプ。地面が砂利でクソ硬くて何とかフライのロープ4本だけ固定。夜はそれなりの雨と強風に襲われたが、何とか過ごせた。無理矢理ペグダウンしていなかったらヤバかった。
②10月のカブツーでの、砂浜盛り土上での野宿。「予報では晴れやし無風やしよかろー」といつも通りペグダウンをサボったら、夜は暴風雨に襲われ人生で最も死にかけた経験となった。あと一時間もあの暴風雨が続いていたら、シュラフもマットも全て濡れ、全身雨に打たれ低体温症となり、最悪死んでいた。これが民家もない風除けもない荒野なら、確実に死んでいた。
以上の経験から、ペグダウンの重要性を身を持って経験し、「絶対にペグダウンできる状態であらねばならない」と固く誓ったのであった。
旅の先輩の「ペグは消耗品」の一言
この一言も私の判断に大きな影響を与えた。
消耗品だとは思ったことがなかったのである。
しかし、確かにモンベルの上等なアルミペグを一本折ったばかりであり、たった一本居なくなるだけで設営が非常に手間になった。
それでも、「その度に補給すればよかろ!」と思っていたのだが、その先輩によると「こんな上等なペグがどこででも手に入ると思わん方がいい」と諭され、更にペグに対する考えを変えさせられた。
命>軽量化
一本79gである。ムーンライト2型のペグダウンは12箇所。
つまり、全てを鍛造ペグで賄うのであれば、総重量は948g。約1kgである。目標積載総重量25kgの、1/25である。
重い。物凄く重い。だが、背に腹は代えられん。
ということで、長い長い時間とエネルギーをかけて判断したのである。
村の鍛冶屋『エリッゼステーク』を選択
エリッゼステーク実力やいかに!ソリッドステーク比較から見えたもの | CAMP HACK[キャンプハック]
スノーピーク激おこ!村の鍛冶屋に届いた警告書から考えるアイデアの盗用問題 | SIDE B CAMP.NET
村の鍛冶屋のエリッゼステーク。
スノーピークのソリッドステーク。
国内鍛造ペグで優秀なのはこの二種らしい。スノーピークが村の鍛冶屋にイチャモンつけて法廷でまで争ったのは有名な話である。
私は村の鍛冶屋のエリステを選んだ。
理由①楕円形であること
ソリステは円形らしいが、エリステは楕円形らしい。よって地面への食い付きがいいと判断した。
理由②派手な色を選べた
エリステは戦隊モノ宜しく何色ものカラバリがある。派手なペグは紛失を防止する。私は砂浜でシルバーのペグを見失ったことがあるので、派手派手な赤色を選択できるエリステを選んだ。
だが、もちろん地面と接触する部分や、ペグハンマーを打ちつける部分の塗装は徐々に剥げてくる。必要に応じて塗装すればよい。
引き抜きやすさの向上と、少しでも目立たせるためにパラコードも結んである。
理由③俺ん名はファササビ!アンチスノーピークやってんだ!!
村の鍛冶屋を応援した。
つっても、村の鍛冶屋も品性に欠けるところがあるらしい。黙っていい製品作り続けていれば自ずと客は付くはずなんですけどね。
チタンvs鉄
素材にこだわる方なら無視できない議論である。
私も数人とこれについては議論してきたが、曲がった際も何度でも修正できる点から鍛造ペグに軍配が上がった。
確かに軽くて頑丈で耐久性もある素晴らしい金属である。なんかDr.STONEでも千空がスゲエとか言ってた気が。
だがそれでも、紛失しなければ確実に運用し続けられる鉄を選んだ。
課題はペグケース
重さはただ受け入れるだけ。その分他で軽量化に努めればいい。
課題はペグケースである。
その重さと形状ゆえに、貧弱な生地のケースに包んでは必ず生地を痛めて貫通する。それが結果的に、他の装備を傷付けることになる。
また、鉄製のためある程度固定しないとガチャガチャ動いて、騒音も気になるかもしれない。
理想のペグケース
①頑丈な生地であること
帆布や本革が適切だと思われる。既製品を調べると、やはり帆布が多い様子。実際大工道具のノミも帆布に包んでいたため、生地としては信頼できる。
②ロール式であること
積載スペースに限度があるバイク旅のため、箱型のものは論外。あとはロール式とエプロン式の物があるが、後者はバイクの振動で中でペグが暴れてしまう気がする。
よって、包んでガッチリと締めて固定できるロール式を採用したい。
また、この形状だと、野営時にペグダウンして中身が無くなったあとは、地面に座る際の頑丈なシートとして使うこともでき、汎用性の高さも期待できる。
とりあえずこいつを試してみる
HOBIという日本のメーカーのマルチシート。
サイズがSとMがあり非常に迷ったが、スケールで測って適当な布でサイズ感を確かめたところ、携行性と実用性を見てもSサイズでジャストだと判断した。
ペグケースではなくあくまでシートであるが、包むのには問題ないと判断した。
防水性もあるため、多少濡れた地面でも尻を載せることはできるだろう。
まとめ
ペグでここまで頭を抱えるとは思ってませんでした。ペグダウン、なめちゃいけないですよ。死にますよ。
あとはマルチシートの利用が上手くいけば万事OKである。