ただの男がバイクで世界一周を叶えるまでの記録。

高校生からの夢、バイクで世界一周を叶えるまでの記録をまとめたブログ。旅の理由、決断に至るまで、お金のこと、旅の準備、旅の様子など、考えうる全てを後に続くライダーのために残したいと思っています。

『一筆書き世界一周』に拘る理由

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バイク乗りが制覇したい『一周』て色々ありますよね。

『長崎一周』『九州一周』『西日本一周』『日本一周』『大陸一周』『世界一周』など挙げてったら目標がでかくなってきて本当面白い。

このシンプルさがバイク旅の面白さですよね。

そのうち『銀河系一周』とかできないもんですかね?(笑)

 

 

学生時代は九州の長崎という土地柄、ロングツーリングの場合だと大体は出かけると何県か跨いで帰ってくることが多かったので、気が付いたら九州一周していました。

つまり一筆書きではなく、何回かのツーリングを繰り返して九州を回ったことになります。

 

当然ですが、こんな風に分割で『一周』を遂げることはできます。

 

 

 

社会人となると、まあ学生時代に比べ当然休みは激減し、長期の休みは難しくなりますが、やりようによっては1~2週間の休みを取得し、旅先でバイクをレンタルするも良し、購入し売却して帰ってくるも良し。

この分割ツーリングを繰り返すことで、世界中を走ることだってできると思います。

現に先輩方にもたくさんいらっしゃいます。

帰ってきてからも当然また仕事に戻るわけですから、生活の心配もありません。

現代で最も理に適った方法かと思います。

 

 

 

しかし私は、『一筆書き世界一周』に拘ります。

 

 

 

まずは、当然長期の計画になるため、会社に属している人間であれば退職という選択肢を取られる方がほとんどかと思います。

例外として、一年休職を貰えた方もいるとか・・・。

退職して数か月数年の月日を旅に費やした後、通常であれば社会復帰のために求職することになるかと思います。

求職、となると当然絡んでくるのが自身のキャリア、年齢などなど、今更上げる必要もないですよね・・・。この辺は嫌というほど経験してきました。

帰ってきてからの自信の年齢、旅の期間によっては大きく空白のできる履歴書、築いたキャリアが傷つくのではないか、浮世離れした常軌を逸した選択ではないか・・・などなど、いくらでも私は心配事が出てきました。

そのため、以前勤めていた会社は分割が可能でもあったため一筆書きは非現実的と諦め、何度も尻込みしてきました。

帰ってからの自分が怖かったのです。

 

『社会復帰』。

これが『一筆書き世界一周』最大の障害ではないかと思います。

 

それでも現時点では、『一筆書き世界一周』以外ありえないと心に決めています。

なぜなら、旅人になりたいからです。

帰ってきてから生活の何の保証もない裸の状態、まっさらになって出て行かないと私が理想とする非現実的なバイク旅を実現できないと思うからです。

 

2015年の夏、日本一周の軍資金を稼ぐために富士山ホテルで一か月働かせてもらい、下山する最後の日にご来光登山に出かけました。

短期バイトも終わり後は日本一周して帰るだけ。

帰ってからの仕事も無し。

そんなことを思いながら、真夜中を一人頂に向かって登っていました。

すごくはっきりと覚えているのですが、その時は不思議と旅が終わってからの不安とかが全くと言っていいほどありませんでした。

不思議な高揚感で、人生で最高の気分でした。

それはバイクで日本中を走り回っているときも同じでした。

旅の終わりまで残り一日となった広島県竹原市の大久野島キャンプ場での夜も同じく、逆に「やってやったぞ!」という感覚しかありませんでした。やりたいこと挑戦したいことがたくさん見つかって寧ろエネルギッシュだったかもしれない・・・。

 

 

数年経って再び世捨て人になることにおびえた際、上に書いたことを一つづつ思い出しました。

 

 

「世界一周でもお前は同じことが言えるのか」

という自分への問いに全力で応えるために、日本一周の時と同じように裸で走り出します。

そして同じように道に景色に人に感動して見せます。

全力で旅人になります。

旅人になりきったときに、走りたい道を走った時、見たい景色を見た時、会いたい人に会えた時、どう感じるのか。

気になって仕方がありません(笑)。

 

 

なんやかんや恥ずかしげもなく長々と語ってしまいましたが、一言で言うと

『俺は旅人になりたい』

これでしょうね。

単純な奴だと思いますよ(笑)。

 

 

 

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